息子の最後の試合を見に行ってきました
実は仙南大会で部活ともおさらばだーと喜んでいたのですが、
本人が3回 的に当てて団体戦も個人戦も県大会出場となったのだと、複雑な顔で帰ってきたのは先月の事でした。
ならばせっかくだから一度くらいは息子の袴姿を見ておこうと母を伴い行ったのですが、なかなかの感動でした。
土日は暑かったですね
見事に日焼けしてしまいました
初めて見る競技なので、どこからどのように観戦するのかすらわからず、とにかくただひたすら暑い中立って待ってました。
これは的の位置を修正している様子です
砂に水をかけ、固くし表面をほうきで直し、きちんと間隔を図り、水平も見、弓を射る側からも確認するので、時間がかかりました。
その後 いよいよ選手が入場
全員すり足、静かに入場、一礼し位置に着くその動作がなんとも厳かで美しかったです。
1校5人 4矢射るのですが、的に当たると、応援の生徒さんたちが「よぉしっ!!」と掛け声をかけます。
会中((かいちゅう)的の真ん中に当たること)すると拍手がおきます。
そんなルールもあとで知り、母と私は目をパチクリするばかり
息子は調子が上がらず1回しか的に当てられなかったのですが、他の子が頑張り
2回戦へ進みました
が、思ったより成績が振るわなかったようで、ミーティングは厳しい感じでした。
ちょっと、元気がありません。。。
的に矢が刺さっているところを横からパチリ
この矢を 「矢取り」と呼ばれる子たちが、1的を1人ずつ担当し、抜いて控室に運びます。
その時にちゃんと砂で汚れた矢を雑巾で拭いていて感心しました。
息子が「今日は矢取りだぁ」と言っていたことがありましたが、こういうことをしていたのですね。
他にも、判定がわからない時、矢取りの子達は的の前で片膝をつき皆同じ向きで同じ姿勢で矢を抜かず、判定が定まるまでじっと待っているんです。微動だにせず!!
ダラダラしている生徒さんはいません、さすが高校生!
的も初めて見ました
結構穴が・・・^^;
休憩のあと、2回戦でしたが、残念ながらその先へ進むことはできませんでした。
翌日は個人戦
男子で県大会へ進んだのは息子一人だったので、少し緊張しているようでした。
他の生徒さんより射るのが早い
でも2回戦へ進出できました。
2回戦も2度 的に当てたのですが、残念ながら3回戦へは進出ならず
3年間の部活にピリオドが打たれました。
本人は少しだけ、会中できなかったことが残念だったようですが
それ以上に やりきった感が大きかったようです。
入部したての頃、体が細すぎて、いつまでたっても矢を射ることができず
何度も悩む姿をみて、やめてもいいと言ったのですが、本人はあきらめず、
筋トレを休まず続けたり、走ったり、懸垂や握力強化をずっと続けてここまできたので
私も爽やかな気持ちで終えることができました
継続は力なり
母も厳かな試合の空気感に
最後の孫に良いものを見せてもらえてよかった、いい部活をしたね
と言われ、嬉しかったです。
弓道っていいですね。