「NHK銀河テレビ小説」をご存じでしょうか。
夜9時半頃から20分程度のドラマでした。今の朝ドラの夜版のようなものですが、朝ドラに比べて1シリーズ20回程度のドラマでした。
1979年に放送された『
家族日記』は、釧路を舞台にしたドラマで、河原崎建三、川﨑麻世、松尾嘉代らが出演していました。
主題歌が、松山千春の「夜明け」でした。「長い夜」が大ヒットする前です。
当時、中学生だった僕は、釧路が舞台であることと、松山千春が主題歌を歌うということでとても思い出のあるドラマでした。
ただ、内容がとても暗かった。
その暗さが釧路らしく、夜明けの曲にとてもマッチしていたように感じます。
もう一つ印象的だったドラマが、1985年に放送された『
たけしくんハイ!』です。
ビートたけしの小学生時代ついて書いた本がベースとなったものです。ドラマの舞台である昭和29年の東京都足立区。
僕が毎日泥だらけになり外で遊んでいた頃でも、まだ通じる時代です。「貧乏」という言葉は日常よく使われていた言葉でしたし、今のようなきれいでおしゃれな家などありません。ましてや砂利道や雨になったら泥だけになる道路で、クルマを持っている人もまだまだ少ない時代でした。
家で遊ぶことなど少なく、外に出ればあらゆるものがおもちゃになりました。
それだけに危険な時代でもありました。
↓mp4ファイルで一部を観ることかできます。
『たけしくんハイ!』
子どもが面白半分でやったこととはいえ、今ではとても考えられないことをしたものです。
僕の小学校時代でも、木造で雪が家の中に入ってきたとか、雨漏りがするとか、今よりずっと寒い時代でよく生活していたと思えるような家がたくさんありました。