shin.shinフレンド倶楽部

三田市から発信するメイクボランティア団体!
メイクセラピー&アロマテラピーのボランティアグループです。

新聞記事掲載

2009年02月13日 | 広報
フレンドカフェに向けての記事が読売新聞三田版に掲載されました。
メイクセラピーが広がっていくことを願っています。



化粧ボランティア広がる活動の輪
三田の「フレンド倶楽部」施設訪問150回内面から元気に

酒造さん(手前右)に化粧をしてもらい笑顔を見せる利用者(宝塚市美幸町のはんしん自立の家で)
 高齢者や障害者の施設を訪問し、利用者に化粧をする三田市のボランティアグループ「shin.shinフレンド倶楽部」が発足して3年を迎え、活動の輪を広げている。施設への訪問は延べ約150回にもなり、ボランティアの養成にも当たる。14日には同市けやき台のウッディタウン市民センターでフレンドカフェ「メーク&ミュージック」も開く。代表でメークセラピストの酒造(みき)志保さん(46)(弥生が丘)は「外見に化粧という〈魔法〉をかけ、高齢者や障害者を内面から元気づけたい」と話している。

 酒造さんは、養護教諭だった1995年の阪神大震災の際、宝塚市の避難所で、落ち込んだ様子の中年女性に出会った。「何とか勇気づけたい」。声を掛け、女性に赤い口紅をつけると、鏡を見た女性の表情がぱっと明るくなった。「化粧には内面から人を元気にする力がある」と驚いた。

 それ以降、化粧に心理療法を取り入れたメークセラピーを東京の専門施設で学んだ。「様々な事情でおしゃれが出来ない人に、笑顔を広めたい」と学校を辞め、個人でボランティアを始めた。2006年2月に、知人ら6人でグループを結成。「心身共に元気に」との思いでグループ名を付けた。

 最初は宝塚市の施設1か所だけだったが、今では三田市も含め3か所を定期的に訪問。要望に応じて阪神間の施設にも訪れ、肌の手入れや口紅の塗り方、色の選び方などをアドバイスする。三田市ではボランティア養成講座も開き、メンバーも男性4人を含む19人に増えた。

 宝塚市美幸町の身体障害者療護施設「はんしん自立の家」では、利用者の山田秀美さん(40)が「毎月、指折り数えて待っています」と目を細め、化粧道具をそろえたという橋本弘美さん(43)も「もっとおしゃれしてきれいになりたい」と顔をほころばせる。

 酒造さんは「メークセラピーを一人でも多くの人に広げ、たくさんの笑顔に出会いたい」と意気込む。

 14日は、同倶楽部のメンバーが、高齢者や障害者を対象にメークかハンドマッサージを10~15分程度行うほか、知的障害のある若者でつくる音楽グループ「アイアイバンド」のコンサートも開催。クッキーやコーヒーなども楽しめる。

 午後1~4時。参加費500円。申し込み、問い合わせは酒造さん(079・562・8450)。

(2009年2月13日 読売新聞)


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