筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

●E03 万葉の歌碑/巻7-1230/福岡市東区 (志賀海神社)

2024年09月12日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉の歌碑を訪ねて


歌碑の設置場所/福岡市東区志賀島877(志賀海神社)

万葉集/巻7-1230  作者/不明

ちはやぶる  金(かね)の岬を  過ぎぬとも
                     我(われ)は忘れじ    志賀(しか)の皇神(すめかみ) 


【意味】波が激しく荒れ狂う 鐘の岬を過ぎたけど
    私は決して忘れまい 志賀ワタツミの神さまを

 ※「ちはやぶる」上二段〈ちはやぶ〉の連体形、凶暴に荒れ狂う。
 ※「金の岬」福岡県宗像郡玄海町鐘崎にある鐘の岬。
 ※「志賀」福岡市東区志賀島。
 ※「皇神」土地の神。ここでは志賀海神社に祀られる海の守護神、
                                        ワタツミ三神のこと。

写真下 歌碑が置かれてい志賀海神社

写真下 歌碑の全景。

写真下 歌碑の説明文


万葉の歌碑とは
万葉集の歌を刻みつけた碑が「万葉歌碑」です。 多くの人々に親しまれた万葉の歌を石に刻み、その歌を作った歌人を讃(たた)え、その歌が後の世に残ることを願っているのです。


現在全国各地に設置されている万葉歌碑は2,000基を越えていると言われています。
歌碑の過半数が実際に歌碑が詠まれた場所、または歌碑に関連する場所に設置されており、「歌碑を訪ねる」=「実際に万葉の故地や史跡を訪ねる」ことになります。

私の地元「福岡県」は、大宰府政庁に関係する歌や防人の歌があり、万葉の歌碑も多くあります。
万葉歌碑から万葉の時代にタイムスリップし、万葉人に会える旅へ出かけてみましょう。!

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