生体腎移植を巡る臓器売買仲介事件で、臓器移植法違反(売買の禁止)などの疑いで警視庁に逮捕されたクリニック院長・堀内利信容疑者(55)は、臓器提供者(ドナー)に決まった元暴力団組員・坂上文彦容疑者(48)と1回しか会わずに、養子縁組していたことが捜査関係者への取材でわかった。
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生体腎移植手術が予定されていた東京都板橋区の病院は、7歳差の2人の親子関係を不審に思い、通常は1回しか開かない倫理委員会を2回開催したが、最終的には手術を了承していた。
捜査関係者によると、堀内容疑者は2009年12月、東京都江戸川区内のファミリーレストランで、初めて坂上容疑者と会った。2人を引き合わせたのは、坂上容疑者をドナーとして紹介した暴力団組員・滝野和久容疑者(50)。坂上容疑者が適合検査の結果、ドナーの条件を満たしたため、顔合わせをしたという。
堀内容疑者は10年1月に坂上容疑者との養子縁組を行っており、2人が親子になる前に会ったのは、この一度きり。その後、正式な検査の際に再会したが、事件の過程で2人が顔を合わせたのも2回だけだった。
(2011年6月28日14時35分
読売新聞)
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