晴走雨読

涙の長野マラソン その2

宿坊は隣の部屋との仕切りがふすま一枚だけ。

なので隣の部屋の物音が丸聞こえです。

隣室のおばちゃん2人組は夜12時頃までずーっとしゃべってました。

翌朝は5時に目覚ましかけて支度をドタバタ。

善光寺の朝参りがあるので宿坊の朝が早いのはしかたないのですが・・・・

すっかり寝不足でした。



我々は朝6時に朝食を食べて7時に宿をでました。

車で15分ほどでスタート会場の長野運動公園に到着。

私だけここで降りてカミさんはそのまま車でゴール会場に近い駐車場に向かいました。




スタート会場。

プール・体育館・陸上競技場・野球場など揃ったすげー広い運動公園です。

荷物預けもスムーズで問題なし。トイレも陸上競技場の既存のトイレが空いていました。


心配された天気も薄日がさしてきて雨の心配はなさそう。

そして8時30分スタート!

コースはまず長野駅の方へ向かいます。それから善光寺方面へ。

道幅はあまり広くなく、混雑してなかなかペースが上げられません。

沿道の応援はかなり多くて声援も凄い。

特に善光寺の正面の参道を駅方面に行く緩い下り坂の所は両側にびっしりの応援で最高の気分!

これが長野マラソン人気の秘密か?

ただ沿道の応援も市街地だけで、郊外にいくと徐々に減ってきて堤防道路に出るとぱったりなくなりました。

まあこれはどの大会でもそうですから仕方ないですね。

長野オリンピックのスケート会場エムウエーブの中をぐるっと回って折り返すと向かい風になる。

ちょっといやな空の色になってきたなと思うと、20キロ付近の五輪大橋で突然強風と大粒の雨、ほとんど暴風雨状態!

有料の高架道路なのでまともに風を受けてしまうし、しかも上り坂。頑張ってもほとんど前に進まない状態。さらに全身ずぶ濡れ。

ここで完全に心がポッキリ折れてしまいました。

あとはひたすら雨風に耐えるだけ。時計を見る余裕もなくタイムも気にせず。

25キロ過ぎからは千曲川の堤防道路になり、吹きっさらしの河川敷はさらに向かい風が強くなります。

単調で応援もほとんどいない堤防道路を延々と走らされ、距離的には10kmほどですが果てしなく長く感じました。

ほとんど低体温状態に近かった。

途中、高橋尚子さんがスゲー元気な声で大集団を従え追い越して行きました。

多分キロ6分ペースくらいだったと思います。私もちょっとだけ元気をもらいしばらく付いていきましたが、すぐに離されてしまいました。

35キロ付近で堤防道路を折り返し反対側の堤防道路へ。

追い風になったのはいいのですが雨が止み太陽が出てきて今度は急速に気温が上がってきて更に体力を奪われます。

ずぶ濡れだったウエアはあっという間に乾いて、今度は汗が噴き出してきました。

そして段々足に異変が。右足のヒザに痛みが出てきました。

痛み自体はさほどでもないのですが、ヒザに力が入らない感じで全くスピードが出ません。

遂に38キロで完全に終了。


あとは歩くようなスピードで走ったり歩いたり。コールドスプレーでちょっと復活したりしてなんとかゴール。

前夜に善光寺の仏足石にお参りしたのはなんだったのか。反対に仏罰が当たってしまったのか?

ま、神仏頼みはだめって事でしょうね。



ゴール直前、意識朦朧としてるおっさん。





ゴール会場の南長野運動公園オリンピックスタジアム。

凄い豪華な施設です。

長野市内にはこんな凄い運動施設が5~6個所あり、まあオリンピックやったんだから当たり前ですが、施設の維持費は大変だろうなあと、大きなお世話ですが。

ゴール後は荷物を受け取り体育館で着替え、全くストレスなし。施設が充実してますからね。

スタートとゴール両方にエコパがある感じ、といったらクラウンメロンマラソンに出た人なら分かってもらえるかと。

ただ帰りのシャトルバスは渋滞で動かずかなりストレス。








今回、3年前のリベンジを期して望んだ長野マラソンでしたが、見事返り討ちにあってしまいました。

高低差の少ないコースで記録が出やすいかなと思ったのですが、現実はそう甘くはない。

特に延々と続く堤防道路には閉口しました。

印象的には半分くらい堤防を走っていた印象です。

長野マラソンではなく千曲川マラソンに名前変えた方がいいんじゃない?なんて思ったりして。
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