Shion The Cat ねこの紫苑

ねこ、趣味、ニュージーランドの生活などを中心に、自由気ままなブログです。

See you later, Shion.

2015-12-26 22:39:17 | ねこ
しおんさんが、12月10日に亡くなりました。

16歳になったばかりでした。

昨年10月に脱水症状で入院してから、ずっと投薬とご飯でケアしてきました。

11月から徐々に悪化、12月には食欲もなくなり点滴もしました。

とにかく食べてもらいたい一心で、久しぶりに大好きなホタテ、エビ、マグロをあげました。

でも少ししか食べられませんでした。






今年は秋になっても暖かくて、しおんさんはリビングで寝ていましたが、

涼しくなってからは私のベッドで寝るようになっていました。

やっと秋らしくなり、朝晩が冷えるようになってからは、

それまで足元で寝ていたのに、私の顔の横で寝るようになりました。お尻を向けていましたが。

でも、9日の夜は、一度もベッドに来ませんでした。

たぶん、もう上れなくなっていたのでしょう。






10日の朝は、いつもより1時間前に起床、しおんさんはいつも通りでした。

薬の後、いつものようにお風呂場の水を飲みました。そしてそのまま座り込みました。

しばらくすると、ゆっくりと歩いてトイレに行き、その後リビングの猫ベッドに入りました。

元気がないかな、とは思いましたが、久しぶりに、昔のような甲高い声でおしゃべりをしていました。

私もいつも通りに支度をし、出勤時間になったので、

いつの間にか猫ベッドを出て猫タワーの柱の陰にいたしおんさんを猫ベッドに戻そうと抱き上げると、

病院かと思ったのか、全力で抵抗しました。

違うよ、病院じゃないよ、と話しかけ、猫ベッドに寝かせると、しおんさんはまたおしゃべりをし、うとうとし始めました。

一瞬、仕事を休もうかと思いましたが、I love you をたくさん言って、いってきます、また後で会おうね、と声を掛けると、

またきれいな声でお返事しました。

そして、出勤しました。






でも出勤途中、帰宅したらまた点滴してもらおう、でも延命措置だけはしたくない、その日が近づいている、などと考えていたら、

突然、涙があふれて来て止まらなくなり、声を上げて泣きました。






帰宅すると、猫ベッドにしおんさんの姿はありませんでした。

お風呂場にもいませんでした。

私のベッドの上にもいませんでした。

嫌な予感がしていつも病院の日に隠れるテレビ台の下を見ると、そこにしおんさんが倒れていました。

もう、冷たくなって、硬くなっていました。












11日は有休を取っていたので、きれいなうちにお骨にしてあげたいと火葬場へ向かいました。

すると高速道路は珍しく大渋滞。

最後に車の中で、ゆっくりお話ができました。











午後には鳥取に行く用事があったので、そのまま、しおんさんと一緒に行きました。

海外では、棺を乗せた車が、近所や職場など故人に縁のある場所を、ゆっくりとドライブすることがあります。

時に脱走して遊んでいた鳥取の家の周りを、しおんさんと一緒にラスト・ランしました。









いつも丁寧に診てくださった病院の先生は、たぶん尿毒症で最後の2日はもうろうとしていたのではないか、と仰っていました。

おしっこは、もうおしっこの匂いがしませんでした。

延命措置はしたくなかったけれど、本当にできる限りのことをしてあげたのだろうか、

なぜ10日に仕事を休まなかったのか、いろいろと考えました。悩みました。

もう2週間が経ってしまいました。

少し落ち着いてきましたが、しおんさんのいない家は、本当に寂しいです。

I miss her so much.





今まで、しおんさんを応援してくださったみなさまに、感謝いたします。

どうもありがとうございました。

別れはとても悲しくて寂しくて辛くてどうしようもないけれど、

家が必要な子が、日本にはたくさんいます。

もし、皆さんが猫か犬を迎えてあげられるなら、ぜひ、シェルターから迎えてあげてください。

そして、その子を、幸せにしてあげてください。

しおんさんとマミーからのお願いです。





しおんさんのお骨は、いつか生まれ故郷のウェリントンに散骨するつもりです。







                        紫苑

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