幸せの財布

幾度となく私を助けてくれる友。
私は友を助けているか？





財布を買った。
ピンク色。

ピンク色の財布は生まれて初めて👛かもしれない。
手に取ると前向きになり明るい気持ちになった。
実は、今まで紺色の財布を使ってきたから、最初は紺色を買うつもりだった。

ところが在庫がなく、どうしようかと迷いながらピンク色を手に取った私に、
友が「ピンク好きなんだから、いいと思うよ」と後押しをしてくれた。

途端、迷いは消えた。
店員さんに買いますと告げた。












昨日、友と横浜に遊びに行った。

モネ展は3ヶ月前から約束していた。
開館一時間前に並ぶ、力の入れよう。
堪能した。
そのあと、中華街で餃子を食べるのは、私達の掟だ。
最高に美味しかった。



そして。
元町にわざわざ財布を買いに来た。
友に立ち会ってもらうために、この日に財布を買いにきた。

なぜなら
今まで使ってきた紺色の財布は、数年前にやはりこの友とこの地で買ったから。
次に買い換える時は、この友と一緒にまたここで、ここに来た時と決めていたから。


数年前、いや、ああもう15年近くになるのか。
ずいぶん前だなぁ。
てか、そんなに使っていたのか、紺色の財布。
どうりでボロになっている。（笑）



私にとっては、ブランドの財布。
世間から見たらささやかなブランド。

自分で自分のために買うささやかなブランド財布は、
ここぞという時、
例えば自分へのご褒美
例えば自分へのエール
例えば自分への肯定感
私の力になると信じてる。

そして、この世で大好きな友と一緒に見つけ、あれこれ手に取り、相談して買った財布なら、
さらに力になると信じてる。

信じてる？
いや、思い込んでいる。（笑）

数年前からその思い込みが深くなり、
3ヶ月前にモネ展に行ったら、元町でまた財布を買いたいので付き合ってほしいと、友にお願いした。

念願叶って、ピンク色の財布。





はぁ。
幸せ者だ、私。
私の思い込みに付き合ってくれる友がいる。
付き合ってくれるだけでなく、
一緒に楽しんでくれる。

横浜での私の喋りは、
しょーもない繰り言ばかり。
そんな話にも付き合ってくれて、
聞いてくれて励ましてくれて、親身になってくれる。

昔から、そうだった。
延々と続く私の愚痴を聞いてくれて同調してくれて共感してくれて、助けてくれた。

今回も助けてくれた。
心を軽くしてくれた。


ピンクの財布は、私が幸せ者だという証。
ピンクの財布は、私も何かしらの役に立って、友を助けることができているかを自分に問う在処。






軽くなった心で、また頑張ろう。

あ、軽くなった財布の中身のためにも、仕事頑張ろう。（笑）