思い付きで、いろいろなものを製作しており、ジオラマ製作、本来の手順とは、かけ離れますが、今回、渡良瀬渓谷鉄道のわっしー号の製作にチャレンジしています。車両は、まだまだ、技術不足、経験不足で、満足ができるものはできません。寸法も、写真など参考に決めており、忠実なモデルではありません。あくまで、わっしー号「もどき」としてご参照願います。
①罫書き・・・厚紙に正面図、側面図を罫書きます。上下、対で書くと同じ寸法のものが書ける。車体は厚紙2枚を重ねます。窓、ドア部など、重ねたときに立体感が出るよう、形、寸法を変えてます。
②切り出し・・・まず、窓、ドア部を切り抜きます。カッターナイフで切り抜いていますが、細かい部分は、5mm巾の刃の付いた切り出しカッター(?)を使っています。紙を90°づつ回しながら、常に左から右へ(または上から下へ)カットするようにしています。特にコーナー部を確実にカットするよう注意のこと。窓の切り抜き後、全体をカットして切り出します。切り口に"かえり"が発生しているので、平らな木などで、軽くこすって"かえり"を取ります。その後、切り口に瞬間接着剤を塗布して補強します。
③貼り合わせ・・・二枚を貼り合わせて1枚にします。同じ寸法で切り出しても、まったく同じにカットできません。カットのズレがあるので、平均して窓が重なるよう、若干位置を調整しながら接着します。接着は、木工ボンドを薄く塗り接着し、固まるまで、平らな板に挟んで、重しを載せて、変形を防ぎます。
④補強・・・2mm角の角材(ヒノキ)を裏面に貼りつけて、補強します。
⑤天井・・・天井にはバルサ板(2mm厚み)を貼り付けます。バルサ板の厚み分、側面パーツの高さをカットして下げます。(最初から、その分を引いてカットしてもよいが、窓部が弱くなるので注意が必要)
⑥組立・・・天井と側面パーツを接着します。直角に接着するため、角材の切れ端などでちょっとした冶具を作りました。冶具にくっつかない様、角材にガムテープ(表面がつるつるのもの)を貼ってます。(くっつくが、はがすことができる)。接着は木工用ボンドで、薄く引き伸ばして塗る。(はみ出さない様に)。固まった後、正面のパーツを貼ります。これは、瞬間接着剤(ゼリータイプ)を使いました。正面のパーツは、貼り付け前に天井のカーブをカットしておきます。
⑦天井の仕上げ・・・天井のバルサ板を紙やすりで削り、カーブをつけます。厚紙でカーブの板ゲージを作り、チェックしながら、仕上げていきます。バルサ板なので、割と楽に整形できます。
⑧スカートなど・・・正面にスカートをつけます。カップラがあるので、干渉しない範囲で形を決めます。スカートは厚紙をカットします。底部は、動力ユニットが収まるよう、スぺーサーなど取りつけます。動力ユニットはTOMYTEC製TM-06Rを使用します。
塗装前の仕上がり状況です。
次回は、塗装行程です。
以上