それからじぃじと野菜作りなどして過ごして来た。
特別出掛ける訳でもないが2人で過ごし時間が好きだった。
じぃじといるだけで幸せだった、こんな幸せがいつ迄続くか怖いと思う時もあった。
そんな中じぃじの病気が発覚した、だがしばらくはおだやかな日々が続いた。
同じ病気だった従兄弟の最期はとても苦しんだのを見たので、じぃじもこんな苦しみをするのかと悲しかった。
でも実際のじぃじは苦しかったかもしれないが、見た目は穏やかな最期で良かったと思った。
あれから3年、何かに気が紛れているときは良いが何もする事のない時の虚しさ。
時間が有れば何かをしなければ落ち着かない、ずっと仕事をしてきた習性かのんびり出来無い。
幸せってなんだろう?
自分の事は自分で出来る、ささいな事だが幸せと思わなければいけないのだろうな。