コーヒー

夜勤明け

6時間ほど寝た


今回の夜勤は提出資料が多かったので
ろくに仮眠も出来ず
退勤後も眠かったので
さっさと家に帰ってきて寝た

いつも夕方目が覚めるが
そのときの混乱ぶりは相変わらず

明るい時間に自分がなぜ寝ているのか
まったく見当が付かないまま
ぼーっとしていて
やがて夜勤明けに寝たことに気づく

体内時計が狂っているので
朝か昼かも解らない
まさにカオスの中に居る自分が不安になる瞬間

そしてしばらく夜勤のことを思い出し
不備はなかったかを思い返す。

昨日の今頃は
遅番の方の退勤と一回目の巡視
まだ暑さの残る園内を懐中電灯を持って見回っていた

問題がありそうな利用者さんがスヤスヤと
朝まで良眠されていたのでホッとした

朝のお茶の時間が終われば帰れるが
今日はコーヒーだったので
配り終えて残った2個の紙コップに入ったコーヒーの行方を
複数の利用者さんが付いて回って心配していた

その光景を見るたび
こんなコーヒー一杯の行方がとても心配なほど
自由のない画一的な環境に置かなければならない立場として
なにか犯罪を犯している気分になって申し訳ない

コーヒー一杯を自由に飲めない環境
それがどんなに理不尽で窮屈なことなのか
実際に暮らしてみなければ解るまい
でもこうして家に帰ってくれば
そんなことを忘れてしまっても一向にかまわない環境がある

支援員が看守になってしまえば
利用者さんは受刑者になってしまう
せめて彼ら彼女らの痛みを理解しようと
同じ目線で向き合うことだけは忘れたくない物だ


今日は目が疲れているので
本も見たくないし動画も観たくない
お茶を飲みながら目を瞑り
瞑想をしながら
眠くなったら寝る