本当に大変な震災が起きてしまいました。お亡くなりになられた方々のご冥福をただただ祈るのみです。
津波の恐ろしさを改めて思い知りました。新聞は毎日、被災地の痛ましい報道を掲載しています。その中にがれきと化した街にぼろぼろのアルバムが流れ着いた写真が目に留まりました。個人情報に配慮したのか、アルバムの中の写真にはぼかしがはいっていました。しかし、よく見ると、盆踊りや家族旅行、海水浴などの楽しそうな一こまが写っているのは分かりました。
私は従来、「カメラは時間を止められる唯一の道具」と思っていました。あの忌まわしい初期微動を感じた瞬間、私達の誰もが、「時間の停止を望んだはずです。アルバムの一こま一こまからそんな願いを感じとることが出来ました。
今回の震災は地震、津波、原発事故の三重苦です。地震と津波は天災ですが原発事故は人災です。この地震大国日本に55基もの原発があるとの事です。歴代の政府は、原発は安全でクリーンだと言い続けてきましたが、今回の事故はそれが真実でない事を証明しました。日本の原発をどうするか、国民規模で真剣に考える時が来た様に思います。
毎日のTV画面に釘付けになり、被災者の方々の気持ちを思うと自然に目が潤んできます。今、被災地は大変な状況ですが、春は必ずきます。明けない夜はないのです。