<三代目店主のつぶやき>なり~
それは突然だった。
バンドの練習中にラインが届いた。
あいつの訃報を知らせるラインだった。
年に1〜2度会う仲だった・・・・・。
あいつとの出会いは、28年前、僕の勤めるデニム&ルアーショップだった。
色白で寡黙、子供の様に笑うバス釣り好きな青年だった。
僕の先輩のイタ飯屋さんでのコンパに参加、看護師さんに強烈に迫られ結婚!
4人の父親になった・・・・・。
子供好きで、自分の仕事に誇りを持っていた。
「一緒に浜名湖でシーバスでも釣ろうなっ」の約束を果たせないままに・・・・。
今日が、あいつの月命日・・・・・。
残された家族の悲しみは計り知れない。
51歳・・・・まだこれからの人生だったのに。
あえて言わせてもらうよ!
「逃げてんじゃないよ!家族だけを置き去りにして!」
「お前は楽になったのか・・・死と引換に」
「さようなら」も言わせてもらえなかった・・・・。
願わくは、残して来た家族を見守って欲しい・・・手の届かぬ空の上からでも。
お前を大好きだった子供達を残したままで・・・・・・。
大馬鹿者の・・あいつが死んだ。
あいつが死んだ 小椋佳