先日、ブラスバンドの定期演奏会がありました。メインの曲でソロをやることになりました。みんなに信頼されて任せられたわけですが、かえってプレッシャーになっていたようです。練習で演奏している時も、周りのメンバーを不安にさせているのではないかと思い込むようになり、練習の後の日は、なんとなく気分が重い状態で朝を迎えていました。演奏会本番の舞台に上がっていることを想像しただけでも、不安が募ってきます。ある日、テレビを見ていると、マドンナのバックダンサーとして活躍している日本人が出ていました。その人が語っていたのですが、「プレッシャーに打ち勝つのは、結局、練習するしかない」ということです。その人の言葉に勇気付けられ、毎日のように練習を重ねてゆくと、徐々に緊張が解けてきたのです。演奏会本番は、ほどよい緊張感を持って自分なりに満足できる演奏ができました。この数ヶ月間、自分の心の弱さと向き合って来ました。何かを越えることができたと感じる今日この頃です。
自慢するわけではありませんが、人から年齢を聞かれると、驚かれるほど若く見られます。（貫禄がないと言えるかもしれません。）しかし、体の老化は確実に進んでいるようです。いわゆる「五十肩」になってしまいました。四ヶ月ほど前、野球をした後、肩に痛みを感じるようになりました。急激な運動をしたために起こったので、しばらくしたら治るだろうと思って放っておきました。ところが、四ヶ月経っても、完治しないので病院に行きました。レントゲン写真を見ると、あきらかに腕と肩の骨がくっついていました。軟骨が擦れているのが痛みの原因だということです。お医者さんの診断は、「治るまで時間がかかるよ。もっと早く来ればよかったのに。」という言葉でした。肩にヒアルロン酸を注射針で注入してもらいました。しばらくリハビリを続けなければならないと言うことです。人生には、外側だけではなく、内側を正しく診断してくださる存在が、必要だということに気付かされる今日この頃です。