関西に越してくる前、たこ焼きは滅多に食べなかった。近所にお店が無かったというのもあるがそこまで食べたいとは思わかった。一方関西出身の旦那は小学生の時の土曜の昼は、吉本を観ながらたこ焼きを食べるのが定番だったという。
関西の人は本当に粉物やソース系が好き。知り合いは1週間に一度は必ず焼きそばなどのソース味を食べないと気が済まないと言っている。スーパーに売っているソースの種類も多い。たこ焼き屋もいたるところにあり生地やソースの味がそれぞれ違う。店内で飲めるお店も多い。
関西人ではない自分は年に数回美味しく頂く程度。カップラーメンと同様、たまに食べればいいという感覚だ。
昔は一家に一台たこ焼き器があると聞いた事があるが今はそうでもない気がする。これだけ近所に何軒も安くて美味しいお店があれば、わざわざ材料を調達して家で作ったりはしないのではないか。たこ焼き屋の前を通ると主婦らしき人もかなりの数を買っている。子供のいる家ではチーズを入れたりして楽しんでいる人もいるとは聞くが。
子供の頃からの好きな物は一生変わらないのかもしれない。うちではどんなに小さなソースを買っても使い切らないうちに賞味期限が切れてしまう。それくらいソースの出番は少ない。
ちなみに我が家の定番ソースはブルドック。こちらに来て色々試してみたけれど結局これに戻る。
今日のたこ焼きはお昼に知り合いのお好み焼き屋さんで作ってもらった。夜は外出するため旦那に塩焼きそばを持ち帰り他のおかずも作っておいた。本人は夕飯にお好み焼きやたこ焼きだけ、というのでも大丈夫らしいがそれでは申し訳ないと思ってしまう。10年経ってもまだ関西人の感覚にはなっていない。