師匠から指導を受けたかいがあってこの一年三ヶ月程で気の感覚は飛躍的に高まりました。
師匠から教わる事で基本動作の意味もだんだんと分かってきました。
なるほど同じ動作をやっていても感性が追い付いていないとただのラジオ体操程度の認識しか得られないものなんだなと・・・。
稽古の前に体をほぐすためにしかやっていなかった基本が、いまや毎日行う事が日課となってしまいました。
感覚というのは日々変わっていくので刺激にあふれています。
飽きが来ない。
感覚が研ぎ澄まされてくると今までは想像するしか無かった事が実感を伴って分かってきます。
おかげで最近やっと気の入力と出力について大きな気付きを得る事が出来ました。
このようにすれば気は入力され、こうすると出力される・・・。
20数年間毎日やって来た基本動作ですが知らないと言うのは本当に恐ろしい事です。
しかし知らないながらも長い期間の蓄積が正しいやり方を知った時に、それが即土台へと変わる面もあるのだと感じています。
意味は分からなくてもやらないよりはやっておいた方が役に立つ場合があるという事ですね。
とにかく面白くなってきたところです。
5月に毎日三千回行うようにと言われた基本功もなんとか続いています。
効果を実感するからこそ大変な回数であってもやめられない。
動作自体は誰でも出来る簡単なもの。
それでも気の感覚が無ければ義務的な毎日の日課は苦痛なだけでしょうが幸い毎日刺激的です。