2014年度 第49期 情報総合科

行事予定等のお知らせ用ブログ&担任のつぶやき

「震災・原発・復興について、なんでもいいので考えを書いてください。」

2012年12月15日 08時17分46秒 | クラス日記
「震災・原発・復興について、なんでもいいので考えを書いてください。」

A子の場合:------------
 今回の震災。あの時うちは、これで終わるんだなってふっと思った。うちは、あの時少し嬉しいとも思った。大キライな学校、イジメる人、みんななくなってついでに自分も死ねたら楽だろうなっ、なんて思いながら泣いている友だちを慰めていた。外に避難し学校にいた人がたくさん出てきた。ほとんどの女子が泣いていた。めったに泣かない子が声をあげて「お母さん、お母さん」と何度も呼んでいた。
 正直私が一番気になっていたのは部活のカバンの中に入れていたケータイのことだけだった。携帯さえあればなぜか安心できると思っていた。(ケータイ依存症になりかけだったからw)だから無理を言って荷物を取りに行った。
 「ケータイを取っても自分の中では何も変わらなかった。」
 そのまま家に帰り、家には家族が全員集まっていた。その時なぜか涙があふれた。
 今日、全て終わってしまうんだろうと思っていたウチが家族の顔を見たとたん涙が出た。生きててよかった。そんなことを思った。
 そして、今、大好きな人、分かってくれる友だち、家族、みんないる。この出会いがあったのも言い方は微妙だが、地震がなかったら出会わなかったんだと思ったら、地震に少しは感謝している自分もいる。
 全ての事は運命で定められている。(自分の考え方w)この地震があったのも運命で今を少しでも幸せに生きられているのなら地震が全て悪いともいえないと思った。うちは今、幸せです。
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B子の場合:------------
 私は放射能が怖いです。
将来子供できたときに障害の子どもがうまれそうで怖いです。
放射能ってなくなるんですか?
今でも放射能はとんでいるんですか?
放射能あびすぎると死ぬんですか?
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A子は当時中学2年生。先輩の卒業式の午後に震災が起きた。今は1年8カ月が経ち、高校1年生として強く生きている。多くの生徒が言葉に出さないだけで、心の中では一生懸命考えている。一日でも早く子供たちの将来が明るくなるような社会を作ってやるのが、今の大人の責任かもしれない。(担任)

B子も当時中学2年生。2年近くたっても放射能の不安がある現実に日本って国は、東電や県の行政は、子供たちにちゃんと説明できていないことを自覚して、軽はずみは選挙演説をする候補者も、1票の重さを認識して行動してもらいたいと思っています。また、大人も子供たちを守るため、正しい知識だけは持ち、いざという時に的確に行動できるようにならないといけないと再認識させられました。(担任)