この作品は、先日ブログにも書いた『一瞬の風になれ』と同じように、高校生の物語です。
高校生って、大人のにおいと子供っぽさが混在した、彼ら自身も自分を持て余しているような、そんなあいまいな年代ですね。
だからこそ、部活に情熱を燃やして行くのは最高の自己実現なんです。
ボクの高校時代は、テニス一筋。
中学から続けたテニス部でしたが、ボクの行った高校のテニス部は、かなりレベルが高く、おまけに相当きつい練習で有名でした。
うさぎ跳びなんか当たり前だし、ボールボーイで失敗すると、何時間でもグランドを回されたし。
この話をすると、何回かのシリーズにしなきゃならないのでやめておきますが、そのお陰で、インターハイや、国体にも出場することができたのですから、しごきもはなっから否定するわけにはいきませんね。
さて、この『楽隊のうさぎ』を読んでいると、そんな青春時代のアツサがよみがえってきます。
別にしごきがあるわけではありません。
全編心地よい緊張と。あったかい雰囲気が流れています。
時折、主人公の心の中にウサギが登場し、緊張が和らぎます。
昨日、「オンガクガミエテクル」と書きましたが、吹奏楽部に入部した克久のお話。

吹奏楽部に入ったとはいえ、克久は楽器をいじったことなどありません。
顧問の森勉ことモリベンに、打楽器の担当に充てられます。
この高校は、全国大会常連校で、その練習も保護者からクレームが来るほどに厳しいもの。
克久が1年生から2年生になって大会に挑むまでの様子が、イキイキと描かれています。
そこで演奏される音楽が、「シバの女王ベルキス」
もちろんボクはこの曲は知りません。
きっと有名なんでしょう。
ボクが知っている「シバの女王」は、全く別の曲で、クラシェラ・スサーナという外国の女性シンガーが、日本語で「ワ~タシハ、アナタ~ノ~、アイノ~ドレイ~・・・」と絶叫するものでした。
コレシッテイルヒトハカナリフルイデス
この曲ではなく、マーチです。
ソロモン王が凱旋をしている様子や、シバの女王とソロモン王の同盟を祝ったり・・・・といった様子が、描かれています。
物語ですから、本からは音楽は聞こえてきません。
でも、確かな映像が見えて来るんですよ、本当に。
克久がたたくティンパニーの轟が、栄華を誇るソロモン王の力強さを見事に伝えてきます。
クラリネットや、フルート、そしてトランペットの音が、群衆の喜びを見せてくれるのです。
特に、この後半の演奏の部分は、本を読んでいるというよりも、映像を見ている感じでした。
少し興奮気味ですが、言い本でした。
ちなみに、You Tubeで、おそらくその曲だと思われる映像を見つけたので、興味のある方はぜひご覧ください。(7'48"時間のある方に限ります)
あ、本のその部分を読みながらだと、さらに感動ですよ。
高校生って、大人のにおいと子供っぽさが混在した、彼ら自身も自分を持て余しているような、そんなあいまいな年代ですね。
だからこそ、部活に情熱を燃やして行くのは最高の自己実現なんです。
ボクの高校時代は、テニス一筋。
中学から続けたテニス部でしたが、ボクの行った高校のテニス部は、かなりレベルが高く、おまけに相当きつい練習で有名でした。
うさぎ跳びなんか当たり前だし、ボールボーイで失敗すると、何時間でもグランドを回されたし。
この話をすると、何回かのシリーズにしなきゃならないのでやめておきますが、そのお陰で、インターハイや、国体にも出場することができたのですから、しごきもはなっから否定するわけにはいきませんね。
さて、この『楽隊のうさぎ』を読んでいると、そんな青春時代のアツサがよみがえってきます。
別にしごきがあるわけではありません。
全編心地よい緊張と。あったかい雰囲気が流れています。
時折、主人公の心の中にウサギが登場し、緊張が和らぎます。
昨日、「オンガクガミエテクル」と書きましたが、吹奏楽部に入部した克久のお話。

吹奏楽部に入ったとはいえ、克久は楽器をいじったことなどありません。
顧問の森勉ことモリベンに、打楽器の担当に充てられます。
この高校は、全国大会常連校で、その練習も保護者からクレームが来るほどに厳しいもの。
克久が1年生から2年生になって大会に挑むまでの様子が、イキイキと描かれています。
そこで演奏される音楽が、「シバの女王ベルキス」
もちろんボクはこの曲は知りません。
きっと有名なんでしょう。
ボクが知っている「シバの女王」は、全く別の曲で、クラシェラ・スサーナという外国の女性シンガーが、日本語で「ワ~タシハ、アナタ~ノ~、アイノ~ドレイ~・・・」と絶叫するものでした。
コレシッテイルヒトハカナリフルイデス
この曲ではなく、マーチです。
ソロモン王が凱旋をしている様子や、シバの女王とソロモン王の同盟を祝ったり・・・・といった様子が、描かれています。
物語ですから、本からは音楽は聞こえてきません。
でも、確かな映像が見えて来るんですよ、本当に。
克久がたたくティンパニーの轟が、栄華を誇るソロモン王の力強さを見事に伝えてきます。
クラリネットや、フルート、そしてトランペットの音が、群衆の喜びを見せてくれるのです。
特に、この後半の演奏の部分は、本を読んでいるというよりも、映像を見ている感じでした。
少し興奮気味ですが、言い本でした。
ちなみに、You Tubeで、おそらくその曲だと思われる映像を見つけたので、興味のある方はぜひご覧ください。(7'48"時間のある方に限ります)
あ、本のその部分を読みながらだと、さらに感動ですよ。
僕の好きなミュージシャンの言葉で
音楽は宇宙船だよ
素敵な世界へ連れて行ってくれる
て言葉があるけどまさにそう!
地球の中にも宇宙は広がってるのかな~
音楽は宇宙船
ステキですねぇ。
あの音符の集まりが、まだ見ぬ宇宙に連れて行ってくれるんですね。
それが『見える』のなら、地球にも、そして心の中にも宇宙は広がっているはず。
全部つながっているんだよね、きっと。