父親と息子の話は、それがどんな形であれボクには気になる話。
ボクには父親はいたけれども、父親を味わったことはほとんどない。
だから、自分が父親になったことで何をどうしてあげたらいいのか、かなり戸惑った記憶がある。
もっと言えば、自分が受け取れなかった愛情を、たっぷりと注いでやろうと気概だけはあったように思う。
父と息子。
なんだか不器用な父親像が浮かぶ。
まさに、その通りのストーリーがこの『とんび』
小説で読むつもりが、NHKのドラマになっていたので、例によって録画で見た。
事前に千桂子先生から、「涙なしでは観られない」と言われていたので覚悟はしていたけれども、涙腺がますます弱くなったことを痛いほどに自覚した。
重松清は瀬戸内をよく描く。
出身がそうなんだろうが、言葉や風景によってストーリー味わいが増す様な気がする。
港湾の積荷作業をする父親と、その息子の話。
母親は、息子が幼いころに事故で亡くなる。
その息子が、父親の絶対的な愛情と、その周辺の人間にたっぷりと愛されて育っていく。
その父親の不器用が故の葛藤が胸を締め付ける。
ボクのオヤジは、無口だった。
手先は器用だったけれども、愛し方は不器用だった。
いや、愛されたという記憶はないけれども、きっとあれが愛情だったのだろうという推測はできる。
もしかすると、父親の愛情は、そんな不器用なほうがいいのかもしれない。
まっすぐに生き、まっすぐな愛情を傾け、我が息子を誇らしげに語る。
あいにく我が家には息子はいないけれども、そんな父親像に憧れる。
本を読んでみよう!
ボクには父親はいたけれども、父親を味わったことはほとんどない。
だから、自分が父親になったことで何をどうしてあげたらいいのか、かなり戸惑った記憶がある。
もっと言えば、自分が受け取れなかった愛情を、たっぷりと注いでやろうと気概だけはあったように思う。
父と息子。
なんだか不器用な父親像が浮かぶ。
まさに、その通りのストーリーがこの『とんび』
小説で読むつもりが、NHKのドラマになっていたので、例によって録画で見た。
事前に千桂子先生から、「涙なしでは観られない」と言われていたので覚悟はしていたけれども、涙腺がますます弱くなったことを痛いほどに自覚した。
重松清は瀬戸内をよく描く。
出身がそうなんだろうが、言葉や風景によってストーリー味わいが増す様な気がする。
港湾の積荷作業をする父親と、その息子の話。
母親は、息子が幼いころに事故で亡くなる。
その息子が、父親の絶対的な愛情と、その周辺の人間にたっぷりと愛されて育っていく。
その父親の不器用が故の葛藤が胸を締め付ける。
ボクのオヤジは、無口だった。
手先は器用だったけれども、愛し方は不器用だった。
いや、愛されたという記憶はないけれども、きっとあれが愛情だったのだろうという推測はできる。
もしかすると、父親の愛情は、そんな不器用なほうがいいのかもしれない。
まっすぐに生き、まっすぐな愛情を傾け、我が息子を誇らしげに語る。
あいにく我が家には息子はいないけれども、そんな父親像に憧れる。
本を読んでみよう!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます