ある人
の
話。
57歳のご主人
55歳の奥さん
夫婦
で
ご主人
の
故郷
に
帰ってきた。
その二人の身近な人から聞いた話
料理人
の
ご主人
は
自分
の
店
を
持ちたがっていた。
が、
身体
を
壊してしまって
叶わぬ夢となったという。
あきらめたかどうかまでは
分からない。
まわりの親戚は
これからの生活を心配していた。
生活をどうするのか?
親戚の集まる場で
久しぶりの語らい
お酒を呑みながら
楽しい語らい
のはずだった。
だが、
男性
が
奥さん
を
置いたまま
黙って
いなくなった。
ふと気づいた
男性の兄
心配して
探した。
奥さん
は
他県の人
なので
地元の地理には
不案内
で
置いていくはずがない。
風にでも当たっているんじゃ、、
この暑さに?
どうした?
どうした?
と
いろんな思わく
で
皆が心配しながら
色々
言っていた。
40代
の
本家のお嫁さん
が
ひとこと、、、
「子どもじゃあるまいし。」
いきさつ
を
聞いた。
男性
は
気分のよくないことがあったので
先に一人で
帰っていたらしい。
「子どもじゃあるまいし。」
そうなのよね。
若くて未だ先に未来がある
あの頃なら、、
でもね。
まだ先
は
長いけど
60も間近になり、
ある程度の見通しができて、
良い見通しならまだしも
もう、、、 若くない。
頑張って
挽回できる。なんて
自信
もなくて
過去の未練
と
後悔
と
ましてや
自分で自分が
よく分かっていて
不安、、
に
覆いかぶされそう
潰されそう
そんな時
に
人
からの言葉
は
優しくても
あえて苦言でも
まっすぐ
自分の持つ
傷
に
突き刺さってしまう。
そんなことがある。
と、
私は思った。
置いてけぼりにされた
奥さん
は
どうした?
どうした?
と
皆が
心配して
探している時に
「私が〇〇さんと話していて
旦那さんのそばにいなかったから、、」
と、
男性への
思いやり
を
話していたそうな。
分かる。分かる。
傷ついてるのよ。男性。
そこを
奥さんは知っているから
そばで見守っていよう。
心がけているんだ。
奥さんの気持ち
が分かる。
どんなきっかけで
スイッチ
が
入るか
分からないから
そばにいてあげよう。
そうしているんだ。
くだんの
若い40代の奥さん
あなたも
私の年齢になれば
分かると思う。
若いって
罪
だ。
そう思ってしまった。
私も若い頃には
分からなかった。
同じ道
を
皆
歩むんだ。
だから、
仕方ない。