幻想郷野球雑技団

東方projectの二次創作物です。幻想郷で野球の監督に就任して指揮を奮う話。キャラの崩壊にご注意下さい

第92章「我チームの中継ぎ起用方法」

2016-04-29 22:36:00 | 東方野球
今日は中継ぎについてのインタビューを答える偏

Q.強いチームの絶対条件とは
A.僅差に強い中継ぎを常に出せる事こと

Q.勝ちゲームじゃないのか?
A.2~3点差リードならともかく4点差以上のリードなら
必ずしも一番の中継ぎ投手を使う必要がないですね。

Q.負け試合に投手をつぎ込むのは勿体無いのではないか?
A.負け試合とは何か?ひっくり返す試合が多い方が勝率が良いですよ。
弱いチームほど、簡単にひっくり返せる試合を自ら捨てて行く。

Q.捨て試合はない?
A.まず7回しか負けてないし、3点差以上で負けたのは1回だけですね
ちなみにその試合はストッパーの神綺とストッパー候補のこころを投げさせた。
この試合でこころが2軍で再調整させる結果になった

Q.それは捨て試合がないのは攻撃陣が強いからでは?
A.そもそも戦略というのはシーズン前から構想するもので
勝率をあげるには、1点でも多くとり、1点でも多く減らす。
失点を減らすのに守備は関係あっても打撃陣あまり関係ないよね?

Q.負け試合にはどういう投手を使うのか?
A.だからひっくり返す気があるならセットアッパー使えば良いよ

Q.無駄な酷使は怪我人が続出するでしょう?それで勝ち試合に投手が使えなくなって勝てる試合を落としたらどうする?
A.無駄な酷使とは何か?そもそも野球の悪いセオリーとして敗戦処理とセットアッパーがある。

Q.セットアッパーが悪いセオリー?
A.勝利の方程式なんて無駄。そもそも一部の投手に勝ち試合を頼りにし過ぎているから
一部の選手の酷使が繋がり、勝ち始めると更に一部のスター選手に頼り過ぎるからすぐに壊れる。
敗戦処理と勝ち継投を分けるチームのがよっぽど投手を酷使していると思います。

とっくに時代遅れのセオリーですね。

うちにはストッパーあるいは中継ぎという言葉しかないので
そういう意味では7人も8人もセットアッパーがいるので負け試合でもセットアッパー。勝ち試合でもセットアッパー
同点でもセットアッパーです。

Q.どの選手も勝ち試合にも出せる?
A.勿論です。勝ち試合で投げさせれない投手を1軍に置く意味なんてないですよ?
敗戦処理の意味って、どうせ負けるなら投手を温存しようなどという作戦だと思いますが、負け方なんて
正直1点差でも10点差でも同じ1負なのだから、誰が投げたっていいでしょ?それをわざわざ決める必要ないよね
勝ち試合に投げる予定だったセットアッパーそのまま使えばいいし、セットアッパー候補をどんどん使って
仮に負け試合をしっかり抑えれば、その選手が中継ぎの柱として目途が立ち、勝ち試合の幅も広がります。

Q.負け試合はセットアッパーを育てる場でもあると
A.勿論です。1点でも失点を減らす為に投手は常に使っているので現状の点差なんて殆ど関係ないです。
10点差で負けてても、2点~3点取られても良いという訳ではない。
逆に勝ち試合であれば10点差リードであれば9点までなら取られていいです。
勝ち試合に優しく、負け試合に厳しくあれ。

Q.それで勝てた試合を落とす方が問題では?
A.拾える試合を拾わない方が問題ですけど?あと流石ストッパーにも優先順位や状況別に使う選手など幅広いので
僅差になれば本当の意味でのセットアッパーやクローザーを使えば良い。
勝ち試合こそ本当の切り札をギリギリまで温存し、負け試合こそ切り札をポンポン使うべきなんですよね。
クローザーだけは扱いが別だが

Q.クローザーだけは別?
A.ここはセーブ機会あるいは同点の機会で構いませんよ。

Q.結局中継ぎ運用で大事なのは
まず色んな選手を上手く使う場面できっちり使う事。温存するチームは大体出す場面が間違っている
まず、使わなければ中継ぎがどういう物かわからないし
決まった継投しかしないから狙い打たれる。同じ投手を使い続ける必要のあるレベルの選手なんてそうそう居ない。
流石にそのレベルの選手になったら負傷は痛手になると思うけど

1軍でいる選手は「必ず1点差リードの場面で出せる投手であること」
これが最低条件。

ただし、「相手打線を全員抑えれる投手である必要はない」
条件付き、例えば走者がいない。逆に走者がいる。左打者限定、右打者限定。あるいは下位打線にならとか
条件付きであっても1点差リードのホールドが付く緊迫したゲームで登板できる投手。

の枚数を揃える事が大事になる。

最近のチームは「点数状況」しか考えてない場合が多い。それよりも大事なのは
この投手はどの打者なら抑えられるか?になる。
しかし例外はある。

Q.例外とは
A.当然、中継ぎには相手の一番の強打者を抑えなきゃならない場面がある。それを抑えれる投手
つまりどんな場面で抑えれる投手は可能な限り大事な場面に使えるように残しておきたい。
このレベルの選手はそうそういる物ではないんですけど


Q.怪我を防止するには?
A.中継ぎの一部の投手に負担をかけ過ぎない事。程度に登板間隔を作り、枚数をかけて
相手打線を丁寧に打ち取って行く。

Q.勝ち試合の場合には?
A.2点以上のリードの場合。
1点でもリードしてればよいので、特に優れたストッパーを温存しながら
ガンガン色んなストッパーを起用していく。勝っているので負担面を気にしながら上手くローテーションを作っていく
勝ち継投を同じ投手に拘り続けるチームは例に漏れず弱いか、短い期間で成功するも
その主力選手が大怪我する。

Q.1点差リードや同点の場合
1点もやれないので、優れた投手から起用していく。この場合はローテーションを無視する場合が多いが
このケースは限定されているので、あまりの酷使へとはなりにくい。

Q.負け試合の場合
1点でも与えると勝てる可能性が減っていくので出来る限り失点しないよう
負担面を気にしながら、その中でも抑えれる投手を選択し、試合に勝つ。
例えその試合は勝てなくても10試合で3試合ひっくり返せば10負が3勝7負となり借金が6つ減るので
しっかりとこれ以上点数をやらないようにストッパーあるいはストッパー候補を投げさせる。

勝ち試合を落とすのは印象に残りやすいが、
僅差負けを負けにしない工夫が大事。

Q.どうしても温存したい場合
2軍枠を活用して、先発や新ストッパー候補を使って行く。
あるいはそもそも敗戦処理が必要な状況とは先発が大炎上した場合が多いので
先発に最後まで投げさせて中継ぎ休ませるか、もうメジャーのように野手を投げさせるのも合理的ではないか?

Q.投手の使い方まとめ
とにかく、まず投手は消耗品であること
そして状況が影響するのは1点差リードや同点時(あるいは本塁打で逆転の場面)くらいで
あとは消耗面で投手を上手く選択して行くこと。
とにかく全体の失点を減らせば結果として勝率に結び付く。という基本指針が大事である。

安易に勝ってるから○○、負けてるから○○みたいな投手起用は負担増になる。
相手を抑えれる適切な投手起用こそ負担を減らし長く勝ち続ける最大の方法である。



第91章「上位打線とポジションの話」

2016-04-23 17:56:13 | 東方野球
※今日は試合の話はありません。

4番DHフランドール・スカーレット

現在打率.325 52本 127打点 出塁率.344 長打率.772 OPS1.117 XR9.61

監督である紫安はこれが天地人の最強伝説の一つの要因であると語る。

輝夜「どの数字みても文句ない数字ね」
神奈子「あと32試合、これは55本どころか60本超えるんじゃないか?」
紫安「流石にバリーボンズは厳しくなって来たね(笑)」

輝夜「73本は厳しいでしょ(汗」
神奈子「でも本塁打率(1打数の本塁打率は)はバリーボンズに迫るって」
紫安「8月の猛暑と不調があったのか、今は7.35打数に1本だからマグワイアペースかな。もう1回調子あがらないと70本超えは厳しいかな」

輝夜「それでも充分におかしいわよ」
神奈子「でも1番に置いたりはしないんだろう?」
紫安「そうだね、本塁打数だけ狙いたいならそうなるけど、神子も盗塁記録あるし。何よりうちは出塁率高い人しか使わないし上位には絶対に置かない」

輝夜「でもフランは例外だよね?出塁率だけみたら布都もか(布都の出塁率は.359)」
神奈子「出塁率4割ないと納得しないんかい!」
紫安「出塁率だけだと残塁野球になるからね。うちの1試合あたりの平均残塁数は7.24個、明らかにランナーを返せてない」

輝夜「意外ね、もっとランナー返してるイメージあったけど」
神奈子「得点圏もあれだけ強いイメージあったのに」
紫安「確かに返してる。しかしそれ以上にうちのチームは走者に出ているということ、だから本来返せる筈の走者を返す工夫をしないといけない」

輝夜「それがフランだった訳ね」
神奈子「確かにチャンスでの勝負強さは、最強と言ってたくらいだから」
紫安「この前の試合もサヨナラ本塁打を打ったりと、得点圏という意味以外でも勝負強い」

輝夜「でも敬遠は4つ。明らかに少ないわね」
神奈子「5番の布都もトリプルスリーをほぼ確定させてるし厄介だからかな」
紫安「布都に騒がれてるのも都合が良い。本来フランはまともに勝負する方がおかしいからね」

輝夜「フランの長打率は.772これは王さんや落合さんを超えて、バレンティンやバースに次ぐ記録よ」
神奈子「まだ30試合残ってるけど調子次第では超えれそう。楽しみだね」
紫安「中軸で最も大事なことは長打率やOPSが大事になってくる。」

輝夜「神子と咲夜が塁に出て、依姫とフランが返してる図式が見事に出来上がってるね」
神奈子「打点も112試合で127打点。打点記録も楽しみだね」
紫安「打点の裏には得点が、神子と咲夜は1試合に1点。2人あわせて2点ペースでホームを踏んでいる」

輝夜「1番と2番で2点取れるって凄いね」
神奈子「それだけ塁に出てる回数が多いって事か」
紫安「しかも守備位置が最高に良い」

輝夜「ショートとライトだよね」
神奈子「右翼主は強打者なイメージがあるけど。遊撃手は守備の人が多いよね」
紫安「このポジション別って特に大事なの」

輝夜「ショートに強打者って幻月やはたてくらいじゃないかな?」
神奈子「その2人は遊撃手としてはやや守備難かな?それに比べ守備能力も最強といって良い2人だからなぁ」
紫安「特に咲夜は唯一無二の最強のプレイヤーの1人。打撃でも夢美やレミリアに遜色ないですよ」

輝夜「そこまで評価が高いのは意外ね、確かに出塁率で言えば断トツの.470超えだけど」
神奈子「ボール球はかなり見逃せてるし四死球も既に100個選んでるね」
紫安「ポジション別に求められる打率やOPSは変わって来る。そこを紐解けば理屈はわかると思うよ」

輝夜「確かにショートの強打者は幻想郷でも少ないね」
神奈子「守れる人だと夢子は名手で咲夜より打率は残しやすいね」
紫安「夢子はヒット打てるけど出塁率になると咲夜とどうだろうね。遊撃手に求められるOPSがまず7割以上と考えて欲しい」

輝夜「咲夜は現在OPS.940だね」
神奈子「長打のイメージがないけど出塁率.470が大きく影響してるんだな」
紫安「長打が【全くない訳じゃない】これはうちのチームでは700打席立つかも知れない場合、とても大きい」

輝夜「なんだかんだ言って本塁打9本か」
神奈子「2桁打ちそうなら決して長打がない選手とは言えないね」
紫安「本塁打2桁もそうだけど長打率.466。夢子にこれは出来ない。全くないのと、少しだけあるかの差は大きいよ」

輝夜「それでOPSでは求められてる2割4分も超えてる」
神奈子「OPSでも2割4分と言ったらかなりの差じゃないか」
紫安「そう、ショートの平均値のOPSで言うと7割も厳しい。平均から言ってOPS3割の差これはかなりのアドバンテージとなる」

輝夜「あっそうか夢美はサードかファースト」
神奈子「夢美は遊撃手や二塁手も置けるけど、守備が不慣れになるから。失点が増えるよね」
紫安「そう、サードの選手はOPS8割は最低でも期待したい。それほどの激戦区なんですよね」

輝夜「仮に3割の差を付けるのにOPS11割以上が求められてる」
神奈子「フランと遜色ない活躍が求められる訳か」
紫安「そうだね、このポジションはOPS8割で平均以下だと思うから、うちでは布都がサードについたり(OPS.956)美鈴が守ったり(OPS.689)慧音で誤魔化したり(OPS.766)
交代が効く選手で使いまわしてるよね。理由は固定してもOPS8割ではチームにとってマイナスになるから」

輝夜「ポジション別OPSの重要性は?」
神奈子「他が上回ってるなら、こっちは低くても良いんじゃないか?」
紫安「まず前提として、私達が勝つのが使命で命題である。その前提がある場合、相手チームに勝つにはポジション別OPSというのは重要になってくる。何故なら相手よりも上回ってれば負けは大きく減るからね」

紫安「次にどんなに強打者を集めたチームであっても守れないんじゃ意味がない。試合に出れるポジションと人数は決まってる。幻想郷にサードに強打者が多い。しかし全員揃えて使うのは無理、サブポジはサブポジだし基本的に彼女らのコストは高い。各ポジションで優秀な選手を揃えなければならない」

輝夜「夢美さん2軍に落とした本当の理由がわかったわ」
神奈子「確かに三塁手固定ならOPS8割は最低ラインだよね」
紫安「試合数が少ないとはいえ、7割に満たない。これではかなりのハンディになる。前にいったがコスト8くらいなら我慢したが12は1軍の全選手の10分の1となるコストとなり明らかに割に合わない。最低でもOPS10割はないとね」

輝夜「それでその対策はどうしたの?」
紫安「まずセカンドは打撃でも最弱のポジションだった。布都がそのままセカンドでもかなりのアドバンテージとなるが、夢月も優秀な人材だったから(夢月は.836)
布都にサードに回す場合が多いね。布都のサードは他球団と比べてアドバンテージは少ないが、夢月と布都のセカンドはかなりのアドバンテージとなってるので
足りない部分は美鈴や慧音で埋めたり。代打の神様諏訪子を積極的に使うポジションになるね」

神奈子「諏訪子はOPS14割…。凄いねぇ」
紫安「代打に限ればもっと高いですよ、諏訪子がうちにもたらした物はとても大きい」

輝夜「代打の神様を出す為にも、交代しやすい選手が都合良いと」
紫安「そうですね、寅丸や衣玖のようなサードはよっぽど頑張らない限りまずいです。交代しない分、かなりのハンディを抱えてる事になるでしょう
昔言ったように4番が3割打っても他のチームも出来る事なので、得点は入っても相手チームより強いって事になりません。同じことをやられるだけです。それはポジション別でも同じことです。

神奈子「でもスタメン偏重チームは弱いって言ってたよね」
紫安「それは固定の概念からだね。ゲームでは基本的に後出し出来る方が強いに決まってるという話なので、実際に対フラン・布都に対しては八橋起用は有効の作戦の1つだね。依姫や小傘など右の強打者を探し回ったのも、左で並べ過ぎて弱点を大きくしない為。また投手交代に対して代打を出せば
投手は代えれないのでね。状況によって色々動かせるチームの方が強いのは当たり前」

輝夜「後出しじゃんけんだものね」
紫安「グーだすと決まってる人に後出しでパーを出せるならよっぽどの事がない限り負けないよね。もっともチョキを出さざるを得ない場合はあるけどね
怪我だったり、谷間先発だったり、疲労だったり。よっぽど運がなかったり。勝負事に絶対はないから」

紫安「話を戻すけど、打撃重視チームにはもう1つの欠点が大体強打者が座るポジションには確実に強打者がいて、こちらが有利なカードに対して有利なカードで対抗してくるけど
不利な部分は滅法弱いのが特徴ですね。9番あたりにOPS5割台の選手を置いたり」

輝夜「結局咲夜のアドバンテージで取り返せるという訳ね」
紫安「えぇ例えばサード夢美。ファースト勇儀。そしてレフトに小傘だとしよう、3人並べられても平均OPS9割なら、咲夜1人に勝てません」
神奈子「えぇ・・・」
紫安「ショートというのは一番重要なポジションだからね次にセカンドが一番貧打のポジションで布都と夢月が大活躍している」

輝夜「神子はどうなのさ?」
紫安「OPSは咲夜と同じで.940外野手としては一流という感じだけど大きくアドバンテージを得ている訳じゃないねライトはレミリアがいるからね」
神奈子「盗塁はどうなのさ?」

紫安「もちろんプラスに働いてるけど、それを込みでもライトとしては優秀な部類で話は終わるかな。でも捕手なら話は別だが」
輝夜「捕手としては飛びぬけた打力だよね」
紫安「これだけ走れる捕手は前代未聞だね。それでも外野手の方が守備は向いてると思うけど、点数が欲しい時に捕手を守らせられるというのは戦略上大きい」
神奈子「ちなみに捕手に求めるOPSは?」
紫安「7割あれば平均以上だね。6割あれば最低限かな?捕手として守備能力によるけどね」

輝夜「キスメOPS,720 鈴瑚OPS.860 どっちも平均以上だね。」
紫安「レティさんに期待してたんだけどね。キスメと新戦力の鈴瑚は思わぬ収穫でした」
輝夜「レティOPS.302 あー…」
神奈子「序盤は正捕手候補だったけど振るわなかったよね」

紫安「この観点から、外野手としての打力は一流である。しかし名立たる名選手よりも優れている面は捕手に置ける点においては他の選手よりも圧倒している。
守備よりも攻撃という戦略をとりたい時には、神子に守らせる事で攻撃面にもまた守備では外野手では最強の守備を誇るので、守備面でも
アドバンテージをどちらに重視するか選べる点ではかなり優秀な選手と言えますね
よく、射命丸文と比較されやすいが、この点のみは確実に文に勝っている部分。」


神奈子「まとめると、相手の有利な部分は采配と交代枠などで互角を目指して。勝てる部分で大きなアドバンテージを取り他を圧倒してると?」
紫安「Exactly」

紫安「そしてうちが他のチームを圧倒する理由に最初のフランの本当の強さになる」
輝夜「フランはDHと左翼手が多いよね」
紫安「そうDHというポジション。実はとてもとても難しい
神奈子「幻想郷のペナントレースは試合前にDHありかなしか決めてるよね」

紫安「えぇ半々というのが厄介で、セ・リーグが交流戦でパ・リーグに負ける理由の1つです。実はセカンドリーグなどと言われるけどこのルールが1つの原因でもあるのです」

輝夜「セ・リーグではDH制は交流戦だけよね、その時は萃香が出ていたわね」
紫安「それに比べパ・リーグはDH制は交流戦のセ・リーグホームの時以外はあるからDH中心の選手が1人いても大丈夫なの」
輝夜「OPSでいうと?」
紫安「NPBだとおよそ8割以上は平均超えて来ますね。幻想郷の環境だと9割は求めたい。つまり最強打者が入って当たり前のポジション。それなのに適任者が少ない」
輝夜「セ・リーグのチームはDHに誰をいれるか迷うわね」

紫安「セ・リーグでは9番目の野手をDHに、または主軸で守備が微妙な選手をDHにして代わりに9番目の野手を変わりのポジションに置く
これはダメだ、DHの使い方がわかってない。しかし10数試合のDH制の為に最強打者を雇うのもばかばかしい。」
紫安「勿論パの投手が優秀だったりもあります。DH制ありでDHにOPS8割を平均的に置けるパに比べ、第9の野手では相手にならないしパの投手も抑えるのはとても楽になるでしょうね」

輝夜「その点、萃香は最初から代打枠だったりDHでは結構活躍してたわね」
紫安「ええ打席数が少ないとはいえOPS10割。12試合のハンディを上手く埋めたと思います」

紫安「しかし本来通年でOPS9割を超える選手はスタメンで主軸を打たなければならない。ベンチに置いとくにはコストが重たいですよね」
神奈子「仮に半分の試合72試合がDHになる場合はどうなる?」
紫安「DH専門の選手を置いても良いけど通年は出れないから高過ぎる選手は置けないよね」
神奈子「だから普段主軸を打ってる選手をDHに適用して、スタメンを貼れそうな選手を外野手に起用してるのか」
輝夜「72試合DHと過程すると丁度いいわね」

紫安「DH専門の問題点。そもそもDHに求めるOPSは9割以上ですよっと。正邪や萃香や芳香などが該当するだろうけど
10数試合ならともかく、72試合出てコンスタントに数字が残せるか悩みどころだ、また正邪以上、お空レベルになると
どうしてもDHなしの日にベンチに置いて置くだけでコストが重くなる。」

輝夜「高コストの選手はスタメンには置きたいよね。」
紫安「そうなるとDHなし72試合を考えて、最低限守れる選手になってくる」
神奈子「お空に比べれるとフランの守備はまだ結構上手い気がするね」

紫安「それでいてOPS11割。これを迷う事なくDHありの試合にはDHに放り込めて、DHなしでも
致命的な守備力の低下と言わずにレフトに置いとく事が可能。
更にフランは打てれば良いの選手だから迷わずDH起用が出来る。この環境のルールに最も適合している打者の1人ですね」

輝夜「フランがDHの場合の変わりに出てくるのは?」
紫安「攻撃的編成ならもう1人レフトに強打者を置く(布都・ルーミア)守備的編成でヤマメやファーストはにとりや美鈴を置いたレフト依姫など、DHありになるとどーんとOPS9割の選手が打線に1人増えて来ます。フランは元からいるので計算には含みません。普通のレフトの平均OPSとして超優秀だね。で終わりますので」
神奈子「ここも下手にDH起用を誤れば大きな差になる訳か」

紫安「はい、なしの日に高コスト選手をベンチに余らせながらもありの日に起用すれば、ベンチのコストが重くなりますし。だからと言って余ってなければDHありの日にDH起用の差で大きな差が開いてしまうでしょう」

輝夜「ではどういう選手がDHに向いてるの?」
紫安「基本的にOPS9割以上。」
神奈子「大体の選手の候補が消えた…」
紫安「そしてスタメンの選手をDHに送る場合、代わりにポジションに付く選手がOPS9割ある必要がある」

輝夜「それって難題じゃない?」
紫安「えぇ中堅どころでこれが狙える選手は限られてるでしょう」
神奈子「ルーミアとは意外に打てそうだ」

紫安「えぇ貴重な1人へと成長してくれました。まずDHありに置く選手をなしの日にベンチで温めさせると勿体無いので
ある程度の守備力。またはファーストやレフトなど重要な守備位置ではない。クリーンナップを打てる主力打者をDHに指名します。」

紫安「次に空いたホジションに相手の投手。選手の状態を見て適切な9人目を置いていく。これがDHの上手な戦い方だと思います。
ルーミアは長打力と選球眼が生きて現在のOPSは.927 文句の付けどころがないですね。とはいえ投手次第ではこの成績を残せないので
とにかくDHが一番采配が試される。

輝夜「ファーストにDHをとなると勇儀や小傘やお空などのファーストをDHにするのもありなの?」
紫安「確かにDHはそれで解決するんですが、変わりに置く選手でOPS9割が狙えて、なしの日はベンチみたいな選手。ファーストだと
幽々子が限界なんですよね・・・。ドレミや小町や妹紅のファーストを考えると高いですし、ちゆりとにとりにOPS9割は長打がないので不可能に近い」

輝夜「流石に幽々子に頼るのはね」
紫安「なので可能なら外野手なんですよね、布都のようにサブポジで外野守れてという選手も多いし、先程言ったように采配が一番試されるので
色んな戦略を組み込みやすいのです。」

神奈子「それでフランがこの制度だと最強の1人ということだったんだね」
紫安「打者として考えるなら藍とかも適任ですかね。フランには1個どうしても屋外デーゲームという弱点があるからね」
輝夜「その時はどうするの?」
紫安「大人しく、ハンディ背負いますね…あとは野手の調子で上手く誤魔化します。」
神奈子「フランが居ないとベンチの野手に頑張って貰うしかないね」
輝夜「あっそっか」

輝夜「DHなしの屋外デーゲームはフランがレフトからDHにする流れでフランがベンチに下がって、フランのポジションにDHありなら最初から出場予定だった選手が入ればいいのね」
紫安「そうです、フランがいるということは既に最初からそれに備えて第9の野手は最初から準備しているんです。だからフランが出れるDHありの日は
そのまま出して、フランがいないDHなしの日はフランの代わりに出場し穴を埋めてるんです。
流石にフランが強すぎるので、フランがいる場合よりもOPSとして2割以上低下しますが、最初からフランのバックアップ兼DHで契約してるので
上手く吸血鬼の弱点を消しながら戦ってます。萃香もタートルズ時代に外野を練習しておけば、もっと強いチームになったかも知れませんね」

輝夜「試合に出場できない日も見越して吸血鬼のコストは若干割安だし、そこまで考えて運用してたのね」
紫安「えぇ、DH制度は采配の見せどころですから。流石にフランが出れない屋外デーゲームのDHありはどうしても戦力不足になるので、他のチームより遥かに打線を上回って勝負できる。という事じゃなくなるので、投手力でなんとか接戦にするしかないですね。投手戦も最初から想定してますので、先発によっては早い回から
アリスや神綺などセットアッパーが早めに準備することになります。これも事前通告でDHありの屋外デーゲームは接戦と伝えていますので、準備しております」

神奈子「フランの采配もここまで奥深く考えて使ってたのは初耳だった」
紫安「えぇ、今日はポジション別の選手の使い方とフランの使い方が密接に関わってるのでフランについてが主題でした」

次章へ続く

第90章「充電期間中」

2016-04-21 15:36:07 | 東方野球
公式戦111戦 対茨木ミラクルズ 京セラドーム
先発投手:マイ 5勝1負 防御率4.63 
天|001 000 110|6
茨|202 000 000|4
勝:神綺(6勝) 負:リリカ S:リリカ(26S)
本:3回裏 茨木ミラクルズ はたて 第12号2ラン本塁打
継投:マイ5-早苗0.2-エリス0.1-○神綺1-Hアリス1-Sリリカ1
本日のヒーロー:夢月(逆転タイムリー)

天地人のエース村紗が怪我により離脱した為、マイが緊急登板することになった
マイの球を上手く打たれ1回から2失点
100勝を達成した天地人に試練が訪れた

3回表に神子タイムリーヒットで1点を返すが
代打の神様諏訪子がきっちり抑えられる。ここのところ10打数2安打と珍しく諏訪子の当たりが遠ざかっている。

3回裏にはたてに2ランを打たれ突き放されてしまう。
中盤はお互いにピンチを迎えるが、中継ぎがピンチを抑え無得点で終盤を迎える。

試合は7回に茨城ミラクルズのリリカ相手だった
好調の夢月がヒットで出塁すると鈴瑚がヒットで繋ぐ、ルーミアは併殺打で二死3塁とするが
神子がサードへの内野安打で1点を返す。

リリカを捉えたのは回跨ぎの8回だった
フランが失策で出塁すると布都がヒット、続く慧音の打球がエラーを誘い同点に追いつく
そして好調の夢月が逆転となる2点タイムリーで逆転勝利

公式戦112戦 対フラワー・ユニオン 旧広島市民球場
先発投手:宇佐見菫子 9勝0負 防御率1.99
フ|000 020 000 |2
天|000 010 002X|3
勝:アリス(6勝) 負:こいし
本:5回表 純狐 フラワー・ユニオン 先制2ラン本塁打
  5回裏 キスメ 天地人 第12号ソロ本塁打
  9回裏 フラン 天地人 第52号逆転サヨナラ本塁打
継投:菫子5-ルナチャ1-蓮子1-神綺1-エリス0-○アリス1
本日のヒーロー:フラン(逆転サヨナラ本塁打)

本日は10勝目目指してマウンドには宇佐見菫子
対戦相手の針妙丸に打ちあげると5回に純狐に先制2ランを浴びてしまう
その裏にキスメで一発返すが、それ以降が繋がらない

8回裏には代打のにとりが出塁し、得意のパターンである代走のスペシャリストを代走に送るがスタート切れず
代打の神様諏訪子様はここのところ10打数2安打と不調でこの日もセカンドゴロに倒れ
続く神子と咲夜も打ち損じて凡退。1点ビハインドのまま9回の攻防に入る

アリスが球は甘くても咲夜のファインプレーなどで無失点で切り抜けると
9回裏、先頭にはこの日絶不調の依姫に変えて、チャンスメイクに定評のある美鈴が打席へ

相手のクローザーこいしからライト前ヒットで出塁すると
現在本塁打王独走のフランが第52号となる逆転サヨナラ本塁打で逆転勝利
この日も結局負けなかった。



--監督談話--
本日も勝利し102勝目、感想をお願いします。
「ここの所、厳しい闘いが続いてる。勝ったは結果論、内容は厳しいです。裏ドラが乗って逆転勝ちできた感覚」

接戦に強いと言えるのでは?
「相手に助けられただけ。今シーズンのこの勝利数の裏には不思議な勝ちがいくつもあった
相手に助けられてるようでは、恥ずかしい。とにかく酷い試合を見せてしまい申し訳気持ちでいっぱい」

どのような点が勝ちを拾えた要因でしょう
「茨城ミラクルズ戦は、相手の継投ミスをさせるように守備固めのつもりで左打者を罠で並べたら絶不調のリリカをマウンドにあげてくれた
球が全然走ってなかった。あれでは当分失敗するでしょう、再調整させてあげるべきですね

フラワー・ユニオン戦は特に相手にミスは無かったですね、地力では向こうのが上でした
接戦になんとか持ち込んで、こいしがちょっと甘くなったのがフランが見逃さなかった
50本以上ホームラン打てる選手は違いますね。相手の純狐さんは、ワンチャンスを逃さない見事な2ランでした」

今後の対策はありますか?
「まず怪我などで離脱してる選手が復帰してくる時に、適正な選手を起用すること
それまでに十分に充電すること。そして余力を使い果たすこと」

余力を使い果たすとは?
「シーズン終盤に向けて、ケガなどに備え保険の為に温存していた選手や秘密兵器。あとは戦術など
もう隠す必要はない。残り20試合を切ったあたりから、フルに投入する。
ラストスパートだからね、全力を尽くす時が来たと思う。」

これからが全力ということですね?
「はい、もう余らせる必要がなくなる終盤戦。これからに向けて
今は嵐の前の静けさみたいな事にしておきます。終盤戦では恥ずかしい試合をしないようにしたい。以上です」


次章に続く



第89章「今シーズン100勝」

2016-04-08 22:58:46 | 東方野球
8月27日
公式戦109戦 対SOULHUNTERS戦 札幌ドーム
先発投手:博麗霊夢 12勝1負 防御率2.06 
S|000 000 010|1
天|001 000 01X|2
勝:リリカ(5勝) 負:さとり S:早苗(10S)
本:鈴瑚 天地人 3回裏 第3号先制ソロ本塁打
継投:霊夢6.1-Hアリス0.2-神綺0.2-○リリカ0.1-S早苗1
本日のヒーロー:レイセン(決勝タイムリーバントヒット)

天地人は3回裏に鈴瑚の第3号ソロホームランで先制するが、魅魔からこれ以上の点を奪えず
霊夢は6回まで0封で流石のピッチングを見せるが、7回に危険球で退場してしまう。

すると8回、3番手の神綺が捕まり同点に追いつかれてしまう。更に逆転のピンチを迎えるが
抑えのリリカが抑え切り8回表を同点で凌ぐと

その8回裏、先頭のお燐が3塁打で勝ち越しのチャンスを迎えると打席には
抑えのリリカに代わりレイセン
相手のアリスの足元に転がし、これが内野安打。レイセンの初ヒット、初打点が決勝点となり
この試合も勝利した


8月28日
公式戦110戦 対浜宮オイスターズ 仙台球場
先発投手:蘇我屠自古 10勝 防御率2.32 
浜|000 002 000|2
天|450 000 00X|9
勝:屠自古(11勝) 負:赤蛮奇 
本:フラン 天地人 1回裏 第51号先制3ラン本塁打
   布都 天地人 2回裏 第36号2ラン本塁打
 ルーミア 天地人 2回裏 2者連続第9号ソロ本塁打
継投:○屠自古6-蓮子1.2-ルナチャ1.1
本日のヒーロー:フラン(先制3ラン)

今まで苦手にしていた赤蛮奇だったが、この日は打線が初回から爆発
3回以降点数を取る事が出来なかったが、2回まで3本のホームランで9得点。
勝負を決定付けると、屠自古は6回2失点。蓮子とルナチャのリレーで勝利

遂にシーズン100勝目を達成した。これからどこまで勝利数が伸びるか期待される。



第9話「うちのエース」

2016-04-05 19:12:35 | 東方野球
Bリーグ第6節の話

現在の順位表
1位 斑鳩 4勝1負
2位 薬局 3勝2敗
2位 妖怪 2勝2敗
4位 博麗 1勝4敗

(試合終了後)

【斑鳩4-0妖怪】

妖| 000 000 000 |0
斑| 301 000 000 |4
勝:魔理沙(2勝) 負:静葉(1負)
本:斑鳩 ドレミー 1回裏 第2号2ランホームラン
  斑鳩 勇儀  3回裏 第4号ソロ本塁打
継:○魔理沙9

試合は1回、静葉の立ち上がりを攻め、勇儀の先制タイムリー
ドレミの先制2ランで3点を勝ち越すと
3回裏には主砲の勇儀に早くも第4号が飛び出し

中4日の魔理沙がをなんと9回まで投げ切る大活躍で見事完封勝利
首位をガッチリキープした。


はたて「今日の勝利監督インダビューです。感想をお願いします」
紫安「うちで勝てる投手は魔理沙だけ、そういう重圧の中、中4日で9回まで投げ切る。エースに相応しいですね」
はたて「初戦は大炎上でしたが、修正できたということでしょうか?」
紫安「元々内容は良かったので心配してませんでした。むしろ中4日だったので今日の方が悪かったくらい」
はたて「えっ悪かったんです?」
紫安「結論を言えば、要所以外は開幕戦の時よりは甘い球が全体的に多かった。
   開幕戦は独特の雰囲気というか奇跡が起きた感じでしたので。それでも開幕戦も勝ち切れましたし
   早くも2勝目したこと。悪くても結果を残す、要所を抑えれるのは流石と言ったところです」
はたて「打線の方は序盤に点を取ってから、斑鳩にチームにしては大人しかったみたいですけど」
紫安「相手投手も良かったですから、少ないチャンスを見事に物にしてくれたと」
はたて「6週のうち第1週を首位で通過しました。今の感想を」
紫安「最後に首位じゃなきゃ意味がないからね。頑張ります。」
はたて「以上監督インタビューでした」