ケルザイム 未知との遭遇

幸せを夢の実現と考えるか、何気ない暮らしの中で幸せを感じるか。ひとの価値観にスポットをあてたそんな内容にしたいです。

シックハウス

2008年02月12日 | Weblog
 最近よく耳にする言葉ですね。それでは化学物質過敏症も同じくらい聞かれているかもしれません。前者は新築やリフォームを契機に頭痛や倦怠感が起こったり原因不明の体調不良が続いたりする病気で、その部屋のホルムアルデヒドという化学物質の濃度が安全基準値を超えていて、主に寝室などの様に滞在時間の長い場合発病するケースがあるそうです。後者はその進化した形で化学物質に反応してしまう恐ろしい病気です。そしてさらに進んでしまうとあらゆる化学物質に反応してしまう多種類化学物質化敏症になり、通常の社会生活が営めなくなるそうです。ホルムアルデヒドはフェノール、尿素と反応させ接着剤として利用され発がん性が指摘されています。その安全指針値は0.08ppmただし気温25度の条件ですから今のように気温が低い場合、井上式などの換算式(Ct=C×1.09^(t-23))を使って正しい数値を出す必要があります。しかし一見濃度だけを見るとそうたいした事ないのではと思われるかもしれませんが、実は人が一日に摂取する空気の量は15~20キログラムで食物や水の10倍に相当する。そして外界から摂取する化学物質の約6割は室内空気からだと言われています。
 私も今月ホルムアルデヒドの室内濃度を測定します。そしてNHKのためしてガッテンでも放映されていました柳沢センサーを使って発生源部材毎に発生量を測定します。これは意外と無法地帯となっている家具や外国塗料からの特定ができるため、対策が講じ易くなるのです。その有効な対策の一つとしてHomeSafePaintを使ってホルムアルデヒドをシーリングして部屋内に出さなくする方法です。ただし水蒸気は通しますのでポリエチレンシートに見られる内部結露はおきません。封止効果イメージとしてはシールされた際分子レベル的な穴があくのですが、その穴よりもホルムアルデヒド(HCHO)は大きく通過できないが、水蒸気(H2O)は小さいから通るというわけです。