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邪馬台国-7

2023年05月01日 | Gengo


Gengoです🥁


では、今まで定説とされていた某大学系教授や学者達の語訳と、正しいと思われる新しい漢字語訳を併記して倭人伝を読んでみましょう😁


>帯方郡から狗邪韓国 水行七千余里
旧)帯方郡から狗邪韓国までは船でおよそ3000㎞(7000里)
新)帯方郡から狗邪韓国までは沿岸部や川沿いを歩いておよそ530㎞(7000短里) 
帯方郡(たいほうぐん)=ソウル近郊から半島の南にある狗邪韓国=くやかんこく という現在の韓国釜山・金海近郊までの距離を表示しています。長里、短里の距離違いはNo-6で説明のとおりですが、ここで問題なのは「水行」という表現。
現代言語では文字通り水を行く、すなわち船などを用いて移動するイメージ。ところがここでも古代漢文を一文字一文字研究された方の新説によれば、「沿岸部を歩いて行く、あるいは川岸の土手を歩いて行く。」という事が近年、古代中国の様々な文献から導き出されました。よって「水行」は水では無く、水が在る付近の陸路を歩く表現だったのです。私も驚いた一文でした!(笑)
反対に船などを用いて移動する場合は、下にあるように「海渡」と区別して表記されているんですね~…フムフム(^_-)

>狗邪韓国から對海国 一海渡千余里(原文:始度一海、千餘里至對海國。)
旧)狗邪韓国から初めて海をわたり、およそ430㎞(1000里)で對海国に至る。
新)ここで狗邪韓国から初めて海を渡る。對海国までは船で航海することおよそ76㎞(1000短里)。
狗邪韓国(くやかんこく)から對海国(つかいこく・つやこく)、すなわち対馬まで海上を移動します。 次の二文は上と同じ距離間隔で表現されています。

>對海国から一大国 一海渡千余里(原文:又南渡一海千餘里、名曰瀚海、至一大国。)
一大国(いきこく)、すなわち壱岐。
新)又、南の方角へ船で航海することおよそ76㎞(1000短里)“瀚海”と呼称されるその海を渡って一大国へ。

>一大国から末盧国 一海渡千余里(原文:又渡一海、千餘里至末盧國。)
末盧国(まつらこく)、これは現在の北九州の松浦半島の一部だと解釈されています。
新)又、船で航海することおよそ76㎞(1000短里)で末蘆国に到着する。 

さて!ここでいよいよ現在の日本、九州の一部へ到着した模様です(^^)v ここまで距離の換算間違いや、多少の語訳間違いはあったようですが、過去の定説も新しい語訳説も概ね末蘆国までは同じ結論に至っているのでほぼ間違いないでしょう。
厄介なのはこの後の行程記述の解釈なのです…(笑)
つづく














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