日々徒然 正和流

岡山で体術、居合術、気功術を修練しています。
http://seiwaryu.wixsite.com/seiwaryu

師匠

2016-03-09 00:02:31 | 日記
私の体術の師匠は若いころ蹴り技が得意だったと聞きます。

武術と気功一筋の人生はは苦労が大きかったようです。
私が出会った頃は頻繁に中国へ出かけて気功の師の元で修業をしておられました。

私はいつも力み過ぎを注意され、力を抜け、お前のはまるで空手だと言われていた事も今となっては良い思い出。
空手家だって上手い人は力みが抜けている訳で単に自分が不器用だっただけですが・・・・。
師匠は若いころ料理人をしていたので時々料理を振る舞ってくれました。
考えてみれば私のまわりには先輩や後輩を含めて料理が上手い人が多かった。
武術と料理も相通ずるところがありそうな気はします。

師匠と自分と何が違うかと言えば身体能力もさることながら最も違うのは脳だと思います。
単に頭が良い悪いでは無く脳の働きが頗る右脳的。

技が正確で無駄が無くうまいのは当然ですが、失敗した時の立て直しの速さは私からすると神がかっています。
とても真似出来ませんねえ・・・。
実戦の際には無意識にやったことの無い技が勝手に出てきたり・・・
後にその技をやろうとしても再現出来ない事が多いようです。

体が脳化してるとでも言うのでしょうか、実戦の場で技を考えていては間に合うわけがないと言い切る師匠。
まだまだ背中を遠くから追いかけている状態です。

道は遠し・・・
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