俺のブログに度々出てくるIVCBの画像を見て「このクラッチは何だ?」って思った人は何人くらいいるのかな・・・?
Availからいよいよ サムフィットタイプ・新型アルミクラッチ が発売された。AvailのHPを見てもらうと形状が俺のクラッチと非常によく似ている。実は俺のブログに度々登場するIVCBに装着されているクラッチは今回Availから発売されたNEWタイプアルミクラッチ(サムフィット・オフセットバージョン)の【プロトモデル】第1号なのであります!
メチャメチャかっこいいアルミ製サムフィット・オフセットクラッチ。このクラッチは外観のカッコよさだけじゃなく質感・使用感も申し分ない!画像はアルマイト前の状態なので、アルミ無垢の状態。このアルマイト前の表面処理加工次第でアルマイトの「ノリ・光沢・質感」が非常に左右される重要な部分。
このクラッチはテスト品なのでこれまで採用した事のない表面処理で作成されている。さすがにこの内容はこれ以上書かないほうがいいね・・・
ぶっちゃけカラーリングしなくてもアルミ無垢の状態(白アルマイト)で十分カッコイイよね!? カラーは無垢かブラックで最後まで悩んだが今回はブラックアルマイトでカラーリングした。
アルミ製のクラッチはAvailのHPで以前から発売されている。HPで正式に発売されているクラッチはノーマルクラッチとほぼ同一形状のジュラルミンタイプ。実はHPでは紹介されていないがこのジュラルミン製クラッチのローダウンモデル(オフセットクラッチ)が受注発売されている。
そこでAvailに「こんなクラッチを作る予定はないでしょうか?」という自分なりの要望を出したら何と受注作成OKとの返答をもらえた!以前からAvailは非常に数多く利用させてもらっているが、まさか作成してもらえるなんて・・・本当に嬉しくてたまらなかったので余裕をみて10個作成をお願いした。
しかし、手元に届いたクラッチは俺がお願いしたものと形状が違っていた。これは俺の依頼の仕方が悪く、Availにうまく内容が伝わっていなかったようだった・・・この件を再度連絡すると俺の依頼したクラッチを作成するには手作業によるかなり大変な切削加工が必要との事で10個となると、とても手作業で出来る数じゃないとの事だった・・・。
でも一旦作成を引き受けてしまったからなのか、Availさんからその後「それなら機械で切削加工してもらえる業者を探してみます。クラッチデザインはお任せします。そのデザインを基に私が図面を描きますので形状を2人で検討しましょう」というビックリするような返答が返ってきたのだ!切削加工業者を探して作成するという事は、今後そのクラッチは量産され一般発売されるんだろうと容易に想像がついた。一般人の俺が製品開発に携わる事が出来るとは・・・想像もしなかった展開にメチャメチャ相当嬉しかった。そこでAvailから受注販売されているジュラルミン製クラッチ・オフセットバージョンを基に3箇所俺の拘りを要望として加えたクラッチのデザインを描いた。それを基にAvailさんが俺の要望した3箇所を残す形で僅かに修正を加え、それを俺とAvailさんで最終確認し形状を決定し作成したっけわけ。
俺の手元に届いたクラッチをリールに装着・・・これがプロトサンプルの完成画像。
質感・デザイン・性能どれをとっても鳥肌モンの仕上がりだった!!!
俺はこのクラッチは一般発売されると思っていた。これと同一形状のクラッチが数量限定の「特別バージョン」という形で極少量だけ限定発売された事は知っていたが、このクラッチを受け取ってから随分の日数が経過しても、なかなかAvailのHPではこのクラッチが発売されない・・・「俺はAvailさんに迷惑をかけただけなのかな・・・」と非常に申し訳なく思っていた。なのでこれ以上Availさんに迷惑をかけてはいけないという思いもあり、このクラッチは超お気に入りなので真っ先にこのブログで紹介したかった衝撃的アイテムだったがこれまで紹介しなかったのだ。でも先日一部形状に修正は加わったものの、ほぼ同じ形状のクラッチがカラーバリエーションも増えた形でAvailのHPにUPされいよいよ一般(受注)発売されることになった。
気になる方は Availのアルミクラッチ(新型) を見てみてください!
ジュラルミン製なので少々重量は増えるが、バリバリに削り込んであるのでノーマルクラッチと重量はほぼ変わらない。コレをつけるとノーマルクラッチなんてもう絶対にイヤになるぞ!SX大好きなユーザーは是非とも装着してみてほしい!!!
俺の装着してるプロトクラッチ作成途中の貴重な画像。もちろんAvailさんの許可を得たうえで画像は使用してます。
でも製造過程のマル秘画像(?)なので少々モザイク処理しております・・・。
発売される事で俺のクラッチは完全ワンオフ品ではなくなってしまう。それに関しては正直寂しい部分がないといえばウソかもしれない。でも製品作りに少しでも貢献できたことは嬉しく思うし、俺はモノに相当拘る性格だがコイツは質感・使用感ともに申し分ない。ノーマルクラッチや某メーカーの樹脂製ローダ○ンクラッチみたいな大きなガタつきもないし樹脂製クラッチの安っぽさは全くもない。コレを手にして俺と同じように喜んでくれる人は絶対に多いはず!そう思うと嬉しくてたまらない。
俺のプロトクラッチと製品版NEWクラッチは形状はほぼ同じだが、違う点が1箇所ある。
それは俺の持つプロトクラッチは「IVCB・UltraMAG専用」という事。だからHi-SpやSX-MAGには装着不可なのだ。
一般発売に向けてそれでは・・・って事で今回Availから発売されたNEWクラッチはSX全モデルに装着可能なようにリファインされている。
5mmダウンモデルだが指を乗せる部分が切削してあるのでノーマル比実質7mmくらいのクラッチダウンになる。
こちらはクラッチ高さがノーマルと同じ。
※今回のクラッチ作成は本当に特別な状況が色々揃って奇跡的に実現した例外中の例外です。
Availでは個人からの依頼によるパーツの特注作成は受けていない。
俺が言うのもおかしな話かも知れないが、迷惑かけたくないので、無意味な特注作成依頼はしないようにお願いします。
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