TOMIXのファインレールとKATOのフレックスレールの接続
以前、ガーター橋を製作しましたが、レールを敷いていませんでした。枕木のみ(砂利、道床なし)のレールがほしかったがTOMIXでは発売していないのでKATO製フレキシブルレールを使うことにしました。ジョイントが異なるので、多少、細工が必要です。以下に紹介します。
①レールの切り出し・・・写真はKATOのフレキシブルレールです。元は一本ですが、持ち帰りの都合上、お店で、半分にカットしてもらいました。店員さんにレール専門のニッパーがあること、固いので百円ショップで買ったニッパーでは刃こぼれするなど、教えてくださいました。金ノコで切ろうとしたが、金ノコの歯が荒く、引っかかってやりずらい。結局、ペンチ(百円ショップで買ったものではない)で割と簡単に切れました。刃こぼれなし。しかし、切り口がつぶれるので、元の形が出るまで、切り口にやすりをかけます。やすり代をみて、少し長めに切り出します。(1mm以下)。
KATO製フレキシブルレール(2分割したもの)
所定長さに切り出し(今回は140mm長さ)
②ジョイナーの細工・・・レイアウトがTOMIXファインレールなので、TOMIXのジョイナーをKATOのフレキシブルレールにあうよう細工します。両社のレールの形は、全てが微妙に異なっており、TOMIXのジョイナーが、KATOのレールに入ればOKとしました。(高さ方向の段差がでる可能性があるが、レール道床などで高さ調整が必要)。ジョイナーの不要部分をやすりで削り取ります。文章では説明が大変なので、紙に書きました。
削り取る部分
③作業用の冶具・・・作業用の冶具として、古いレールが一本必要です。今回は、TOMIXの昔のレール(中古で購入したもの、140mm長さ)を使いました。ジョイナーを外します。このタイプは、しっかり、かしめてあるので無理やり外しました。(外したジョイナーは廃棄)。レールの一本に、細工するジョイナーをはめます。いっぱいに差し込むとジョイナーの半分まで入って止まる。ジョイナーのストッパーがない方を差し込みます。
ジョイナーを冶具(レール)にセット
④削り取り・・・不要部をやすりで削り取ります。やすりは、金工用の小さい平やすりが使いやすい。今回は、ホームセンターで5本組セットで買ったものを使用した。指先でレールぶぶんをしっかり押さえて、平やすりを上から掛けます。やすりは、あまり力は入れず、軽くしつける程度で良い。ギーギー音がうるさいが、時々、様子を見ながら、水平に注意しながら40~50回かけるとほぼ、削り取りれます。
削り取り作業
⑤レールの接続・・・細工したジョイナーをフレキシブルレールに取り付け、ファインレールと接続します。やはり高さ方向に段差がでる時があるが、ジョイナー自体にガタがあるので、押し付けたりして、いい位置に収まることもある。テストで接続して、通電し低速で電車を走らせてみましたが、問題なく走りました。実際にレイアウトにセットしてどうしても段差がでるときは、やすりで修正することを考えてます。
レールを敷いたガーター橋
レイアウトでの情景(仮)
あまり、こういった細工が必要なケースは少ないと思いますが、ご参考までに、紹介しました。
以上
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