春宮のひとり言

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

春宮のひとり言 1023

2024-04-03 21:52:42 | 日記
桜が開花する前から、三越本店や日本橋高島屋の呉服部や竺仙から浴衣の案内葉書が届きます。
春宮は、竺仙さんの綿絽、白地に濃紺の浴衣が好きです。綿絽の浴衣から、足袋が履けて草履が履けます。三越本店や日本橋高島屋あたりまでは、綿絽の浴衣に名古屋帯で、出かけてしまいます。👌だからです。もちろん、ホテルや歌舞伎座や能楽堂などに行く時は、絽の絹物を着て行きます。お江戸では、昼間は、紺地や藍地の浴衣で、夜は白地の浴衣などと言う方もいますが、春宮は、白地の浴衣が好きなのです。着物の師と尊敬している中谷比佐子先生に伺いましたら、「祇園祭を考えてごらんなさい。昼間から白地の浴衣でしょう。」と言われてから、堂々と昼間から白地の浴衣を着ております。先人・先輩から、道理を教えていただく…大事です。教えて下さる方が少なくなりました。
案内葉書を頂戴しても、心が動きません。この頃の浴衣は、アロハかと思うくらい柄が大きくて、『粋』じゃありません。柄も、花びらや葉の先・雪輪の角がピンと尖っていなくては、涼しげでないのに、ボテッとしています。浴衣は、着て涼しく、人様が見て涼しい柄が良いのです。この頃の柄には、心がときめきません。
春宮が、浴衣を着るので、着物と同じく友人知人からお母様が箪笥に保管なさっていた浴衣反物を頂戴します。綿絽で竺仙さんの物は、春宮が頂戴し、他社の物は女系家族の友人に差し上げます😝竺仙さんの浴衣地は、涼しいのです😊
7・8月・9月一週目は浴衣、6・9月は、しじら織りの物(綿)を着ています。浴衣も、しじら織りも、母世代以前の方が、しっかりしていて、涼しいのです。糸も織りも良かったのでしょうね。春宮が、歩けなくなる頃までの分は、確保しました。ガタピシしてキチンと閉まらないボロ箪笥が、浴衣としじら織りの物を入れる箪笥にしてあります。ボロ箪笥でも、綿では、虫食いの心配がありませんから…。しじら織りで、通院着も作りました。もう、十分です。
紺色は好きでも、藍色が嫌いなのは、藍色は作業着の色だからです。柿渋染を良い物のように言いますが、昔は囚人服の色でしたから、着たくありません。柿渋は、汚れも目立たないし、虫もつかなかったら囚人服に使われました。元、作業着も囚人服も嫌です。由来を知ったら、着たいかしら…知らないって恥ずかしい事だと思います。知って承知して着ている…というのとは、意味合いが異なると思います。
浴衣にまで、五月蠅い事を言うなと言われそうですが、民族衣装には、伝統があります。少しくらい、伝統的な事を言ってもバチは当たらないと思いますが…😓
(携帯を変えたら、『竺仙』の文字が出なくて、一苦労しました。竺仙も、メジャーではなくなったようです。)