![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/20/5eac7ac40f5d7ff652a48cf5bf06825c.jpg)
2013年10月8日 - オープニング週末興収(実数)
見込みより下がらず、逆にちょっとだけ増えました。
http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=gravity.htm
第1週の週末(10月4日-6日)
ランク: 1位
上映館数: 3,575
興収: $55,785,112(1館平均:$15,604)
北米外: $28,400,000
全世界興収: $84,185,112
あちこちでされている分析を見ると、3D離れが進んでいたのに、この映画では3D、IMAXでの鑑賞を選んだ人が多かったことが大きな要因でもあるそうで、それは逆にいうと、次に3D映画が公開されたときに、上映館数の激減でダメージを受けるということになり、それまでにどこまで興収を延ばせるかが、2億ドルあたりまでいけるかどうかのカギのようです。次の3D映画は、11月1日公開の"Ender's Game"、さらにその次の週には"Thor"が公開されます。
北米外では、意外と伸びがなかったという評価もあります。これは宣伝がまずかったんじゃないかという説も。大きな市場であるドイツでの興収がよくなかったらしいです。イギリスがロンドン映画祭の影響で11月に公開が延びたので、そこでどれくらいいくか。アメリカでコケた『パシフィック・リム』が救われた3D大市場の中国の公開日が作品HPには出ていないのが不思議です。
公開直後から、「事実との違い」とか、ネタバレを含む監督インタビューなども出ていますが、そのあたりは日本公開後にまとめようと思います。事実との違いについては、宇宙飛行士のインタビューなどもあるのですが、面白いのは、実際の宇宙飛行士たちは事実との違いを当然はっきりと分かりながらも、映画を楽しんでいる様子なのに、宇宙に実際行ったことはないのに、そこそこの知識がある人たちが文句を言っているところですね。映画はドキュメンタリーじゃないんだから。
2013年10月7日 - オープニング週末興収
好調な滑り出しをお伝えしましたが、ファミリー映画が強い土曜日に異例の上昇を見せ、予測をはるかに上回る週末興収が見込まれています。
http://www.boxofficemojo.com/movies/?page=daily&id=gravity.htm
WBの公式見込みで、週末3日間の興収は5,555万ドル。
ぶっちぎりの1位ですが、これは10月公開記録だそうです。ただし、3DやIMAXの割り増し料金を考えると必ずしもそうとは言えないようです。それでも、立派な数字。サンディーにとってはキャリア最高ですが、意外にも、ジョージにとってもそうなんですね。「オーシャンズ」シリーズはもっと上かと思っていました。前にも書きましたが、「シャッフル」で週末興収が1700万ドルで大喜びし、「あな婿」で3400万で狂喜したのがウソのよう・・・。
あくまでも見込みですから、実数があまりにも下がらないことを願いたいです。"The Heat"の時は、スタジオの見込みと実数が100万ドル違って、けっこう笑われてましたし。日曜日の数字が読みにくいらしいですね。実数が出るのは日本時間で火曜日になります。
北米以外でもかなりの国で公開されていて、それぞれ好成績を出しているようです。
あとは、平日の落ち具合。そして、これからは毎週末に強力作品が公開されていきますから、どれぐらい落ち込むか。来週はトム・ハンクスの海賊実話ものが公開になり、すでに高い評価を受けています。
2013年10月5日 - 初日の興収
10月4日、正確には、3日の夜から、ついに全米公開になりました。3500万ドル前後、うまくいくと4000万ドルに届くかどうか、との予測が大方だったなか、3DやIMAXの割り増し料金のお陰もあり、初日の興収見込みが1750万ドル、3日間の週末では5000万ドルに届くかも、という見込みで、これはオリジナル映画としては、10月の全米オープニング興収記録になるそうです。
上映館数: 3,575(内、3D上映が3,150、IMAXが323)
初日興収見込み: 1750万ドル(木曜深夜の140万ドルを含む)
観客の出口調査(Cinemascore): A-
実数はだいたい見込みより低くなるものですが、これなら、週末興収は4000万ドル台は確実でしょうから、ひと安心です。批評家の評価が高すぎると逆に不安になってしまって。製作費は8000万ドル~1億2000万ドルの間で意見が分かれているようで、正確なところは不明ですが、8000万ドルというのは撮影に入るまえから出ていた数字ですから、絶対にそれ以上はかかっている気がします。公開も1年延びたんだし、人件費だけでも膨大ですよね。
オープニング週末の映画会社発表の見込みは米時間で日曜日に出ます。
2013年9月28日 - IMAXで観ましょう!という映像
新しい映像は1つか2つあるかも。IMAXで見てください、という予告編です。監督は、「未来を舞台にした空想上の映画にする気はなく、映像的にはドキュメンタリーのようにしたかった」と語り、本物の宇宙飛行士2人(サンディーがアドバイスを受けた人も)は、事実に正確だと語っています。
2013年9月27日 - プレミアなど
全米公開はいよいよ来週金曜日。1億ドルとも言われる製作費(とはいえ、昨今の“大作”としては低予算のほう。いくらキャストが2人とはいえ、技術面を考えると、もっとかかってそうですが)のこの映画ですが、10月という時期や映画のタイプとして、WBはオープニング週末で3000万ドルを超えたら上出来、と(表向きには)言っているそうです。
http://www.hollywoodreporter.com/news/gravity-tracking-could-warner-bros-637408
でも、ハリウッド・リポーター誌によれば、3DやIMAXという高めの入場料ということもあり、事前のセールス見込みは3500~4000万ドルのオープニングではないかとの予想。批評家からの反応がとてもいいということもあり、今度はなんとか興収で成功してほしいです。9月23日にサンセバスチャン映画祭、27日にチューリッヒ映画祭での上映、ということもあって、キュアロン監督はその間もヨーロッパにとどまり、フランスなどでティーチ・インのような形で試写をおこなっているようで、ほぼ各地で10月に公開になるため、監督も宣伝に頑張ってますね。ジョージ・クルーニーは何もせず(苦笑)。撮影中なので仕方ないとはいえ、もうちょい何とかしてくれたらなあ、と思いますが、過去の作品の時のことをちょっと調べてみたら、ジョージはTV出演とかはしない傾向みたいです。
ということで、これから10月4日オープニングまでのサンディーのスケジュールは・・・
(米時間)
9月27日(金) - Tonight Show with Jay Leno 出演
10月1日(火) - ニューヨークでプレミア
10月2日(水) - The Daily Show with Jon Stewart 出演
10月3日(木) - Live with Kelly & Michael 出演
今のところ、こんな感じです。The Daily Showは久しぶりですね。プレミア近辺で、いつものToday Show に出るんじゃないかと思うのですが、まだ不明です。あとは、Craig とか、公開後になりそうですが、Ellen とかが可能性ありかと。作品の性質から、Charlie Rose の長いインタビューもありそうな気がするのですが、これは希望的予測。
スペースウォーク体験
これは日本の公式サイトにはまだ出てなくて、米公式サイトのほうですが、SPECIAL FEATURES というところをクリックすると、サンディーの息遣いを聞きながら(笑)スペースウォークが体験できます。Google Chrome が必要です。
http://gravitymovie.warnerbros.com/#/home
2013年9月27日 - スチール5点追加
Entertainment Weekly 誌に載るスチールだそうで、特集記事もあるらしいのですが、とりあえず、スチールだけ。全部で7点あるのですが、2点はよく考えるとネタバレ気味なので、あえて載せません。ネタバレでもいい、という方は、リンク先に行ってみてください。
ジョージ&サンディー。なんかかわいい(笑) ノーメイクのサンディー、ほんとに若く見えますね。
監督から演出されているところ。ふたりとも真剣です。
こちらはジョージだけ。
サンディーが一人だけ。
そして、サンディーの真剣なまなざし。
残りの2枚、もう一度言いますが、ネタバレ覚悟の方は、リンク先へ。
http://www.dreadcentral.com/news/70785/new-behind-scenes-stills-defy-gravity
2013年9月17日 - TVスポット2&3 と もう1点のスポット
TVスポット2と3はワーナーのオフィシャルなのですが、もう1点が不明です。でも、そのスポットがいちばんいい出来な気が・・・。
TVスポット2
TVスポット3 - 新しい映像あり。
なぞのTVスポット
UPDATE: 2013年9月12日 - スチール
http://collider.com/gravity-images/
このサイトに、新しいスチールが20点、載っています。時間がないので、リンクだけ。
UPDATE: 2013年9月5日 - メイン予告
ちゃんとした(というと変ですが)予告が公開になりました。サンディーの船内活動は衝突後なんですね。「エイリアン」のリプリーのような、脱げそうな下着でなくてよかった(笑)
UPDATE: 2013年8月31日 - 新ポスターその2
当然、サンディー版もあります。こちらもデカいので、サムネイルで。クリックで見てください。
しかし、クローズアップすぎないか?
UPDATE: 2013年8月30日 - 新ポスター
キャラクターごとにポスターを作るのが最近の傾向なんでしょうか。ジョージをフィーチャーしたポスターが公表されました。クローズアップすぎてよく分からん(笑) 大きいので、サムネイルにします。クリックしてください。
UPDATE: 2013年8月26日 - 米TVスポット1
最初の予告編とほとんど同じ感じです。
UPDATE: 2013年8月9日 - スチール追加
スチール3枚追加です。コミコンで本人が「感情を押し殺したロボットのような感じを目指した」と言っていましたが、確かに。これがほんとにただのロボットのようなもので終わるのか、ちゃんと演技として成り立っているのかは本編を観ないと分かりませんね。昨日、映画館で初めて3Dで予告編を観ました。デブリ(破片)が飛んでくるのがやはり迫力。予告編その1だったので、そうでもありませんでしたが、酔いそうな予感がします。
UPDATE: 2013年8月1日 - 邦題決定
米公式サイトで12月13日公開は分かっていましたが、邦題が発表になったようです。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130801-00025878-crankin
『ゼロ・グラビティ』
ふ~ん・・・。『グラビティ』だけだと何か問題があったんでしょうかねえ。わざわざ『ゼロ』を付けてあります。まあ、公開になればいいんです。邦題は正直なところ、どうでもいいので。年末公開はいろんな意味で大変ですよねえ。大作も続々公開されるから、宣伝、力を入れてくれるんでしょうか。現時点ではまだワーナーの公式サイトには載ってません。
UPDATE: 2013年8月1日 - 実際の宇宙飛行士のコメント
予告編に関して、宇宙飛行士が感想を述べています。できれば詳しく書きたいと思いますが、とりあえずリンクだけ。一応、リアルに描かれているようです。
http://www.buzzfeed.com/nowthisnews/good-luck-sandra-bullock-astronaut-confirms-situa-749g
UPDATE: 2013年7月26日 - 予告編第4弾 "I've Got You"
3連発の最後はジョージと2人。毎回粗を探しているようでナンですが、ジョージの息遣いが聞こえないのはなぜ? ベテランだから? 少しはしてもよさそうな・・・。
ポスター1点
UPDATE: 2013年7月25日 - 予告編第3弾 "Drifting"とポスター2点
今度はサンディーの(ノーメイク)アップ中心です。実写の顔と、CGアニメの体のバランスは別として、予告編自体は思わず息を詰めて見入ってしまう感じはしますね。第3弾は、日本時間で26日午前1時ごろです。
ポスター2点
UPDATE: 2013年7月24日 - 予告編第2弾"Detached"
待望の予告編その2が公開になりました。視覚効果を担当した会社のひとつが、顔の表情以外はすべてアニメーションだと言っているのですが、これを観ると、なるほど、と思いますね。全体で見ればまた違うのかもしれないし、そう願いたいですが、何となく、顔と体が別々というか・・・そういう印象がぬぐえず。予告編はあと2本、深夜と明日、公開されるはずです。
UPDATE: 2013年7月24日 - 公式HPのアップデート
公式HPが更新され、事故発生前の更新が聞こえます。 左側のEVENTというのは、おそらく新しい予告編じゃないかと思うのですが、だとすれば、世界標準時で7月24日のはず・・・。カウントダウンしてるDEBIRS IMPACT INというのは、カウントダウンのゼロまで待ってもまた時計が戻るだけなので、何を意味しているか不明です。
http://gravitymovie.warnerbros.com/
UPDATE: 2013年7月13日 - コミコン用ポスター
来週開催されるサンディエゴ・コミック・コン用のポスターが公開になりました。
http://www.ew.com/ew/gallery/0,,20399642_20716169,00.html#21359118
これはかなり加工された感じですね。7月20日のワーナー/レジェンダリーのパネルで紹介されますが、おそらく新しい映像も発表になると噂されています。また、サンディーの出席もあるかも。
UPDATE: 2013年7月9日 - 監督、プロデューサーのコメント
USA Todayに、監督とプロデューサーのコメントが載っています。この写真、確かにノーメイクっぽいですね。撮影時にウィッグだったのは知っていますが、私はいつも、あの量の髪をよくウイッグに収められるなあと感心。
http://www.usatoday.com/story/life/movies/2013/07/08/gravity-george-clooney-sandra-bullock/2473513/
キュアロン監督「振付された形で俳優たちが動くことで、無重力を映画全体で見せたかった。これは今まで誰もやったことがなく、自分たちにとっても学んでいくプロセスだったが、ものすごくいい感じだ」
ブロック演じるキャラクターが、国際宇宙基地に何とか戻ろうとするシーンは、この映画のスケールを示している。宇宙に漂う姿を見せるために、綿密なワイヤーワークから、270メートルほどの特製キューブの中にブロックを閉じ込めることまで、さまざまなプロセスが必要だった。それらは、CGが加えられる前に行われた。
プロデューサーのデイビッド・ヘイマン「この種の撮影のために、サンドラは肉体的に途方もないレベルまで鍛えていなければならなかった。撮影していない時、彼女は息子と時間を過ごしているか、撮影に備えてワークアウトをしていたよ」
宇宙基地への帰還は、宇宙服の中で死にかけたブロックのキャラクターにとっては、一瞬の平安になるかもしれないが、それは、宇宙空間がどれだけ精神的に恐ろしいものであるかを強調している。
監督「カノジョは、地球が遥か彼方にあるという概念に直面する。地球全体が見えるのに、自分はそこにいないんだ。人間にとって何がほんとに怖いかといえば、無限の空間に取り残されていることだよ」
製作陣は、銀河系のすばらしい天体のいくつかを描写するうえで、さまざまな状態にある無数の星と地球をコンピューターを使って配置し、撮影した。それをやり遂げたあとで、キュアロンは惑星の荘厳さに胸を打たれた。それは本作の大きなキャラクターのひとつとなる。
監督「宇宙からこの地球をその美しさと色彩すべてを含めてみると、世界の国々が分かれているなんて思えない。地球はひとつの有機的な美しいものだ。人間は、1つの非常に美しい場所にたまたま住んでいるだけ」
UPDATE: 2013年7月9日 - ジョージ・クルーニーのインタビュー
7月5日付のオーストラリアのサイトに載ったインタビューの中で、ジョージがこの作品にも触れています。発言の一部は前にもどこかで読んだような気がしますし、インタビュー自体が少し古い感じ。
以下、関係部分のみ:
「あの映画はとても複雑だった。『僕が監督できたら…』とか、『僕がすでに監督していたらよかったのに』と思ったりする作品だよ。この映画はどうなるかさっぱり分からない。2人の人間が宇宙を漂ってる。コンセプト自体はとても分かりやすく、すばらしい映画になるか、最低の映画になるかだね。僕は、とんでもなく美しい映画になると思うし、とんでもない傑作になると思うよ。それに、サンドラ・ブロックはケタ外れにすばらしい。彼女とは長年の友人で、ほんとうに、正直に言って、僕がこれまでの撮影経験でも最高の時間のひとつだった。彼女はこの映画でとにかくいいんだ。ほんとうに美しい映画になると思うよ。でも、リスクは大きい。なにしろアルフォンソが、『君たちに宇宙服を着せて、サバイバルのストーリーを作り、それは君たち自身の個人的な旅にもなるんだ』なんて言うんだから。とても大胆な映画だと思う。出演できたことがとても誇らしいよ」
UPDATE: 2013年7月6日 - ジェームズ・キャメロンが協力
キャメロンとキュアロン(名前が似てる…笑)は長年の友人だそうで、この映画でキュアロンはキャメロンの助言を求めたそうです。
ふたりの対談映像自体をまだ見ていないのですが、上記サイト内にある概要をさらに概要すると、キュアロンは、この映画のストーリーを伝えるのにふさわしいツールがないと感じ、キャメロンに相談したところ、キャメロンは、問題はテクノロジーではなく、ストーリーテリングのほうだと確信したそうです。この対談では具体的には話されなかったそうですが、撮影監督のエマニュエル・ルベツキの助けで問題が解決した、とのことです。
UPDATE: 2013年6月25日 - 日本公開日決定
何となく公式HPを見てみたら、全世界公開日に日本も入っていました!
http://gravitymovie.warnerbros.com/releasedates/
今年の12月13日です。金曜日です! このリストでも一番遅いですが、それでも全米公開から2か月ちょっと。今年中に観れますよ、皆さん! うれしいなあ。"The Heat"の日本公開より早いかもしれませんね。果たして、来日はあるんでしょうか。
UPDATE: 2013年5月10日 - 予告編 & 追加キャスト情報
ついに予告編発表です。どうでしょうか…。私は正直なところ、よく分かりません(苦笑)。
「追加キャスト」ですが、こちらのサイトで、エド・ハリスが管制塔(というんですかね?)の声で出演している、と伝えています。
また、すでに試写を見た人の話として、映画の大部分を独りで演じているサンディーがすばらしいということと、宇宙で漂流したあとも、いくつかの新たな困難にぶつかるとのこと。そして、サスペンスに満ちた作品だが、最終的には感動をもたらす、とのことです。そのすべてがほんとうであることを祈りましょう。
UPDATE: 2013年5月9日 - 公式ポスター
記事の写真を公式ポスターに変更しました。シンプルでよさそうです。さすがにサンディーのほうが名前が先ですね。
UPDATE: 2013年5月8日 - 予告編の予告編
米時間5月9日(木)に、Entertainment Tonight で予告編が独占公開になるそうです。こちらの15秒ほどの予告編の予告編、これだけではなんとも…って感じですが。
http://www.etonline.com/movies/133755_Gravity_Trailer_Sneak_Peek/index.html
YouTube にも出ましたが、すぐ削除されるかも。
UPDATE: 2013年1月19日 - ギレルモ・デル・トロのコメント
キュアロン監督の友人であり、この作品の準備段階に深くかかわったと言われるギレルモ・デル・トロが昨年12月にインタビューでこの作品について触れています。このサイトの筆者は、ワーナーが10月という、賞レース・シーズン公開を決めたのは、それだけ賞の可能性があると自信を持ったからだろうと書いています。昨年同じ時期に公開になった『クラウド アトラス』は、一部の映画ジャーナリストから絶賛されたものの、酷評も多く、興収的にも、賞レースでも、惨敗しました。私はこの映画は興収的には厳しいような気がしますが、いい批評を得られて、せめて技術面で賞に絡むといいなと思っています。もちろん、サンディーの演技が評価されればうれしいですけど。
ギレルモ・デル・トロのコメント: 「この作品が、映画業界にとっての革新的なものになるかどうかは分からないが、ストーリーを伝える構造の枠をかなり広げている。オープニング・シークエンスはとても長く、(3分割に考えての)前半は事実上、シングル・カメラ・ショットだ。アルフォンソはそれをとてもスムーズに達成している。この映画には魅了される。私は最初から最後までイスから身を乗り出した。私は友人として、まだ未完成な状態で試写をし、いつものように、意見を交換した。またすぐ観たいよ」
UPDATE: 2013年1月16日 - 全米公開日決定
やきもきさせられましたが、全米公開日がようやく決定しました。10月4日です。
http://www.hollywoodreporter.com/news/george-clooney-sandra-bullocks-gravity-412829
WBのラインナップから、そのあたりだろうと思っていましたが、はっきりしてよかった。製作費は1億ドル近いとはいえ、作品の内容自体がではアート系に近いということで、どういう公開にするかを悩んだんじゃないでしょうか。キュアロン監督のコアなファンや、SF映画ファン以外にはちょっととっつきにくい作品で、興行的には苦戦しそうな予感。日本公開日はまだ発表されていません。
"Gravity" の全米公開は11月21日。日本公開日はまだ未定ですが、WBのホームページでは今年公開予定に入っています。先日、テストスクリーニングがおこなわれたとのことで、そろそろ、いろいろ情報が出てくるかもしれないので、記事を新しくしました。写真はハッブル望遠鏡の資料写真。
これまでの記事、出演決定までが・・・。
http://blog.goo.ne.jp/serenity27/e/dee45c405d021276005d422c0b9e49b4
撮影開始後:
http://blog.goo.ne.jp/serenity27/e/c6c03b779451a98b31b565d5fdbd6b46
2012年11月16日 - 公開は9月が濃厚?
3回目のテスト試写がおこなわれているというのに、いまだに公開日が発表にならず、不安が募りますが、配給元のワーナーが、IMAXとの今後3年間で20本の映画上映の契約を結んだと発表し、その中で、来年の公開作品として、この"Gravity"が公開日は書かれないまま、8月と10月の公開作の間に挟まれていました。この作品をずっと追いかけているこちらのサイトでは、9月公開を意味するならば、秋の映画祭デビューが濃厚ではないか、と推測しています。
確かに、8月2日の"300: Rise of an Empire"と、10月18日の"Seventh Son"の間にポツンとタイトルだけ挟まっていますね。8月後半とか、10月前半の可能性もあります。9月は、ヴェネチア、テルライド、トロントという注目度の高い映画祭があるので、そこでデビューしてから全米公開、みたいな形だと一段と楽しみが。すでに完成しているならば、カンヌ映画祭という選択もあるかもしれませんけど、ストーリーが地味めなSFっぽいのでどうなんでしょうか。
3回目のテスト試写の反応はほとんど見つかりません。箝口令が厳しく敷かれているのか、それとも……。とにかく早く決まってほしいですね。
2012年9月23日 - 作曲家決定!
いよいよポストプロダクションの最終段階に入ったようで、オリジナル音楽の作曲家が発表になりました。
http://filmmusicreporter.com/2012/09/22/steven-price-to-score-alfonso-cuarons-gravity/
スティーブ・プライス。映画音楽家としてのキャリアはそんなに長くなさそうで、長編映画では「アタック・ザ・ブロック」ぐらいですね。音楽編集とかの部分的な役割はほかの作品でも果たしているようですが、せりふが少ないと言われるこの映画で音楽が果たす役割は大きいと思いますから、責任重大ですね。
プライスさん。
2012年5月15日 - 全米公開日が2013年に変更
残念なニュースです。ワーナーは、この映画の全米公開日を2013年に遅らせると発表。日付は未定です。テスト・スクリーニングの結果を受けての決定だろうと思いますが、ほんとに残念です。これで今年はサンディーの出演作が観られないということに。
http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=90219
大作映画の公開が延期になると、トラブルか?と騒がれるものですが、こちらのサイトでは、単にマーケティング戦略だろうと推測しています。もともと大作・賞レース参加作品がどっと公開になる秋~年末ですが、ワーナー自体も『ホビット』の公開をすぐ後に控えているほか、他社も多数公開予定だから、ということ。それが理由ならいいんですが。
2012年5月5日 - 5月3日のテスト・スクリーニングの反応について
テスト・スクリーニングは5月3日におこなわれたようです。このテスト・スクリーニングというのは、映画関係者以外の、できるだけ一般の反応を知るために、適当な映画館の近くで、情報をあまり明かさずにチラシを配るらしいです。日本でもたまに題名を伏せて試写をおこなうことがありますが、それは映画ブロガー対象が多いような気がします。今回の場合、どこまで情報が事前に明かされていたのかは不明ですが、このスクリーニングの前々日ぐらいに、ツイッターで「"Gravity"のテスト・スクリーニングに招待された」というつぶやきを見ましたので、想像できる程度には明かされていたのかもしれませんね。ほんとうは、こういう感想は公表しないという条件で試写をしているはずなのですが。
いくつかのサイトに感想が出ていますが、このサイトにそれがまとめられています。
内容についてのネタバレに抵触しそうな部分がないとは言えない……というか、ストーリーについてのネタバレはありませんが、どういう感じかと言う点でまったく白紙で映画の完成を待ちたい方は、上記のリンクにはいかないほうがいいかもしれません。これから書く部分は、それぞれの感想の中でネタバレにならない(と私が思う)情報をまとめたものです。
a) テスト・スクリーニングされたプリントは、半分ほどしか視覚効果が完成していないもので、サンドラを吊り下げているワイヤーが見えていたり、3D変換用のキューブ(?)や、プレビズが残っていたりするショットがたくさんあった。
b) それでも、この映画の完成時の出来のレベルがものすごく高いものであることは想像できる。
c) ストーリー自体はとてもシンプル。宇宙船が破壊され、地球に戻ろうとする話。
d) 各ショットは長いが、長く感じさせず、主人公の視点かせのショットも多い。すべてがリアルで興奮させられる。
e) サンドラとジョージ・クルーニーの相性はとてもいい。クルーニーはコミカルな役回りで、予想より出番が長い。が、80%はサンドラのみ。
f) サンドラは、顔のクローズアップのシーンが多く、セリフなしでよく感情を表現している。モノローグの部分もとてもよく、恐怖や絶望感がよく伝わってきて説得力がある。最後の15分はとくにすばらしかった。
g) 臨場感あふれる映像。撮影、音楽、演出がとくに素晴らしい。(←IMDbに音楽がまだ出ていないのですが、誰なんでしょうね。)
h) (完成後の)評価おそらく二分されるだろう。「傑作という人と、独善的で退屈、と思う人」に分かれると思う。賞ノミネート予測としては、視覚効果、作品、監督、編集、撮影。大ヒットすれば、主演女優賞もアリ。
こんなところですかね。もちろん、否定的な反応もあり、「最悪の映画!」とつぶやいた人がいますが、私は、この段階の試写で映画を「最悪」と決めつける人の評価はまったく気にしません。そういう人はたぶん、しょっちゅう「最高」とか「最悪」とか言っていると思います。また、絶賛している反応のほうも、この段階では7掛けぐらいで考えたほうがいいかと思いますね。最終的に編集でどう変わるか、3Dになればどう変わるのか、まだまだ分かりません。
ただ、ちょっと安心したのが、とんでもない映画ではなさそうなこと、サンディーの演技がよさそうなことです。彼女がオスカー後に慎重に作品を選んだのか、たまたまこうなったのかは定かではありませんが、私の推測としては、ルイ君を第一に考えたうえで、まずは拘束時間が少ない助演作を選び、さらに、すべてがスタジオ撮影の作品を選んだ。もちろん、内容を気に入らなければやらなかったでしょうけど、"Gravity"に関しては、長いキャリアの中でも初体験のタイプの作品を選び、楽な道を選ばなかったことに対しては、口うるさい映画ブロガーたちも、評価しているようです。
ホッとしたので(笑)、とにかく予告編が楽しみです。私の予想の、『ダークナイト・ライジング』の全米公開時、というのが当たるかどうか……。私はそれまでにキュアロン監督作の勉強をします。
アルフォンソ・キュアロン監督 「オレはゲージツ家だ!」
エマニュエル・ルベツキ(撮影監督) 「オスカー5連敗中なう」
ジョージ・クルーニー 「小遣い稼ぎのつもりだったけど、頑張ったよん」
サンディー&ジョージ(&ビル・プルマン)in 1995 「こんな昔からオトモダチ」
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リアルタイムに進む映画というのも楽しみだなぁ( U+FF07∇U+FF07)
アニメってのは少し違うのかな?
まぁまだ視覚効果はこれからですよね。
今までにないサンディ、待ち遠しい!
すごく詳しく感想を書いている人は、「視覚効果部分をのぞけば、あとは全部そのままのはずだ」と主張していますけども。
で、ワイヤーでつるされたサンディーを見てみたいと思った私はちょっと変?(笑)
Blu-Ray/DVDの特典映像に含まれそうな気がして、それがちょっと楽しみです。
毎日気をつけていますが、まだ新しい公開日は発表にならず・・・。
IMDbでワーナーのラインナップをざーっと見ると、来年夏はギャッツビーとかハングオーバーとかマン・オブ・スティールとか300とか、忙しそうなので、やっぱり秋ですかねえ。
で、この映画のVFXのデジタル・コンポジターという仕事をしているエリーさんという人が、21日に、「昨日で星や宇宙服や宇宙飛行士のサンドラとジョージを見るのは終わり」とつぶやきました。
https://twitter.com/EllieMeure/status/249049893023383552
ということは、そろそろポストプロダクションの最終段階かも。年内にポスターか短い予告でも見られるといいですね。
おそらく前回同様に、無作為に招待券を配っての試写かと思われますが、その反応で公開時期を決定するんでしょうか。
9月末に、編集の人に「予告編とか公開日はまだですか?」とツイッターで聞いてみたところ、「ちょうど話し合ってたとこだけど、何も言えないんだよ」という返事がありました。この編集の人、見ず知らずの私にたいていちゃんと返事をくれます(笑)
試写の反応などが分かれば、また記事にします。
https://twitter.com/dankanemoto/status/253345824027848704
「壮大な設定での壮大なドラマ。(完成すれば)生涯最短の宇宙体験になる」
https://twitter.com/nathanfackrell/status/253360099798683649
「その素晴らしさと感動は言葉にならない」
こちらはIMDbのメッセージ・ボードへの書き込みです。
http://www.imdb.com/title/tt1454468/board/thread/205245687?d=205265445&p=1#205265445
「完成版に近いと思った。(主催者側からは)VFXと音楽はまだ調整が必要だと言われた。それでも、VFXは素晴らしいと思ったし、実際に宇宙にいる気になった。(中略)ほぼノンストップ・アクションと優れた特殊効果が好きなら、きっと気に入る」
同じ人が、演技について感想を聞かれ、
「サンドラの演技は素晴らしかった」と答えています。
この映画には数社がVFXで参加しているようですが、その中のFramestoneという会社が、最近、こんなつぶやきを。
https://twitter.com/Framestore
最初に、今手がけている数作品を列挙し、その後、
「どうやらキュアロンの"Gravity"が最初になりそう。素晴らしい出来」とつぶやいています。
列挙した作品の中で、公開日が発表になっていて、一番早いのが「アイアンマン3」で、5月3日です。それより早いということは、夏の大作公開でもなく、後半の賞レースをにらんだ公開でもない、ということになってしまいますね。
早く観たいですが、4月に「The Heat」が公開されるので、これは秋かな、と思っていたんだけど・・・。
早く決まってほしいですね。
http://www.ropeofsilicon.com/alfonso-cuarons-gravity-silver-linings-playbook-and-more-in-todays-mpaa-ratings-bulletin/
PG-13の理由は、「緊迫した危機的場面、不穏な映像、強い表現のため」とのことです。
レーティングが付いたということは、ほぼ完成版をMPAAは観たということでしょうから、予告編間近と考えていいでしょうかね。
https://twitter.com/Framestore/status/266934102995898368
「たった今、"Gravity"を納品。わが社で手がけたなかで最大かつもっとも複雑なプロジェクトだった。シャンパンで乾杯!」
公開については、この会社では分からないようですが、まもなく公式発表があるんじゃないかと言ってますね。
今完成なら、年末公開にしておいてもよかったのかも~とも思いますが、配給会社のスケジュールの問題もあるでしょうし・・・。
とにかく早く何か観たいです。
https://twitter.com/IndieFocus/status/268213024429580288
このつぶやいた人は、たまたまいたシネコンでおこなわれていたようだ、とのことで、出てきた人たちは気に入っていた様子、と書いていますね。
このテスト・スクリーニングでいよいよ公開日が決まるんでしょうか。
http://blogs.indiewire.com/theplaylist/wally-pfisters-transcendence-alfonso-cuarons-gravity-go-imax-jupiter-ascending-all-you-need-is-kill-in-3d-20121115