清野幸輝/Photo日記

徒然なるままに撮り歩いた、「水の景」「花の景」.......

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●ワイングラスの中には.....

2011-05-29 15:42:26 | 世の中のこと

                                                     

東日本大震災から2ヵ月半、季節は初夏。色とりどりの花々が舞い躍る躍動的な時季を迎えた。新聞は今も毎日のように、震災関連の記事で多くのページを埋めている。被災した人たちを思うと、華やかな彩の季節とは裏腹に心はモノクロームのように暗くなる。

つい先日東電は、震災の翌日あたりから1号機から3号機までメルトダウンしていた事を明らかにした。何故、今になってからの公表なのか、事実を捻じ曲げて国民や世界の国々を騙し続けようとする隠蔽体質にはあきれて物が言えない。

特に3号機はプルサーマルだから、プルトニュームの放射線が空気中に拡散していることが予想される。今までに公表された放射線はヨウ素とセシュームぐらいのものだ。実際はまだまだいろいろな核種の放射線が漏れ出ていると思われる。東電は勿論のこと、政府や学者も事実を隠蔽している。

プルサーマルは、プルトニュームが含まれたMOX燃料を軽水炉で燃焼させる。これは、普通の灯油ストーブで、灯油に少量のガソリンを混ぜたものを燃やすのに似ていて危険極まりない。今回の事故でそれが現実のものとなった。

プルトニュームは猛毒のα線を放出する。その半減期は2万4千年だから、ほぼ半永久的に環境を汚染し続ける。人体に入った場合、排泄機能によってその多くは体外に捨てられる。問題は、呼吸によって肺に取り込まれた場合だ。肺からリンパ節、骨、肝臓などの細胞を破壊する。肺の繊毛運動によって多少はタンとして体外に排出されるが、それでも骨には50年、肺や肝臓には20年にわたって悪さをし続ける。だから一生肺癌や肝癌のリスクにおびえなければならない。

このように、福島原発による恐怖がまだ現在進行形のさ中に、北海道の泊原発3号機のプルサーマル化の予定が北電から公表された。言語道断!泊原発の全炉を直ちに停止すべきである。今、世界は脱原発の方向へ急速に流れている。新しいエネルギー政策への移行を真剣に考える時が来た。

先日、陽気に誘われて、滝野スズラン公園を散策した。華麗なチューリップが美しさを競っていた。艶やかなワイングラスの中にプルトニュームの放射線が漂っているのでないかと思った。そういう心の芽生えが残念で仕方ない。

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