幽霊の正体見たり...

2017年08月15日 | 写真

夏になると怪談と相場が決まっている。お化け屋敷が最近流行りらしい。お化けクリエーターやお化け屋敷プロデューサーなる仕事が引っ張りだことのことで、このジャンルのビジネスにどうやら火が付いたようだ。私の子供の頃のお化け屋敷は、唐傘だとかろくろ首などのレガシーお化けばかりで、正直あまり怖くはなかった記憶がある(生意気な少年だった)。しかし最近のお化けは設定作りから恐怖人形まで非常に手が込んでおりリアリティーが高い。妖怪のような非現実的な姿ではなく人間の亡霊を題材としているせいか、お化け屋敷からやっとの思いで出てきても後味がちょっと違うような気がする。何と言うか、心残りな妙な感覚が尾を引く。もしかすると私もお化けビジネスに完全に乗せられてしまった一人なのかも知れない。くわばらくわばら...。