「Letters」

精神科医からの医療に関する時事報告

同窓会誌13号 巻頭言(その1)

2010-05-07 19:22:44 | 日記
昭和大学医学部精神医学教室 2009年同窓会誌 巻頭の言葉より

 平成21年も暮れようとしています。皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか。いつも教室ならびに医局員にご支援を賜りありがとうございます。
 ここでは精神医学教室として今年を振り返り、今後の方向性について自分なりの考え方をお伝えさせていただければと存じます。
 今年は、教室が烏山病院に本拠を移してようやく(ホントに!涙涙であります)その本領を発揮しはじめた時期といえるかと思います。烏山病院はまだ赤字を脱するには至っていませんが、2月から救急入院料算定病棟(A3)が稼働しはじめました。この違いは経営的には天と地ほどに大きいのを実感しています。この算定要件をクリアするためには後方病棟が機能する必要があります。そのためにB3病棟が「亜急性期」病棟にいわば自然に(もちろん稲本准教授以下の大きな努力があってのことです!)なりました。今ではB3病棟が急性期と慢性期の間をつなぐ「ハブ病棟」として中心的役割を果たしています。この変化は仕掛けた私自身にとっても想像以上のものでした。来年はさらにこの流れを加速させていかなければと思っています。

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