goo blog サービス終了のお知らせ 

Shiggy’s Lounge

ご意見、ご感想を
どうぞご自由に
コメント欄にお寄せください。

真夏のオークランドから (その3)

2013-01-02 17:45:58 | 日記
私のホームステイしているところは
オークランドの街の中心から北へバスで20-30分のところ。
緑が多く、ゆるやかなスロープの続く静かな住宅街にある。




昨日は元旦の休日。
家族全員と市内の公園までドライヴ。
途中、Harbor Bridge から見る City の景色がきれいだ。



家族は40歳位のフィージー出身の夫婦に7歳の女の子。
父は高等学校の社会の先生。
母は病院の受付係。

この7歳の女の子が可愛い。
名前はファンタシア。

”Shiggy" ”Shiggy”と私になついてくれる。
孫に恵まれない私だが、オークランドに孫が出来たようなものだ。



素晴らしく頭のいい子で、しかも7歳ともなると、英語はペラペラ。
私の英語の先生だ。

ただし、難しい単語は知らない。
あるいは発音は知っていてもスペリングを知らなかったりする。
例えば January(1月) は言えても書けなかったりする。
彼らは言葉は音から覚えるのだ。

彼女と両親との会話に私は完全には付いてゆけない。

将来は医者になりたいという。
どうして医者になりたいのかと聞くと、即座に、
"I have 5 reasons" (私には5つの理由がある)と来た。
一つ目は「人を助けたいから」だった。
あとの4つは忘れたが、質問されてすらすらと5つの理由を言えるのは大したものだ。

テレビで子供向けの物語りを見たり、
本を読んだ後で、
短い要約をノートに書いたりする。
今日も自分の部屋から持ってきて、私に読んでくれという。





下の写真は今日の夕飯。

今日はここまで。


(続く)


真夏のオークランドから (その2)

2012-12-31 21:36:09 | 日記
皆様、新年あけましておめでとうございます。

皆さんよりも4時間早くオークランドの街のど真ん中にあるSky Towerの真下で
カウントダウンしながらお正月を迎えました。






10、9、8、、、、、、3、2、1、0 で ”Happy New Year”です。

と同時にタワーの天辺から花火。
狭い広場を埋め尽くした大勢の観客から歓声があがります。



2時間前からタワーの真下のステージで演奏していたロックバンドが再び演奏を開始。





タイマツを持ったダンサーがその前で踊ります。

滅多に経験できないオークランドでの新年のカウントダウンでした。

2013年が皆様にとりまして良い年でありますように・・・・。


(続く)




真夏のオークランドから (その1)

2012-12-30 19:23:30 | 日記
南半球のオークランドは今が夏。
といっても日本の夏ほどは暑くない。
街を行く若者の写真を一枚。



関空を12月28日(金)の17時30分に出発して、
Auckllnd に着いたのは 翌朝の29日(土)の8時30分。
飛行時間は約11時間。

荷物をホテルに預け、街を散策。
バンクーバーの街によく似ている。
メインストリートを10分も歩けば、ウオーターフロントに辿り着く。

Viduct Harbor 近くのレストランに入り、ラム肉のステーキを注文。




ミーディアム・レアーのラム肉は案外あっさりしていて美味い。
赤ワインと良く合う。




席はそよ風の心地よいテラス席。
目の前はヨットハーバー。



1月13日までオークランド郊外のニュージーランド人宅で過ごす。

(続く)







真冬に咲くインパチェンスの花

2012-12-23 23:47:41 | 日記
インパチェンスと言えば夏に咲く情熱的な花。
ハイビスカスと共に私の好きな花の一つである。

ところが、我が家ではクリスマスのこの時期に意外にも、
インパチェンスの花が咲いている。



今年の夏に家の近くの園芸店でこのインパチェンスを買った。
秋口まで我が家の庭先でよく咲いてくれた。
冬を越させようと思って、11月初めにリビングルームに移し、
ハイビスカスに似て水を好むこのインパチェスには
室内に移してからも3~4日に一度くらいはたっぷり水をやっていた。

11月末辺りから部屋に暖房を入れ始めたところ、蕾が出来、
驚いたことにクリスマスの直前に花が咲いた。

******************** 

今年1年間、私の拙文をお読みくださった方々、
ありがとうございました。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

A very Merry X'mas
And A Happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear

(John Lennon の "Happy X'mas” より)



バンクーバーからの便り (最終回)

2012-11-08 18:03:59 | 日記
今回はUBCで若い人たちに混じって忘れかけていた英語を学んで来た。
正確には、忘れかけていたというよりも、もともと英語は余り出来ない。

現役時代にたまたま駐在したのがドイツのデュッセルドルフ。
一方、アメリカは出張では随分行ったが駐在経験がない。
出張というのはせいぜい1~2週間で、
ちょっと英語に慣れて来たかなと感じる頃にはもう帰国。

次の出張はといえば、半年~1年後で同じことの繰り返し。
これでは一向に上手くならない。

それでは、ドイツ語は出来るのか?と問われると、
これが全くダメで、実に中途半端なのだ。

何故、今更語学留学する気になったのかというと、
一つには英語圏で一箇所に一ヶ月くらい定住してみたかった。
旅行者ではなく生活者に近い感覚で。
それから、Jazz や Oldies を歌うのが趣味なので、
英語の発音が良いに越したことはない。
海外旅行でもいつも英語力の不足を痛感している。
DVDで映画を見て字幕や吹き替えなしで楽しめれば素晴らしい。
但し,この最後の目標は永久に手の届きそうに無い高度な目標だが・・・。

UBCはニューズ・ウイーク誌の世界大学ランキングで27位(東大は30位)の
カナダ有数の総合大学。
実は語学を勉強するだけなら語学学校の方が良いのだが、
私はこのような一流大学のキャンパスの雰囲気にも触れてみたかった。
それに、終了証書も大学の名前で発行される。
実に単純な理由で、ここを選んだ。



他にも理由がある。
昨年末受けた TOEIC が700点ちょっとであった。
目標の800点をはるかに下回っていた。
それで、年初からNHKラジオの英語口座で勉強していたが、モノ足りず、
今回思い切ってカナダに語学留学してみた。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、NZ、マルタまで含めて調べた上、
最終的にバンクーバーのUBCにした。
そしてここは期待通りであった。
申し込んだのは3月だった。

帰国後の9月にTOEIC に再挑戦した。
結果は800点を優に超え、目標を達成することが出来た。

バンクーバーという街は初めてであったが、
今までこんなに世界に向けて開放されている国際的な西欧の都市を見たことがない。
バスや地下鉄に乗っても乗客の7割くらいがアジア人。
車内では次の駅のアナウンスを一語一語切り離して、
実に分かり易く放送してくれる。
” Next △Stop △Oak Street ” という風に。△はポーズ。

街で道を尋ねても実に親切。
アメリカの街でこれほど移民や旅行者や留学生など、
ネイティヴでない人々を念頭におき、配慮している街は経験したことがない。
アメリカは、チャイナ・タウンやリトル・東京などが街の一角にはあっても、
街全体や人々は、もっとローカル。

一方のバンクーバーはいろいろな人種が寄り集まっているので、
よく「モザイク」と呼ばれるが、
私の印象では単に混ざっているだけでなくて、
街全体がInternational なセンスに満ちていた。





うれしいことのひとつは、帰国してからも時折、
北京やソウルに戻ったUBCの同級生達から
「Shiggy どうしてる?」といったメールや絵葉書が届くことだ。
” I respect your passion to learn.
I will learn English harder from now. ”
などと殊勝なことを書いてきた韓国の女子大生もいる。
北京から来ていた口数の少なかった男子大学生も、
メールに添付して、10枚くらい私の写っている写真を送ってきてくれた。

下宿(ホームステイ)のおばさんからも、先週近況を知らせるメールが届いた。
来夏も必ず来るようにと。
いつでも行けば気軽に泊めて貰えるところがバンクーバーにひとつ出来たというのも、
予期せぬ成果であった。

今回、韓国や中国の若者達と3週間を共にした経験から私は、
日中韓の学生が交流できる機会がもっといっぱいあれば良いと思っている。

英語で国際交流するなら、アメリカ人やイギリス人とと考えがちだが、 
中国や韓国の学生達も結構英語が上手い。
近間なら費用も安くあがる。
内向きといわれる日本の若者達に良い刺激を与えることが出来るし、
近隣諸国との国際親善にも大いに役立つと思う。 

*** *** *** ***

思い切ってUBCに行って見て良かった。
出来れば、来年の夏もバンクーバーで過ごしたい。


これで、8回にわたる「バンクーバーからの便り」を終わります。