修学院の九華三昧

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中国で「絶望」広がる………

2024-07-26 11:55:18 | ⑧ヤモリの呟き
中国で「絶望」広がる………(Japan Business Press) 2024/07/26
三中全会決議文の驚愕の中身「生かさず殺さず」の地方や外資、習近平は完全に開き直った?
中国で三中全会が終わり、7月21日に三中全会で採択した決議文「改革をいっそう全面的に深化させ、中国式現代化を推進することに関する中共中央の決定」が発表された。 これは18日に発表されたコミュニケの元になるもので、習近平が第3期目にどのような政策をとるか比較的細かく示されてある。 全文を読んだが、全く救いのない、あまりにひどい内容だった。 それは単に私の感想だけではなく、中国A株の反応などをみてもうかがえる。
前回の原稿でも触れたように、この三中全会決議は改革開放終了宣言だ。 あるいは一種の「中国経済死刑宣告」である。 これからは、国有資本と国有企業をより優位に、より強くし、政府の市場コントロールを強化し、民営企業と人民から税金を搾り取る。「生かさぬように殺さぬように」と訳してしまいたくなる「放得活、管得住」という表現に、党の考えが反映されているように思う。
経済を含め、すべてを党中央が統一集中コントロールするという、十分に人々を絶望させる内容だった。
決議文は60項目あり、それぞれの分野の政策方針が示されている。 一番ぞっとしたのが、地方財政と増税に関する部分だ。すでに企業から30年もさかのぼって消費税(ぜいたく品にかけられる付加価値税)などの徴収が行われるなどの事件が起きている。 それがおそらく、地方政府に財政問題解決方法として、消費税徴収の権限を与える決定がこの三中全会でなされるだろうという予測をこのコラム欄でも紹介したが、その通りとなった。 その部分の決議文をちょっと長いが訳出してみた。
◆決議文の地方財政と増税に関する部分(全文)  〔J B Pressサイト②をご覧ください〕
◆中央政府は地方を「支配はするが救済はしない」 〔J B Pressサイト③をご覧ください〕
◆中国が世界のルールメーカーに           〔J B Pressサイト④をご覧ください〕
◆完全に開き直った習近平           〔J B Pressサイト⑤〕
何が言いたいかというと、中国共産党に忠誠を誓い、中国のルール、価値観、秩序に従った外国企業、外国人には対外開放の果実、内国民待遇を与えるが、それは中国人と同様、中国共産党の支配、管理、コントロールをおとなしく受けることが条件となる。 国際ビジネスルールは中国が新たにつくり、それに従えば、中国でビジネスをしてもよい、ということだ。 そういうやり方で中国市場にアクセスしたとして、本当に外国企業にとって利益につながるか。 かつて国際社会で勇名をはせた著名中国人民営企業家の今のみじめな境遇を少し調べてみてほしい。 こうして一つひとつ三中全会で打ち出された政策を読み解くと、90年代から2000年代に国際社会が夢見た中国の自由主義化時代、高度経済成長時代が完全に終わり、長い経済低迷時代、スターリン時代のソ連のような恐怖政治と搾取の冬の時代が来た、という感じがする。 さらに嫌な感じなのは、この決議文で、習近平の固有名詞がこれまでのこの種の決議に比べて極端に減っているということだ。 2万2000字あまりの決議文の中に習近平の名前は4回しか出てこない。 つまり、こうした決定は、習近平が独断で行ったのではなく、党中央として採択したのだ、ということを強調するようにも読み取れるのだ。 これは、習近平がごり押しで決めた政策がすべて失敗しており、習近平が急に自信を失って、自分の名前をこうした決議文にちりばめるのが恥ずかしくなったのだ、という見方をいう人もいる。 だが、逆にいえば、この決議文による政策を進めて、どのような地獄が起きても、その責任を習近平は取る気もない、という開き直りともとれる。 いずれにしろ、なんら希望が見いだせない三中全会決議文であった。
◆日本政府は頭がおかしいのではないか     〔J B Pressサイト⑥〕
ところで、そんなふうに、多くの華人、ビジネスマンや投資家が絶望感に襲われているとき、三中全会が終わったタイミングで、日中がワクチン開発協力で合意したという発表があった。 私は、日本政府は頭がおかしいのか、と思ったものだ。 もし仮に、この合意が、2023年3月に中国でスパイ容疑で逮捕され、起訴され拘留中のアステラス製薬幹部の裁判の行方など「人質外交」の影響を受けたものであったら、日本はすでに、この中国の恐怖時代の支配下に入りつつある、ということではないだろうか。 日本の今後にも、言い知れぬ絶望を感じてしまうのであった。
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◆時の政府がその場しのぎに合意したのであれば、中共は“人質外交”の効果に味を占め、繰り返される事でしょう。 何よりも中国でビジネスをしたいと考える企業の経営者が、従業員の安全を守り切れるかが問われていると思いますが如何でしょうかぁ !!!
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中国 三中全会閉幕、国家安全を強調 具体策欠如の政策目標再確認 !!!

2024-07-21 08:33:50 | ⑧ヤモリの呟き
中国 三中全会閉幕、国家安全を強調 具体策欠如の政策目標再確認 !!! (大紀元) 2024/07/19
中国共産党(中共)第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は18日に閉幕した。
今回の会議は、経済危機の中で国内外から大きな注目を集めた。 特に税制改革など具体的な民生改善策への期待が高かったが、発表された公報は抽象的な政策目標の再確認にとどまり、具体的な実行細目が欠如していた。 中共の官製メディア・新華社が発表した公報によれば、中国共産党は「中国式現代化」と「国家安全」を強調した。 また、「2035年までに高水準の体制を完成させ、中国の特色ある社会主義制度をさらに完璧なものにする」との目標を掲げた。 これらの目標は壮大であるが、具体的な実行計画や手段についての言及はなかった。
〔経済改革の期待と失望〕
三中全会の前には、税制改革や社会保障制度の改善など、具体的な民生向上策が期待されていた。
国内外の期待は高く、特に経済成長の停滞や高い青年失業率、不動産市場のリスク、地方政府の巨額債務問題などに対する具体的な対策が求められていた。 しかし、会議の結果として発表された公報は、過去の政策目標を再確認するに止まり、具体的な施策の詳細は示されなかった。
アメリカ在住の経済学者、程曉農氏は、本会議に対する期待が過大であったと指摘する。
ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に応じた程氏は、「中共は強力な政権であり、すべての問題を解決できるという誤解があるが、実際はそうではない」と述べた。 程氏は、「もし中共が解決不可能な問題であると理解しているならば、その問題に触れず、解決を約束しない」と述べ、更に「中国 国内外での高い期待は、現実的ではなかった。 今回の会議では、新旧のスローガンを組み合わせた政策が提示されたが、実際には現状維持に過ぎない」と分析した。
北京大学による以前の調査によると、中国はすでに世界で最も貧富の差が激しい国である
中国においては、改革が共産党の統治(国家の安全)に影響を与えることは許されないため、どれほど改革が進められたとしても、根本的な変化は期待できないのである。 三中全会の公報には「改革」という言葉が50回以上使われているが、程氏は「改革の基本は『古いものを取り除き、新しいものを導入する』ことである。 しかし、中国では国家安全も改革の一環とされており、改革という言葉はその実質を失っている」と指摘した。
ロイターによると、今回の公報には「民間経済」という言葉が一度も登場しておらず、これは中国が集権化、軍事化、朝鮮化の方向に向かっていることを示唆している。
元上海の民営企業家、胡力任氏も、今回の会議結果に対して悲観的な見解を示している。 彼は、「中国経済は市場経済から計画経済へと移行する可能性が高い」と述べた。 胡氏はさらに、「三中全会の公報内容は、政策全体が引き締まっていることを示しており、国際化への言及もほとんどない。 これは、習近平が国際化の道が閉ざされたことを認識しているからだ」と分析した。 胡氏はまた、「今回の会議は、中国が今後ますます内向きの経済政策を取ることを示唆している。 これにより、民間企業や投資家はさらに不透明な状況に置かれるだろう」と述べている。
〔統制強化〕
公報は、「国家安全全般の理念を全面的に貫徹し、国家安全保護の体系とメカニズムを完備し、高品質の発展と高い水準の安全保障の積極的な相互作用を実現することで、国家の長期的な平和と安定を守る」と強調した。 更に、国家安全システムの改善、治安管理メカニズムの改善、社会管理システムの改善、対外国家安全メカニズムの改善が提起された。 中国で言う国家安全は、社会統制と密接に関連している。 世界でも例を見ない厳格な国民監視システムも、治安と社会管理、国家安全のために導入されたものである。 中国共産党は1949年から現在まで、中国の唯一の執政党として、選挙による指導部の交代なしにすべての国家権力を掌握してきた。 それにもかかわらず、今回の三中全会の声明では、依然として国家安全保障が不十分だと主張している。 17日には、共産党機関紙「人民日報」が「改革開放には方向と立場、原則があり、西側の理論や観点を我々に適用することは出来ない」という習近平の発言を引用した。 西側が望む方向の改革開放ではない事を明確に示したものと解釈される。 また、新華社通信の報道では、経済の解決策以外に注目されていた人事の変動も発表された。
秦剛前外相の辞任が受理され、党中央委員から解任された。 腐敗容疑で失脚した李尚福前国防相と李玉超前ロケット軍司令官も党籍を剥奪された。 これについても、本質は反腐敗ではなく、政権安定のための“軍内反対勢力の粛清”だとの分析がある。
統計公報によると、「習近平」の名前は6回登場し、昨年の二中全会公報での9回を下回った。
また、会議前に官製メディアが高調に称賛した「改革家」としての習近平の姿勢とは対照的な結果となった。 さらに、昨日(17日)には、検索エンジン百度上で習近平を「改革家」と称賛する記事がほぼ姿を消した。 これについて、内蒙古自治区政府前法律顧問の杜文氏はラジオ・フリー・アジア(RFA)に対し、「今回の全会は党に重点を置いており、習近平の言及が減ったことは、間接的および直接的な問題を平衡するためである」と述べた。
【結論】
三中全会は、「中国式現代化」と「国家安全」の重要性を再確認したが、具体的な実行計画の欠如により、国内外の信頼を回復することは困難であると考えられる。 今後の中国経済の方向性について、引き続き注視する必要がある。 元民営企業家の胡氏は、「中国政府が提示する大きな目標に対して、具体的な行動が伴わない限り、国内外の信頼を得ることは難しいだろう」と指摘している。
このような状況の中で、中国がどのようにして経済成長を持続させ、国際社会との関係を維持していくのかは、今後の大きな課題となるだろう。
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◆中国 国内外の投資家の期待は高く、経済成長の停滞や高い青年失業率、不動産市場のリスク、地方政府の巨額債務問題などに対する具体的な対策についての発表が無かった事は既に諦めた結果でしょう。
中国経済は「市場経済」から「計画経済」へ移行するシグナルで、中国が集権化、軍事化、北朝鮮化の方向に向かっていることを示唆しています。
◆内外投資家の投資資金の回収は難しくなりますが、銀行間の決済制度は維持すると思われるので、西側の投資家は結束して対処しなければなりませんねぇ !!!
◆2015年 伊藤忠がタイ財閥(チャロン・ポカパンCPグループ)と組んで、中国の国有企業(中信集団CITICグループ)に1.2兆円投資した事を思い出しますし、SBGのビジョンファンドも多額の対中投資残高を抱えているので気になりますねぇ !!!
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2024祇園祭 前祭山鉾巡行でハプニング発生 !!!

2024-07-18 14:47:46 | ④京のお祭り
2024祇園祭 前祭山鉾巡行でハプニング発生 !!!
17日は祇園祭の前祭山鉾巡行でした。 BS11のLIVE中継を見ていたら、前代未聞のハプニングが発生しましたぁ !!!  四条堺町のくじ改めを過ぎた処で「鶏鉾」が立ち往生です。 大きな木製車輪の1つが割れてしまったのです。 直径2mを超える木製車輪は軸受け(コシキ)のほぞ穴に21本の矢を放射状に差し込み、矢の先端は大羽(7つ)と小羽(7つ)を組み合わせた輪のほぞ穴に挿し込んで、車輪を造っているのですが、大羽の1つが木目に沿って割れてしまったのです。


動けなくなった鶏鉾ギリギリに最大重量の「月鉾」がすり抜けて通ります。


お互いの屋根方が足で押しながら通過出来て拍手喝采が起きました。


鶏鉾の囃し方を下へ降ろし鉾を端に寄せて、後続の曳き山鉾「菊水鉾」、「放下鉾」、「岩戸山」、「船鉾」を通過させました。

木製車輪を応急修理。

出発地の四条室町へ バックで戻ります。

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昨日は、「蟷螂山」にも左手が 捥げるアクシデントが発生しましたぁ !!!

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◆記録では大きな曳き山鉾が倒れる事故もあったそうな、舗装路になってからは さすが事故は減少したと思いますが、木製車輪が最大のウィークポイント、高額な費用も掛かるので見直しには良い機会かもねぇ !!!
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◆祇園祭 後祭の山鉾巡行は1週間後の24日です、BS11では10時からLIVE中継しますのでお見逃しなく !!! (^―^)(^m^)
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