ちっちゃいころに、花いちもんめとか、かごめかごめとかで遊んだことがあります。
ボクは、2歳くらいから親戚の家に、住んでいました。
おばあちゃんと、おじいちゃん、おじさんとおばさん、いとこのヒロシちゃんとかおるちゃん。
そこに、ボクと兄貴と母親が、同居です。
大きな家ではなかったけれども、あったかい家でした。
ペンキ屋さんの家で、職人さんが何人か同居していました。
おじいちゃんは、既にほぼ寝たきりで、あんまり記憶はないけれども、家の様子や夕食の忙しい雰囲気はよく覚えています。
ボクは、一番年下で、遊びに行くときはもっぱらヒロシちゃんがボクを連れていきます。
二つ違いだけれども、子どもの頃の二つは大きな違いで、ボクはいつもどんな遊びをするときにも、「かずは、おみそね」でした。
男の子の遊びでしたから、缶けりだったり、鬼ごっこだったり、空き地の探検、一軒家の建築現場にもぐりこんで大工道具にさわったり・・・。
あんまりはっきり記憶はないのだけれども、花いちもんめのときに「あの子がほしい」って言われなかったら・・・って気にしていたことも覚えています。
『リンゴ畑のマーティン・ピピン』ファージョン
石井桃子さんの翻訳です。
イギリスの古い子どもの遊び。
カゴメカゴメのような感じで、一人の子どもを6人の女の子が取り囲む。
リュートを奏でる旅人が、その真ん中にいる女の子を救いだすといったようなお遊び。
これが本当にある遊びなのかどうかはわかりませんが、何で一人の女の子が中心にいるのかとか、何で6人で取り囲んでいるのかとか・・・・この遊びの本当のお話を今の子どもたちは誰も知らない…。
と言った設定の物語。
最初は、詩も出てくるし、女の子の遊びだし、読みにくいなと思っていたのですが大間違い。

旅人の名前はマーティン・ピピン。
彼がリュートを奏でながら、6人の女性に、6つの恋の物語を語って聞かせます。
「男なんて何よ、ふん!」みたいな乙女たち6人が、その恋の物語を聞きながら、少しずつ心を開き始めていくのですが、この恋の物語が良くできている。
恋の物語なのですが、魔法があったり、ファンタジーだったり、妖精が登場したり・・・・
「あれっ、ボクは恋物語が好きだったのか?」と思ってしまうほどに、ワクワクしてしまう。
考えてみれば、ウィリアム・モーリスの物語も、ファンタジーだけど恋のお話だし、ヨーロッパの物語の多くが男女統合のモチーフですから、ごく普通の事なのかもしれません。
それにしても、物語が、2段構えになっていて、更にマーティンが語る一つ一つの物語が6つもあるのですから読みごたえのあるそしてたっぷりと楽しめるお話でした。
さて結末は・・・・
興味のある方はぜひ自分で恋の物語に触れてみてください。
そういえば、8月のワンデイワークショップ
7~8年ぶりにボクがファシリテートする事になりました。
ギリシャのお話をもとに構成するアートセラピーワークショップです。
オタノシミニ!
ボクは、2歳くらいから親戚の家に、住んでいました。
おばあちゃんと、おじいちゃん、おじさんとおばさん、いとこのヒロシちゃんとかおるちゃん。
そこに、ボクと兄貴と母親が、同居です。
大きな家ではなかったけれども、あったかい家でした。
ペンキ屋さんの家で、職人さんが何人か同居していました。
おじいちゃんは、既にほぼ寝たきりで、あんまり記憶はないけれども、家の様子や夕食の忙しい雰囲気はよく覚えています。
ボクは、一番年下で、遊びに行くときはもっぱらヒロシちゃんがボクを連れていきます。
二つ違いだけれども、子どもの頃の二つは大きな違いで、ボクはいつもどんな遊びをするときにも、「かずは、おみそね」でした。
男の子の遊びでしたから、缶けりだったり、鬼ごっこだったり、空き地の探検、一軒家の建築現場にもぐりこんで大工道具にさわったり・・・。
あんまりはっきり記憶はないのだけれども、花いちもんめのときに「あの子がほしい」って言われなかったら・・・って気にしていたことも覚えています。
『リンゴ畑のマーティン・ピピン』ファージョン
石井桃子さんの翻訳です。
イギリスの古い子どもの遊び。
カゴメカゴメのような感じで、一人の子どもを6人の女の子が取り囲む。
リュートを奏でる旅人が、その真ん中にいる女の子を救いだすといったようなお遊び。
これが本当にある遊びなのかどうかはわかりませんが、何で一人の女の子が中心にいるのかとか、何で6人で取り囲んでいるのかとか・・・・この遊びの本当のお話を今の子どもたちは誰も知らない…。
と言った設定の物語。
最初は、詩も出てくるし、女の子の遊びだし、読みにくいなと思っていたのですが大間違い。


旅人の名前はマーティン・ピピン。
彼がリュートを奏でながら、6人の女性に、6つの恋の物語を語って聞かせます。
「男なんて何よ、ふん!」みたいな乙女たち6人が、その恋の物語を聞きながら、少しずつ心を開き始めていくのですが、この恋の物語が良くできている。
恋の物語なのですが、魔法があったり、ファンタジーだったり、妖精が登場したり・・・・
「あれっ、ボクは恋物語が好きだったのか?」と思ってしまうほどに、ワクワクしてしまう。
考えてみれば、ウィリアム・モーリスの物語も、ファンタジーだけど恋のお話だし、ヨーロッパの物語の多くが男女統合のモチーフですから、ごく普通の事なのかもしれません。
それにしても、物語が、2段構えになっていて、更にマーティンが語る一つ一つの物語が6つもあるのですから読みごたえのあるそしてたっぷりと楽しめるお話でした。
さて結末は・・・・
興味のある方はぜひ自分で恋の物語に触れてみてください。
そういえば、8月のワンデイワークショップ
7~8年ぶりにボクがファシリテートする事になりました。
ギリシャのお話をもとに構成するアートセラピーワークショップです。
オタノシミニ!
最近よんだ本について、昨日おもいだせなかったタイトルですが、「虹伝説」というウル・デ・リコというイタリア人画家によるものでした。
すばらしく美しい絵と、ちょっと不気味な独特なファンタジーの世界がおもしろい!
そして、この絵本に感銘をうけた日本人ミュージシャンが絵本の一ページ一ページに楽曲をつけたアルバムもあるみたいですよ。
私はもともと児童文学が大好きなので。。。
違和感なく入っていけたようです。
普段は切ないような暗いお話が好きなので、明るいお話も読んでみようと思いました。
次回も楽しみにしています!
ボクたちは、いつも頭の中で「物語を語っている」ようです。
本で読む物語は、そんな誰かのイメージした世界。
自分の心の中の物語と、どこかで呼応したお話が不思議と響きます。
この世界にある、物語は誰かの夢の一つでもあるんです。
現実よりも、イメージの世界に生きているって言えるくらいですね。