素敵な言葉に出会った。

30年近く、自己分析なんて言う難しい、と言うか、難解な分野の講座をやり続けてきた。


「自分て、いったい誰なんだ？」


この答を得ることは難しい。


古代ギリシャの哲学者、大賢人タレスが


「この世で最も困難なことは自分を知ること 」 と言っている。


でも、困難だけれども、いったいこの自分はどんな存在なんだ？


何のために生まれてきたんだ？


何で、この時代に、この日本に、あの両親のもとに、この家族に生まれたんだろう。


人生にどんな意味があるんだろう。


こういったことを、哲学や、宗教や、科学そして心理学が何とか紐解こうとしてきた。


難しい理論や思想は、もっともらしいから惹かれるけど、でも、やっぱり難しいから、わかったようなわからないような。


今日たまたま読んでいた雑誌に、井上ひさしさんの言葉が載っていた。


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「 むずかしいことをやさしく、


やさしいことをふかく、


ふかいことをおもしろく、


おもしろいことをまじめに、


まじめなことをゆかいに、


そしてゆかいなことをあくまでゆかいに 」


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本意を得たり、って感じです。


ボクも、ずっとこのことを目指している。


といっても、簡単なことではないのだけれど。


これって、人生のあらゆることにあてはまるんじゃないだろうか。


少なくとも難しいことを、もっともらしく伝えるような講師にはなりたくないからなぁ。


素敵な言葉に出会えた。


心によく刻んで、毎回の講座に向かいます。