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マイナンバーカード No.2

2021-06-27 15:03:27 | 日記

マイナンバーカード(個人番号カード)ができたから取りに来いという通知(葉書)が、6月25日(金)にようやく届いた。この通知、正式には「個人番号交付通知書・電子証明書発行通知書 兼 照会書」というらしい。葉書1枚に大仰な名前がついている。まあ、いいですが。

申請(4月8日)から2ヶ月半以上たって届いた。なんでこんなにかかるんでしょうかね。「今混んでいるから」という理由のようだが、国は、申請しろ、申請しろとけしかけているのであるから、十分な体制を整えて対応しなければいけないはず。これでは、申請をする人を増やすなど無理な話である。たまたま、今月運転免許の更新があったが、免許センターで更新手続きをすれば即日交付である。この仕組み、見習うところが多くあるんじゃないでしょうかね。

通知が届いて驚いたことは、まず、交付を予約しなければならないこと。個人情報を扱うから、丁寧に秘匿性高く対応するには事前に予約が必要(発行側の理屈)だという論理だろうが、こんなことは何とでもなりそうである。お上ではプロダクトアウト(いいものを作ったのだから売れるはずだ)がまだまだ幅を利かせているようだ。

もう一つ驚いたことは、交付場所である。交付場所は居住区の区民生活課かカード休日交付センターの2ヶ所が選択できるが、休日交付センターは、名前の通り休日しか対応してくれず、平日は区民生活課に取りに行かなければならない。”もの”(ICカード)があるがあるから、被交付者が来る場所にICカードを置いておかなければならないからだろうと推察するが、交付を予約させるのであるからそれに合わせてICカードを配置すれば済む話であり、それほど面倒なことではない。これもやはりプロダクトアウトのにおいが芬々とする。

さらに、交付には、署名用電子証明書暗証番号(英大文字と数字の混在した6文字以上、16文字以下)、利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)、住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)、券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁):これはどうも捨て印相当のようである、の4つの暗証番号を用意しろと言ってきている(4つも!!!)。こんなことは、申請書用紙を送ってきた書類のどこにも書いていない。確かに個人番号カードのサイトには説明があるが、これもプロダクトアウトのにおいが芬々である。

また、通知書の署名用電子証明書暗証番号のところには英数字6文字以上16文字以下としか書いて無く、大文字小文字の区別があるのかどうかは書いていない。個人番号カードのサイトで確認すると英大文字となっている。念のため、マイナンバーカードのコールセンターにも電話してみたが、大文字とのことであった。丁寧な記述が必要であろう。

ちなみに、Windowsでは英大文字と小文字は区別がなく、aもAも同じであるが、LinuxなどではaとAは別文字である(ケースセンシティブという)。このため、aB2yZとAB2YZはWindowsでは同じ文字列であるが、Linuxでは別な文字列である。この混乱を避けるため英大文字に統一したのではないかと思うが、ちゃんと説明する必要がある(理屈はいいけど、どっちなんだと)。

また、利用者証明用電子証明書暗証番号、住民基本台帳用暗証番号、券面事項入力補助用暗証番号は、通知カードにはあたかも4つ別々の数字を用意しなければならないように見えるが、個人番号カードのサイトには3つは同じものでもよいとなっている。これも説明不足である。

全国民が利用するようになるにはものすごい数のハードルがありそうである。何とかしてよ、平井大臣。


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