ケルザイム 未知との遭遇

幸せを夢の実現と考えるか、何気ない暮らしの中で幸せを感じるか。ひとの価値観にスポットをあてたそんな内容にしたいです。

entrepreneur(アントレプレナー)

2009年03月29日 | Weblog

 企業家という意味らしい。
ヨーゼフ・A・シュンペーターの理論の中心概念であるイノベーシ
ョンを実行する者をそう呼ぶらしい。日本では技術革新と訳さ
れる。しかしこの場合は財貨の生産や生産方法の導入そして
販売先の開拓などそのほか合計5つの新しい生産要素の組み
合わせを実行している者であっていわゆる経営者とは分けて
いる。近年は起業家として訳されることもあるという。私の
周りでも最近新規事業を起業された方が何人かいる。不況の
最中じっとしているより行動をといった呼びかけもあるが資金
が循環することになるから大変良いことではないかと思う。
景気循環とはシュンペーターの理論だが信用創造もまた然り。
簡単に説明すると起業家が銀行から信用貸出を受けそれに伴
い銀行システムで通貨が創造されること。
ないものが創造され社会に不均衡に出回っていく、それを好況
と表現している。やがて銀行への返済が進むにつれ均衡化して
いく過程を不況と考えている。これは信用貸出を受け信用収縮
をしたことになる。
 さて、不況時の有効対策として住宅政策がある。
住宅を建てるという事はその市町村には固定資産税をはじめ
住民税など色々な副産物があるからせめて固定資産税を半分
にしましょう、建物については3年間だけ半分ね。アパート
用地なら1/6にしましょう。などなど特典がいっぱいある。
しかし住宅建設のすごいところはそんなもんじゃない。
何しろ部品数が半端ではない。自動車が5万点から構成され
ているというが住宅ではその倍の部品が必要になる。
つまりそれだけ市中にお金が出回るということである。
住宅の経済誘発係数が2.0いくらだったと記憶しているが、
どういう事かというと2000万円の住宅を建てたとすると
4000万円の取引があることになる。財政難の市町村の方には、
是非市町村循環型選択を願いたいものである。