『Sharon Farm Diary』 シャロン農園日記

イダウワーチタバーリ(ようこそ)!ファームの情報、ニュース、舞台裏等・・・独自の感覚的目線で綴ってまいります。。

与論島慕情

2020年05月15日 | 観光農園


与論島観光ホテルから望む風景は抜群でした。
茶花湾の彼方に拡がる水平線には沖縄の伊平屋や伊是名の島影を望み、
水平線に赤々と沈みゆく夕陽は、明日へのロマンに満ちていました。
何処の観光地に勝るとも劣らない風景だと自画自賛していました。

 今では廃墟となっていますが、当時の与論島の賑わい知る者にとって、
営業をやめた後も
与論島の歴史の中に輝く1頁を見る思いで通り過ぎていました。
そして、心のどこかに「何時かは」という未来への思い、
目標を語り続けていたように感じていました。

 与論島の明日への道しるべを灯し続けるモニュメントに見えるから不思議です。
そして、侘しさよりも老境にある長老からの無言の励ましに聞こえてきます。

昭和の夢

2020年05月15日 | ベルエポック


 昭和50年代の、与論島観光ブームの最盛期に活躍したホテルです。
当時の与論島の観光や経済力を象徴する建造物でした。
島民にとっては、
結婚式場であったり大小の宴会やなイベントなどが行われる
日常生活に密着した施設でもありました。

 島の玄関口の与論空港や茶花港から島の中心街に走るメインロードに面し、
かつては「イチョーキ長浜」といわれるビーチに続く小高い砂丘の上に建てられたホテルです。
私たちは「チンニャンパンタ(カタツムリの丘)」と呼んでいました。
真っ白に風化したカタツムリの殻が無数にあったのを今でも記憶しています。
どうしてそれだけのものが、浜辺の砂丘にあったのかが私にとって今でも謎の部分です。
(続く)