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健康相談ブログ

健康に関連するQ&A集やよくある相談。

花粉症薬「漢方薬の効果は」

2015-03-08 13:37:52 | 泌尿器科

質問

漢方薬で体質改善は可能?

答え

漢方薬が花粉症の治療に用いられることはありますが、あくまでも対症療法です。今のところ、花粉症が治る可能性がある治療法は、減感作療法しかありません。

花粉のエキスを少しずつ定期的に注射して反応を弱めていく方法です。治療には通常2~3年を要し、まれに副作用でショック症状が起こることもありますが、通院が可能であれば、最も根本的な治療法とされています。こうした免疫療法の研究はさまざまに進められており、新たな根本的治療法の登場が期待されています。

花粉症薬についてはこちら

 


花粉症薬「薬は飲みたくなが点鼻薬だけで症状は軽減できる?」

2015-03-05 15:57:02 | 泌尿器科

質問

薬は飲みたくなが点鼻薬だけで症状は軽減できる?

答え

花粉症の治療は「過敏性との闘い」ともいえます。過敏性が高まると、少ない花粉でも間強い症状がおこり、寒暖の差など、花粉以外の原因でも症状が出るようになります。

花粉症の治療では、そういう状態にならないようにすることが大切です。症状がひどくなってから即効性のある血管収縮薬に頼る、という方法は勧められません。内服薬をなるべく使いたくないという場合も、ひどい症状が出る前から鼻噴霧用ステロイド薬を使えば、局所薬だけで症状をほとんど抑えることも可能です。


花粉症薬「市販のアレルギー性鼻炎の薬と 処方薬はどう違うのか?」

2015-03-04 20:01:37 | 泌尿器科

質問

市販のアレルギー性鼻炎の薬と 処方薬はどう違うのか?

答え

花粉症やアレルギー性鼻炎の薬として市販されているのは、基本的に配合薬で、内服薬では第1世代抗ヒスタミン薬を含むものが多く、点鼻薬は血管収縮薬と抗ヒスタミン薬の入ったものが一般的です。 最近は、ケミカルメディエーター遊離抑制薬の入った点鼻薬も出ています。血管収縮薬を含む点鼻薬は即効性があるため、「よく効く」と感じる人も多いのですが、連用すると薬剤性鼻炎などの副作用を招くことがあるので注意が必要です。

花粉症に使われる薬 | 薬の効能と副作用(生活習慣病に関連する薬)http://medicine-guide.net/archives/228


膀胱炎の再発を防ぐには

2015-02-24 17:25:41 | 泌尿器科

質問

数年前から3回ほど「膜胱炎」になりました。3 回とも、排尿後すぐに尿意を感じるなどの「違和感程度の症状」が、陣痛に似た激しい痛みと血尿という「重い症状」へ進行するのに3 ~4時間というスピードでした。治療後の尿検査で異常はなかったものの、いまだに、尿路先端が過敏になっている気がします。このままにしておいて大丈夫でしょうか。

また、なぜ短時間で重症化するのでしょうか。予防方法も教えてください。

 

答え

膀胱炎は、外尿道口(おしっこの出口) や外陰部付近から細菌が尿道を経て勝胱に侵入して発症すると考えられています。まず、水分をたくさんとることが大事です(目安は1日1.5L程度)。

2リットル以上の水を飲む習慣が大切と2リットル以上を推奨しているところもあります。

尿が薄くなると尿道への刺激も少なくなります。症状の急速な進行は、その人の抵抗力によるところが大きいと考えられます。抵抗力は、疲れや精神的ストレス、かぜ、冷え、また他の病気の疾患など、さまざまな要因で低下します。一般に、膀胱炎では、腎臓病と直接関係することはあまりないと考えられていますが、膀胱炎を放置しておくと「腎孟腎炎」に発展して発熱することがあるので注意が必要です。

なお、膀胱炎を繰り返す場合、泌尿器科を受診し、「勝脱がん」の検査も受けてください。ご質問者は「冷え」があり、「自律神経失調症」と診断されていることから、「更年期障害」との関連を私は考えます。女性ホルモンの分泌低下などにより、特に骨盤底筋や腸内環境の変化があるのではないかと思われます。

外尿道口は、女性では膣の入り口に位置するため、膣粘膜の血行障害、脛の炎症、骨盤の冷えなどで膀胱炎を発症しやすくなります。尿検査は正常になったものの、症状がまだ完治していないようですので、膣や骨盤の冷えが疑われます。予防対策は以下のとおりです。

  1. 膣内環境を改善。膣内を毎日温かいシャワーで奥まで流して温める。乳酸菌を多く摂取する(便秘対策と艦内環境の正常化)。
  2. 冷え性対策。胸を張り、正しい姿勢を保持する。カイロなどで腹部を保温する。ウォーキング、全身のストレッチングや骨盤底筋体操など、毎日続けられる運動を行う(骨盤底筋の強化、自律神経失調症の改善目的もあり) 。雑事に気を遣いすぎず、心にゆとりを持つ。