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Nゲージジオラマ製作&クリスマスローズ栽培奮闘記

鉄道ジオラマの製作過程や苦労した点などの記録&クリスマスローズ栽培の月々の管理、作業についての記録

Nゲージ ジオラマ製作(バラスト敷き)ーその2

2015年06月19日 10時24分43秒 | 鉄道模型Nゲージ

前回、バラスト敷きを紹介しましたが、手間がかかるるので、何か良い方法がないか模索した結果、荷造りテープ(ガムテープ)を使うと簡単に、きれいにできることが分かりました。荷造りテープ(紙製品の茶色で、表面がつるつるしたもの)は、ボンド水溶液では、接着しません。よって、ガイドにしていた角材に荷造りテープを貼ると、ボンドが乾いた後で、ガイドとバラストを分離することができます。

前回のやり方では、ガイドの角材を外すとき、バラストが角材にくっつき、形がくずれてしまい、修正に手間がかかりました。今回のやり方では、ガイドの角材は、外さないままで、ボンド水溶液を垂らします。ボンドが乾いて固まった後、ガイドの角材を外します。したがって、形が崩れることなく、仕上げることができます。

①準備・・・ガイドに使う角材などに荷造りテープを貼ります。バラストと接触する側面、および、下面、(上面)にテープを貼ります。また、ベースにする板の表面にも、テープを貼ります。荷造りテープは、前述のとおり、紙製品の茶色で、表面がつるつるしたものを使います。

②バラスト敷き・・・ベースの板(テープを貼った面)に、バラストを載せるプレート(ポリスチレン板から切り出したプレート)を置いて、プレートにあわせてガイドの角材をセットします。クランプで軽く固定します。湿らせたバラストをガイドの中にいれ、つま楊枝などで、平らにならします。ボンド水溶液をスポイドでところどころに垂らします。ボンドがバラストの上に浮いてきたら、垂らすのをやめ、余分なボンドをティッシュペーパーで吸い取ります。(ティッシュをバラストの表面に当てると吸いとってしまう)。そのまま、ボンドが乾くまで放置、バラストが白っぽくなり、固まったら、クランプを緩めます。ガイドとバラストがくっついているときは、境目を折るように少し力を加えると外れます。

③完成品・・・下の写真の右側が、今回のやり方でできたバラストのパーツです。形が崩れることなくできました。左側は、前回紹介のやり方(ガイドを外す)でできたもの。

以上


Nゲージ ジオラマ製作(バラスト敷き)

2015年06月17日 10時01分18秒 | 鉄道模型Nゲージ

前回に引き続き、バラストを敷いています。組立・分解式のため、レールは極力、固定しないので、フリーなレールのバラストは固定できません。そこで、プレートにバラストを固定し、レール横に置けるようにしました(手間がかかり、時間を要すが)。

ポイントは、それ自体は固定しませんが、リード線を固定するので、半ば固定した状態になります。バラストも固定できますが、接着時にいろいろ悪影響することもあり(例えば、接着時にひずみが発生し動きが悪くなる、など)、ポイント部のバラストも固定しないようにしました。          以下、作業の進捗を紹介します。

 ①型の切り出し・・・レールの形状に合わせて、プレートを切り出します。使用したプレートは、PS(ポリスチレン)板、0.5mm厚み(ホームセンターで購入)を使いました。カッターで簡単に切り出せるし、割と安価です。

 PS(ポリスチレン)板

②バラスト事前処理・・・前回、バラストは瞬間接着剤を使用しましが、量が多いので、不経済です。事前に、バラストに水分を吸わせることで、ボンドの水溶液でも接着できることが分かりました。乾燥したままのバラストは、ボンド水溶液は、浸透しませんが、事前に、水に浸けて湿った状態では、良く浸透します。小さな容器に、水をいれて、そこにバラストを入れます。水面に浮いているので、指で押さえると底に沈んでいきます。沈んだバラストをパレットに出して、平らにします(水が溜まっている状態)。水が溜まっている所にティッシュペーパーで触れると、余分な水分を吸ってくれます。この状態で、準備完了です。

 ③バラスト敷き(1)・・・切り出したプレートに湿ったバラストを載せます。はみ出さないよう角材でガイドします。バラストの上から、つまようじ、棒などで軽く押さえでバラストを安定させます。そっと、角材を離して、バラストのみにします。小石が角材にくっついて外れることがあります。ようじなど修正します。

 角材でガイド

 ガイドを外す

③バラスト敷き(2)・・・スポイドで、ボンド水溶液をバラストの上に垂らします。一滴で周辺に広がって浸透していきます。広い面積の場合は、少し離して、垂らしていきます。ボンド水溶液が多くなり、表面に浮いてきたら、ティッシュペーパーの端で触れると吸い取ることができます。

④バラスト敷き(3)・・・同様の作業を繰り返し、バラストを敷いていきます。

  完成したバラストのパーツ

現在の状況・・・実際に、レイアウトにセットした状態です(ポイント周辺)。白いプレートの部分は、これから、バラストを敷いていきます。

以上

 

 

 

 

 

 

 


Nゲージ ジオラマ製作(地表部、バラスト)

2015年06月06日 23時12分37秒 | 鉄道模型Nゲージ

地表部の仕上げに入りました。地表部は、塗装した後、明緑色のパウダーで仕上げます。一部、バラストも敷きました。

①レールの最終位置確認・・・トンネルパネルは、トンネルポータルと車両のすきまが少ない(トンネルがカーブの途中にあるため)ので、最適位置でレールを固定しました。また、渓谷パネルの引き込み線ポイント部もリード線があるので、ポイントを固定しました。他のレールは、固定しない予定です。今回のジオラマは組立(分解)式とするので、レールはフリーにしておいたほうが調整が楽になると考えてます。

②事前準備・・・塗装前に、ポイントのリード線の処理を行います。表面の発砲スチールにカッターナイフで三角の溝を入れます。溝をカバーする様に表面に画用紙を貼り、ふたをします。さらにプラスタークロスを貼り補強します。リード線は、接着しないで溝の中でフリーになっています。その他、細かい部分も紙粘土で修正しておきます。

 リード線の処理

 レールの位置確認(塗装前の最終形)

③塗装・・・塗装は、トンネルポータル周り(コンクリート)、地表(土)、岩の順で塗装実施。トンネルポータル周りは、ねずみ色を使いました。地表はKATOのアンダーコート(アース)を使用。岩は、ブルーグレー色を使用しました。塗装は、すでに紹介したとおり、うすめの色で下地を塗り、重ね塗りで濃くするとともに、濃淡をつけながら、塗ります。

 トンネルポータル周りの塗装

  地表部の塗装

④パウダー仕上げ・・・地表部をカラーパウダーで仕上げます。山の仕上げ時と同じやり方です。まず、レールの養生をマスキングテープで行います。カーブレールは、しわが出ないよう、5cmくらいの長さに切って貼って行きます。カラーパウダーは、まず、ライトグリーン色を全体に貼りつけます。(穴あきお玉で振り撒く)。その後、深緑や、黄色のパウダーを指でつまんで、適当にばらまき、色の変化をつけます。接着剤は、ボンドを水で希釈(1:3)して、たっぷり表面にぬり、その上に、パウダーを振りかけます。

  レールの養生

  パウダー仕上げ

⑤バラスト作り・・・バラストは、クラッシャブルストーン(1~3mm)を塗装して使いました。鉄道用のバラストが売られていますが、高いので、このほうが手間はかかりますが経済的です。(見た目も少し落ちますが)。塗装色は、ブルーグレーを使いました。ゼリーなどが入っているプラスチックの容器に、半分程度、ブルーグレイのうすめの液を作り、クラッシャブルストーンを入れ、混ぜます。底に水がたまらなくなるまで、ストーンを入れて(優しく)かき混ぜます。ここでブルーグレイの原液を少し加えて、全体になじませると、濃い色になります(何回か繰り返す)。紙に広げて、乾燥します。茶色のストーンガ混ざっているので、乾燥後、目立つものだけ取り除くと見栄えも良くなる。

 

⑥バラスト敷き・・・レールに沿って、5mm程度すきまをあけて、角材をセットします。手で押さえながら、すきまにバラストを入れます。バラストを指先で軽く押さえながらストーンを安定させます。その後、ストーンが崩れないよう、角材を慎重に外します。瞬間接着剤を端から垂らしていきます。1滴垂らすと、ストーンの中に浸みこんで行きます。浸みこみ具合を見ながら、少し離して、また1滴、また1滴とたらしていきます。発泡スチロールは、溶けるので、注意のこと。また、ボンドの水溶液でやってみたが、ストーンの上で玉になってしまい、浸みこんでいかないので不可でした。瞬間接着剤は、百円ショップで売っている小分けにしたものを使ったが、すぐ、なくなってしまいます。この作業を行うときは、容量の多いものを購入したほうが良い。

  角材のすきまにバラスト

 角材を外し、瞬間接着剤を垂らす

バラストはまだ、すべて完了していませんが、以下の写真のように仕上がってます。

 バラスト敷き

 バラスト敷き

以上

 

 


Nゲージ ジオラマ製作(アーチ橋の製作)

2015年06月02日 09時47分36秒 | 鉄道模型Nゲージ

アーチ橋(レンガ積み)を製作しました。

ジオラマの風景の一つにレンガ積みのアーチ橋を入れます。ジオラマの必要サイズからアーチの数や形状、寸法を決めたので、実際に鉄道のアーチ橋が存在し、参考にした訳ではありません。あくまで、個人的なアーチ橋のイメージで寸法を決めています。橋の構造体は、以前に作ったので製作過程の写真はありません。表面のレンガ積み模様の製作過程を紹介します。

①寸法・・・当初の計画と異なってしまいました。出来上がった最終の寸法は、以下の通りです。

②構造体の製作・・・スタイロフォームと発砲スチロールを貼り合わせて芯にしました。両面に厚紙(両面が白の厚紙、厚さ400g/㎡)を貼りました。アーチ部は厚紙を曲げて製作。霧吹きで少し湿らせると、やわらかくなるので、缶、ビンなど円柱のものに巻きつけて、乾かすと丸い形が出来上がる。厚紙の切り口は、瞬間接着剤を塗って補強しておく。

 

③レンガ模様・・・レンガ模様を表面に貼り付けます。画用紙に、レンガ模様のパターンを書きました。レンガの目地は、白などのモルタルですが、描くのが難しく、黒のボールペンで書きました。黒っぽいレンガ積みになりますが。(写真のパターンは一部失敗した線があります)

 レンガパターン(原紙)

④色付け・・・上記のパターンを2枚、コピーして、コピーに色付けをします(失敗を考えて)。色は赤及び朱の色鉛筆を使いました。(手軽なため)。赤、朱を適当に重ね塗りをして、色合いを出しました。

コピーに色付け

 ⑤切り取り及び貼り付け・・・カッターナイフで切り取ります。柱部分や、上部の壁は、織り込むので、切らないで余裕を持って残します。糊は、テープのり(百円ショップで購入)が使いやすく、均一に貼れるので便利です。

 柱部の折り込み

 ⑥完成・・・織り込んだ部分は、現物合わせで、余分な部分を切り取ります。アーチの天井は、見えないので、色だけ塗りました(手抜き)。

 完成品

  レイアウトのアーチ橋

以上

 


Nゲージ ジオラマ製作(フレキシブルレールとの接続)

2015年05月29日 14時53分35秒 | 鉄道模型Nゲージ

TOMIXのファインレールとKATOのフレックスレールの接続

以前、ガーター橋を製作しましたが、レールを敷いていませんでした。枕木のみ(砂利、道床なし)のレールがほしかったがTOMIXでは発売していないのでKATO製フレキシブルレールを使うことにしました。ジョイントが異なるので、多少、細工が必要です。以下に紹介します。

①レールの切り出し・・・写真はKATOのフレキシブルレールです。元は一本ですが、持ち帰りの都合上、お店で、半分にカットしてもらいました。店員さんにレール専門のニッパーがあること、固いので百円ショップで買ったニッパーでは刃こぼれするなど、教えてくださいました。金ノコで切ろうとしたが、金ノコの歯が荒く、引っかかってやりずらい。結局、ペンチ(百円ショップで買ったものではない)で割と簡単に切れました。刃こぼれなし。しかし、切り口がつぶれるので、元の形が出るまで、切り口にやすりをかけます。やすり代をみて、少し長めに切り出します。(1mm以下)。

   KATO製フレキシブルレール(2分割したもの)

 所定長さに切り出し(今回は140mm長さ)

②ジョイナーの細工・・・レイアウトがTOMIXファインレールなので、TOMIXのジョイナーをKATOのフレキシブルレールにあうよう細工します。両社のレールの形は、全てが微妙に異なっており、TOMIXのジョイナーが、KATOのレールに入ればOKとしました。(高さ方向の段差がでる可能性があるが、レール道床などで高さ調整が必要)。ジョイナーの不要部分をやすりで削り取ります。文章では説明が大変なので、紙に書きました。

  削り取る部分

③作業用の冶具・・・作業用の冶具として、古いレールが一本必要です。今回は、TOMIXの昔のレール(中古で購入したもの、140mm長さ)を使いました。ジョイナーを外します。このタイプは、しっかり、かしめてあるので無理やり外しました。(外したジョイナーは廃棄)。レールの一本に、細工するジョイナーをはめます。いっぱいに差し込むとジョイナーの半分まで入って止まる。ジョイナーのストッパーがない方を差し込みます。

  ジョイナーを冶具(レール)にセット

④削り取り・・・不要部をやすりで削り取ります。やすりは、金工用の小さい平やすりが使いやすい。今回は、ホームセンターで5本組セットで買ったものを使用した。指先でレールぶぶんをしっかり押さえて、平やすりを上から掛けます。やすりは、あまり力は入れず、軽くしつける程度で良い。ギーギー音がうるさいが、時々、様子を見ながら、水平に注意しながら40~50回かけるとほぼ、削り取りれます。

 削り取り作業

⑤レールの接続・・・細工したジョイナーをフレキシブルレールに取り付け、ファインレールと接続します。やはり高さ方向に段差がでる時があるが、ジョイナー自体にガタがあるので、押し付けたりして、いい位置に収まることもある。テストで接続して、通電し低速で電車を走らせてみましたが、問題なく走りました。実際にレイアウトにセットしてどうしても段差がでるときは、やすりで修正することを考えてます。

  レールを敷いたガーター橋

 レイアウトでの情景(仮)

あまり、こういった細工が必要なケースは少ないと思いますが、ご参考までに、紹介しました。

以上