千曲川のうた

日本一の長河千曲川。その季節の表情を詩歌とともに。
人生は俳句と釣りさ。あ、それと愛。

カメムシ

2019年10月20日 | 千曲川の動物
日射しの明るい日曜日です。
堤防に停めておいた作業車の窓に小さな虫が。
初めて見ました。


この形はカメムシの類に違いないのですが、背にはくっきりハートの代紋。

知ってる人は知ってる虫なのでしょう。
興味を持たれた方は各自検索して下さい。

カメムシは秋の季語。放屁虫(へっぴりむし)で詠まれることが多いでしょうか。
鎌でクズの蔓を刈り払っていると、葉の裏にカメムシのいることが多く、閉口します。
冬に洗濯物から出てくるのも最悪ですね。


  放屁虫ヱホバは善しと観たまへり 川端茅舎
  亀虫のはりついてゐる山水図   藺草慶子
  今を総てと亀虫と冬籠るなり   金子兜太


りんごをいただいた(3)

2019年10月18日 | いただきもの歳時記
仕事のお客さんから(私、自営業です)林檎をいただきました。秋映(あきばえ)です。


香りが強く、色は赤を通り越して黒みがかっています。

台風19号の来る前に急いで収穫したとのことでした。
長野県の林檎の主力は「ふじ」ですが、収穫期の遅い品種ですから今取るわけにはいきません。結局彼女の畑の「ふじ」は台風の風害で壊滅状態になってしまったそうです。


とりあえず1個食べました。うまい。

この林檎の皮は、ちょっと煮出してティーバッグを投入すると香り高いアップルティーになります。
お試し下さい。

落花生をいただいた

2019年10月17日 | いただきもの歳時記
落花生をいただきました。


畑から引っこ抜いた株ごと土付きです。

採れたては茹でて食べるのが一番。


ちょっと多めの塩を入れて40分。


こんな感じ。

まだ熱いけれど、たべちゃいます。


茹でピーナツの問題点は、やめられないことです。うまい。

落花生は秋の季語。

  落花生喰ひつゝ読むや罪と罰  高浜虚子
  落花生火鉢にかざす指が砕く  富安風生
  南京豆一人にわびし見て買はず 岡本 眸
  抱擁のはてのさむさよ落花生  磯貝碧蹄館

台風19号・千曲川

2019年10月13日 | 千曲川のくらし
台風19号により千曲川流域では多くの被害がありました。
私の住む地域では全世帯に避難勧告が出て、千曲川は激しい濁流が音を立てていましたが、さいわい氾濫や決壊には至りませんでした。


13日朝の千曲川。




台風や秋霖による洪水は、季語で言うと「秋出水」。
単に「出水」というのは梅雨時のそれを指します。

しかしもう少し心が静まらないと、俳句を案ずるどころじゃないですね。

台風19号

2019年10月10日 | いただきもの歳時記
林檎農家のKさんから林檎をいただきました。
シナノスイートという品種です。



たくさんいただいたので、おすそわけの準備中。



台風が接近しているため、予定を早めて急遽全部収穫したのだそうです。

ここまで来て風害にあって落果してしまったら目も当てられません。
いただきものはとてもうれしいのですが、ううん、農家も大変です。