低層住宅のおよそ7割の外壁に使われている窯業系サイディング。
その出荷量の過半を占める「12mm厚」の製品が、早ければ今年中
にも生産中止になりそうです。
すでに生産済みの在庫品は新規格の対象外だが
「規格を満たさない製品は市場原理で売れなくなる」とみる関係者
もおり、そう遠くない将来、市場から姿を消す可能性が大きい。
4月末にJISの改正原案がまとまり、日本窯業外装材協会も
「JIS規格改正のしおり」を発行して周知を図るなどの対応に
乗り出した。
これまでの改正は、主に生産や仕様の合理化などを目的とした
ものだったが、今回の改正のベースには『環境への対応』という
大きな目的があるようです。
一度、使った材料はできるだけ長持ちさせて廃棄物の
発生も抑制するためではないでしょうか?
この目的を受けて厚みを増すという方針が明確になった。
「厚みは耐久性をはじめとする様々な性能に波及し、
大まかに言えば、厚さと性能は比例する。
12mmのサイディングが主流の会社にはマイナスもあるが、
業界全体の責務ということで踏み切ったという見方もできる。
ただし、サイディング工事のおいて、今回の改正に対して
「コストUPなどのしわ寄せをどうのようにして対応していくか??
これ以上の圧迫は施工品質の劣化につながりかねない」という声も出ている。
これから来年にかけて、厚みの増加に伴うコスト増をいかに
吸収するかなど、現場レベルで解決しなければならない
課題も出てきそうだ。
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