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F1 2010 ドイツGP フェラーリ1-2 ヴェッテル母国表彰台

2010-07-27 01:28:18 | F1_2010
今回のフェラーリは予選でも速さを取り戻して、レース本番でも今シーズン一番かと思わせるくらい
素晴らしい展開で終わってみれば文句なしの1-2となるはずだったのだろう。
しかし、スタートから予期せぬヴェッテルのスタートミスでマッサ、アロンソの1-2体制が築かれた。
ここからがレースの見所だよねと思って、期待して見ていたし事実それまでは
マッサ、アロンソもかなりクリーンな争いを見せていたので
これは終盤どうなるのか楽しみにしていた。
とこらがまさかのチームオーダー発令で、はいここで終了という感じになった。
はっきりいってこれってレースなの?と疑問ばかりがわいてしまった。
実際アロンソは速かったし、スタートでトップに立っていたらリードを保って
楽々勝利を手にしていたかもしれない。
しかし、それはタラレバの話だ。

マッサはスタートで運が良かったのかもしれないが、それでもレースペースを作っていたし
アロンソには迫られていたけれど抜かれるまではいかなかった。
終盤ヴェッテルが迫ってきたけど、きっとあと数周早く追いついていたとしても
抜くことはできなかっただろう。
それくらいマッサは集中していたし、勝利をほぼ手中にしていたと思う。

ではなぜあそこでパスされたのか。
それはチームオーダーに従ったということ以外の何物でもないだろう。
チームとしてみればどちらにしても確実に1-2を取れるなら
リスクを減らしたいというのは誰でも同じだと思う。
あの位置関係からすると、あのまま両ドライバーが競り合っていれば
いずれヴェッテルに追いつかれてしまう。そういったリスクもなくしたかったのは
よくわかる。
それでは禁止されているチームオーダーを何故出さなければいけなかったのか。
それがフェラーリの選択したリスクヘッジだったのだろう。
速いほうを前に出して、後ろが迫ってきてもなんとしてもブロックをさせる。
最悪でも1-3を取れればそれでも良しとしたかったのだろう。
もちろん狙いは1-2なのだが、そういう作戦を取るのは常套手段だと思う。
それでもチームオーダー違反を犯したことにはかわりない。

無線で何度も言われなくても
チームメートが速いのは
何度もプレッシャーをかけられていた
マッサが一番よく分かっていたはず。
それでも正々堂々と争って抜かれていたのなら本人も納得いっただろう。
誰だって勝ちたいのは確かだし、
マッサにとってみれば2008年の最終戦ブラジル以来の勝利だったはず。

アロンソにしてみれば譲ってもらった勝利になるわけだし、
これはチャンピオンシップがかかった最終レースではない。
それでも彼はこういったことは仕方ないと考えるのだろうか。
いやチームがそういう待遇をしてしまっていることに問題があるのではないのか。

WMSCで協議され最終的に裁定が下されるが、
個人的には今回の結果を次のようにしてほしいと思っている。
順位はそのままでタイム加算などのペナルティもなし。
ただし上位の車は同一チームの低いほうの順位にする。
よって、アロンソのポイントを2位相当として25点から18点に減点。
マッサはそのまま。
フェラーリのコンストラクターポイントから7点減点。
さらに2回目以降からはそのレースは無効扱いにする。
本来なら厳しい裁定を下されても文句は言えないと思うし、
モータースポーツの評価を下げた行為にあたると思う。

ドラマチックな展開はウェルカムだけど、筋書きが作られた展開はスポーツには
必要ないと思う。
これからも似たような展開になった時に、はたしてどこまでフェアな争いができるのか
こればかりは神のみぞ知るかもしれない。
純粋な競争を期待しているだけに、こういった茶番はもうやめにしてほしいと願うのみ。
次のハンガリーでは何もないことを期待して。



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