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千曲川のうた

日本一の長河千曲川。その季節の表情を詩歌とともに。
人生は俳句と釣りさ。あ、それと愛。

さを鹿立てり

2013年07月15日 | 千曲川の動物
やまたづの向ひの岡にさを鹿たてり神無月しぐれの雨にぬれつつ立てり 良寛

イノシシの足跡とシカの足跡は判別が難しい。
というか私はそれまでシカの足跡を見たことがなかったので、千曲川の河原でそれを見たときはてっきりイノシシだと思った。イノシシもその足跡も近年珍しくなく、よく見掛けていたので「ああ、こんなところにも出るのか」と眺めていただけだった。



だから葭叢から目の前にシカが飛び出してきた時は本当に驚いた。ほんの数メートル先だった。
ナマのシカは修学旅行以来である。向こうも驚いたようで、一瞬止まってこちらを見たが素晴らしい跳躍で去っていった。
それから夕方などときどき遭遇している。





いまや爆発的に増えているということで様々な被害があるようだが、とりあえずシカはとても美しい動物である。

  暮れぎはのせせらぎ渉る牡鹿かな  松栞
  さを鹿の角ゆらしては空を嗅ぐ
  川の水飲んで男鹿の枯色に
  西山に月あはあはと鹿の声



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