大阪万博の灯は消えず

2017年09月17日 | 写真

現在の太陽の塔の姿


1970年現役当時の太陽の塔



現在の後ろ姿


やっぱりこれは素晴らしい!岡本太郎の傑作「太陽の塔」である。現在、一般公開に向けて耐震工事など準備が進められている。生命の樹という動くオブジェが内部にあったが、それら内部構造は現在の最新の技術で完全再現されるという。万博当時、太陽の塔の内部に入ったとたん子供心に不思議な感覚にとらわれたのを今でも覚えている。BGMに流れていたのは生命の賛歌という不思議な音楽で、さらに効果を盛り上げていた。岡本太郎の世界観をエスカレーターでゆっくりと登りながら五感の全てで体感できる画期的なパビリオンであった。それが、再び一般公開されるというのだから物凄くワクワクさせられる。もはやもう待てないと言ったところ。万博そのものが私にとっては未来を感じることのできた忘れ得ぬ思い出である。中でも太陽の塔は万博のシンボル的な存在で、お祭り広場の屋根を突き破って頭部を出したその姿は異様な存在感であった。今でも万博記念公園にすっくと立っている。岡本太郎の時代を超越した芸術的才能は今でも色褪せることなく輝いている。