段ボール箱にたくさん放り込んである、カセットテープを聞いてみたのです。
多いのは、FM放送の音楽番組です。
30年以上経ても、きちんと聞こえます。
当時は、曲目の説明をアナウンサーだけではなく、レコードのライナーノートを書いてる人が、心を込めて熱く語るのです。例えば、桜井ユタカさん、
山下達郎が、アレサフランクリンを、生い立ちから、世に出るまで、一曲一曲を、レコーディングスタジオの説明、ほとんど、授業でした。
当時は、放送内容が、とても緻密、
今は、音楽番組にここまで、力を入れることはないし、その必要もない。
音楽配信で、データのみ手に入れた人が、物足りなくて、CDを買うようですが、少数でしょう。
ビートルズは深夜放送で、詳しく、勉強したのです。
音楽と自分の生活環境が、うまく調和していたのです。
当時流行った曲を聞くと、その頃を思い出します。
ほんとうに良いときに音楽と出会いました。
自分の生涯にわたる潤いを、身につけたのでしょうか。