岩場の片陰、人魚が海へ戻っていく
紺碧の空の陰、ひっそり波間に消えいった
海の底蒼く、仰げば揺らぐ陽炎青く
白き浜辺の幻に、僕らが駆けた足跡か
波がさらった砂の跡、夢の軌跡は辿れない
珊瑚の舞に遥か光月抱く夜
紺碧の空の陰、ひっそり波間に消えいった
海の底蒼く、仰げば揺らぐ陽炎青く
白き浜辺の幻に、僕らが駆けた足跡か
波がさらった砂の跡、夢の軌跡は辿れない
珊瑚の舞に遥か光月抱く夜
人魚の涙は泡と為り、蒼くたゆたい消えてゆく
小夜の漣詠うころ、僕らは何かを忘れゆく
それがなにかも知らぬまま
海は眠りに落ちていく
人魚はひとり海の底
いつかの夏は輝いて、月が彼らを映す夜
僕らは全てを忘れゆく
小夜の漣詠うころ、僕らは何かを忘れゆく
それがなにかも知らぬまま
海は眠りに落ちていく
人魚はひとり海の底
いつかの夏は輝いて、月が彼らを映す夜
僕らは全てを忘れゆく
僕の中から消えていく
誓った言葉もあの砂浜も
東雲よ今ただ少しこのままで
彼女の瞳が遠のく前に、もう少し
東雲よ今ただ少しこのままで
彼女の瞳が遠のく前に、もう少し