エリムの憩い

何の変哲もない日常生活の中で、感じた恵みを広く浅く綴ってゆきます

動機

2006年10月29日 | Weblog
 先日、ロボットスーツのHALの番組を見ていました。以前もテレビで見ましたが、驚くべきテクノロジーです。そのロボットスーツを着て、手足を動かしたいと思うだけで、自由に動作することができます。介護の現場で働く人やリハビリ患者、または、災害活動などで活躍が期待されているということです。40キロぐらいの重さでも軽々と持ち上げることができるそうです。近未来の科学技術です。そのロボットを開発した山海教授が、「テクノロジーは、人に希望を与えてゆくものでなくてはならない。」という内容のことを語っていました。その動機を大切にして、夢を追い続けていった結果、素晴らしい科学技術に繋がったのだと思います。「何のために働いているのか?」と、自分に問いかけ、最初の動機をたびたび確認することが大切だと感じる今日この頃です。

背中

2006年10月19日 | Weblog
 先日、落語家の見習いの青年がテレビに出ていました。「この道で良かったのだろうか?本当に、これで食っていけるのだろうか?」と時々不安になると、その心の内を語ってしていました。しかし、そんな時、師匠の背中を見ると、「この人についてゆけば大丈夫だ!」と安心するそうです。落語家、大工、料理人など、その道を極めようとする人は、じーっと師匠の一挙手一投足を観察して、業を習得します。しかし、それは職業人としてだけではなく、人として学ぶことが多いのだと思います。最近、赤ちゃんの目が自分の姿を追っていることに気がつきました。人として、親として、男として、この子の模範になれるようになりたいと願っています。息子が、人生に不安になることがあっても、私の背中を見て、「大丈夫だ!」と安心してもらえるようになりたいですが・・・。「こんなだらしない親父でもなんとかやっている。」と安心感を与えることでも、それはそれで素晴らしいことかな?

謝辞

2006年10月16日 | Weblog

 一年ほど前から、教会では、子供用プログラムに力を入れています。昨日の礼拝後は、13人の子供を引き連れて公園に行ってきました。キャッチボールをしたり、羊を触りに行ったり、大人たちもなかなか楽しんでいます。教会に来る子供はいろいろです。愛情不足で育っているような子供もいるし、心が荒れてて、大人に対しても暴言を吐いて席を立つ子供もいます。言動に注意したら、「こんな教会、二度とこねー」」と出て行った子供がいました。その子供が、先日の集会に、久しぶりに顔を見せました。自分が語った言葉に責任を持たせることは大切なことだと思い、その子供に、以前の言動を問いただしました。すると固い顔をして出て行ってしまいました。ところが、その翌日、再び現われました。「この間は、ごめん・・。」とテレながら謝りに来ました。彼のことを知る大人によると、彼が人に謝るということは今まで皆無だったそうです。小さな一歩かもしれませんが、その子供にとって大きな前進になったと信じています。人と良いコミュニケーションを持つことができる子供に成長して欲しいと願っています。


球根

2006年10月10日 | Weblog
 今日、古典ギリシャ語が休講になったので、先日、ブログで書いたように、庭の手入れをしていました。雑草を抜き、石を取り除き、土を耕してから、ブロックで囲いを作りました。それから、黒土と腐葉土と軽石を混ぜて、土をならしてゆきます。小さな鎌で、土を耕している時です。チューリップの白い球根が埋もれていました。すでに、春に花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれたものです。花の季節が終わった後も、球根は、養分を貯めて、静かに土に埋もれていました。すでに、次のシーズン、花を咲かそうと準備をしているようです。小さな球根に、季節を見分け、命を輝かせてゆこうとする力があることに驚きました。浮き沈みのあるのが、人の人生ですね。じっと土の中で静かに根を張って春を待つ球根のように、人間にはそのように静まる時が大切であると感じます。

植物

2006年10月07日 | Weblog
 昨日、ホームセンターへ買い物に行きました。ガーデニングのための、材料集めです。普段、妻の担当ですが、赤ちゃんで身動きが取れないため、私がすることになりました。今回、ホームセンターのガーデニングアドバイザーから懇切丁寧に教えてもらいました。土作りのために、黒土と腐葉土、軽石をブレンドさせてゆきます。それからブロックで、花壇を整え、チューリップの球根を植えます。来週から、本格的に取り掛かることになると思います。
 しかし考えてみると、チューリップの花が咲くのは4月下旬です。植えた後、半年以上待たなければなりません。球根は、3ヶ月間、雪に埋もれていることになります。気の長い話しです。でも、チューリップの花が咲いた時の喜びは、苦労して植えた人しか味わえないものがあるのでしょう。植物を見るだけでも、命を感じます。世話をしたらもっと、命のエネルギーを吸収できるのではないかと思います。

経済的祝福

2006年10月04日 | Weblog

 二週間ほど前、急に寒くなった日がありました。夜、電気ストーブなしでは仕事ができませんでした。今年の冬は、赤ちゃんもいるので早めに冬支度をしようと思い、電気店へ行き、FF式の暖房機を注文しました。取り付けるのに、壁に穴を開けるので、工事費がかかるということです。取り合えず、取り付け業者に来てもらって、無料見積もりをしてもらいました。その後、札幌地方はとても過ごし易く、ストーブのことをすっかり忘れてました。そろそろと思って一昨日、正式にストーブを買いに行ったところ、同じ商品が、1万5千円も値上がりしてました。前もって、見積もりを出していたので、以前の金額で購入することができました。
 お金を儲けるということはできなくても、物を安く買えたり、無駄なお金を使わないで済んだりすることも、神様の祝福であると感じます。