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「月魚」三浦しをん
三浦しをんさんの本を読むのは「まほろ駅前多田便利軒」に続いて2冊目。
まほろがほんまにすっごいよくて、映画も大好きだし。
そして今年の本屋大賞にもなったから何かもう1冊読んでみようと思って買ったもの。
(本屋大賞のやつはまだハードカバーしかなかったからやめた。)
まほろと同じくメインは男性2人。
古書を扱う仕事をする幼馴染同士の2人。
子供のころにした何気ない行動がたまたま相手の家族をばらばらにしてしまう
きっかけになってしまい、それをひきずりながらも頼りあって生きている2人。
メインのお話が「水底の魚」。その後に、この2人の高校時代の短い物語が入っています。
古書といえば最近はまってる東京バンドワゴンシリーズも古書店が舞台だし、
続いてるなーと思う。けど、あの楽しくてゆるくてあったかい感じとこれは全然違う。
なんか、、なんとも言えんです。
おもしろくなかったわけじゃないけど。古書の世界があまりにもわかりにくい。
古書の価値とか扱い方とかそういうところからとっつきにくいから全然この世界に
入り込めないまま終わってしまったのです。
まほろみたいな軽い感じじゃないんですよね。
ただ、男の友情を扱っているのは同じで。女同士の友情もややこしいけど、
男の友情って難しいし理解しにくいなぁと。。
うーん。これ、何回か読んだらある時突然何かがわかって感動しそうな気もするんだけど。
とりあえずは挫折しそうになりながらなんとか読み切ったかんじ。
誰かこれ読んだ人いるかなぁ。感想聞きたいわ。
泣き虫な瞳が、堰をきってあふれて来ます。
あたたかで、やわらかな涙
心癒され、今夜は、優しい夢を見れそうです。
mootanさん
静かに深まる感動をありがとうございます
三浦しをんさんなら、映画にもなった「風が強く吹いている」がダントツでおすすめです。文庫にもなっていますし…
それから「仏果を得ず」これは登場人物は文楽の世界に生きる方々ですが、「月魚」より話が長いぶん文楽の内容やしきたりについても描写があるので(文楽について知ってほしい!と思って書かれた作品、初心者の方にもわかりやすく、を心がけられてる感じがします)取っつきやすいと思います。
「月魚」は、古書店のあれこれは単なるスパイスなのかな…と個人的には思っています。三浦さんご自身が古書店で働かれていた時期の作品なので、その影響もあるかもしれませんが。
古書店についての色々はサラッと「こういうものなんだな」ぐらいに思って、主人公2人のサラッとしているのかドロッとしているのか、何とも言えない関係、そのサラッ、ドロッ、の世界に浸るのがいいのかもしれません…(^^;)
コブクロで検索していただいたので最近コブクロネタはなく、でも本の話にコメントしていただいて嬉しいです。
それは確かにね、古書店であるとかその物語の背景や舞台は単なるスパイスなのだということはわかってるんですが。
それを全部理解して読みたいというわけではなく、それを感じとることができなかったんですよね。
よくわからない世界でもすっと入っていける場合もあるし。
ようするに、私個人的に合わなかったのかなと。でも何かひっかかりかけたから読み返したらまた違うのかなと期待もしています。
「風が強く吹いてる」は映画原作だということも知ってたんですけど、直感的に私の好きな感じじゃないなと思ってしまったのです。
ダントツおすすめと聞いたらちょっと読んでみたくなりました。
ありがとうございます♪