ラブレア@ロサンゼルス

南カルフォルニア大学(USC)でのMBA生活や家族三人でのロスでの生活の様子をお伝えします。

再びツーソンへ(グァダルペ山脈国立公園)

2005-08-08 13:09:51 | Weblog
カールスバットのコウモリは名残惜しいですが、LAに戻るために再びアリゾナ州のツーソンという街を目指します。62号/180号を西に向かうのですが、その途中からテキサス州に入ります。
テキサス州に入ってすぐ(White's Cityからは30マイル程度)に日本ではあまり名前の知られていないグァダルペ山脈国立公園があります。国立公園は通常は入場料が必要なのですが、ここは特に必要ありません。ビジターセンターについても車が2,3台停車していたくらいでしょうか。

過酷な環境の砂漠で生物が生きていくのは大変なのですが、国立公園内の渓谷は穏やかな気候でアメリカライオン、ハリネズミやシカなど多様な生き物が生息しているようです。今回は時間がないため、全体を眺める程度でしたが、ゆっくりトレイルすると派手ではないけれども、貴重な体験ができそうな気がします。
見るだけでは残念なので、昔の駅馬車の駅の跡地をちょっとだけトレイルしました。小動物の糞や、トカゲ、小さな昆虫など確かに生命を感じることができました。
とってもマイナーな国立公園なのですが、驚いたことに日本語ガイドが置いてありました。1994年にここで働いた日本人の方が作成したもののようです。グァダルペに対する愛情あるれるコメントが残されており、それを読むだけでもとってもいい場所なんだと思えます。時間がなかったのがつくづく残念。がらがらヘビやサソリもいるらしいのでちょっと恐いですが。

その後、テキサス州のエルパソという街を経由して砂漠のドライブが続きます。砂漠ですが、積乱雲が結構多く発生しており、ところどころ雲の下が黒いカーテンのようになっています。どうやらその下では雨が降っているようです。そういった少量でも雨が降るから、砂漠であってもサボテンなどの暑さと乾燥に強い植物が生育でき、砂漠の環境に適応した動物が活動できるんだなあと感じました。

そうそう、途中再び国境警備隊?による検問がありました。前の車の人は、不審に思われたのか、車の中を覗かれた上、停車させられ改めて検査されることになったようです。我が家は、パスポートを見せたら無事通過できました。ほっ。